筋トレといえばプロテイン。最近は置き換えダイエットを手助けする存在としても知られ、ダイエッターやトレーニングマニアだけでなく、スキンケア効果や美容効果に女性からも注目が集まっています。
「プロテインがいいって聞くけど、実際にどんな効果があるのか知りたい」と思っている方は、本記事をご覧ください。今回は、プロテインの効果や種類、選び方を徹底解説します。
プロテインとは

プロテインは、英語で「たんぱく質」のこと。その名の通り、人間の身体にとって重要な栄養素である「たんぱく質」を効率的に摂取できる製品です。
一般的には、水や牛乳などで溶いて摂取する「プロテインパウダー」として知られています。
アスリートや筋肉をつけたい人は、1日に約100gの「たんぱく質」が必要とされています。たんぱく質は肉や魚、大豆製品などに多く含まれていますが、食事だけで必要量を摂取するのはとても大変です。
また、お肉や魚を積極的に食べると、油や砂糖も使うため余計なカロリーも摂取してしまいます。一方、プロテインなら「たんぱく質」は豊富に、糖質や脂質は控えめに、必要量を摂取できるのです。
プロテインの効果
プロテインを飲むことによるメリット
- 筋肉量が増える
- ホルモンバランスが整いやすくなる
筋肉量が増える
筋肉は、筋破壊と修復を繰り返すことで成長していきます。分かりやすく言い換えると、「トレーニングで筋肉に負荷をかけて筋肉が傷つき、修復される過程で筋肉が付く」のです。
筋肉の主成分はたんぱく質であり、修復過程ではとくに多く必要。
プロテインを飲むことで、豊富なたんぱく質を効率的に摂取できるため、筋肉が付くスピードも速くなります。
筋肉が増えると安静時エネルギー消費量を指す「基礎代謝」が上がり、太りづらく痩せやすい身体に。さらに運動によってカロリーを消費することで、効率良く脂肪を落とせるのです。
また、「運動後は疲労感が強く、十分な食事が摂れない」という方も多いでしょう。水や牛乳で溶かしたプロテインなら、水分補給をする感覚で「たんぱく質」を摂取できるため、小食の方にもおすすめです。
ホルモンバランスが整いやすくなる
プロテインの中には、「大豆イソフラボン」が含まれている「ソイプロテイン」があります。
「大豆イソフラボン」は、女性ホルモンのエストロゲンと似たはたらきがあるため、女性ホルモンを整えることにも期待できます。
ホルモンバランスは、加齢やストレス、不規則な食生活や生活習慣によって乱れがち。女性の場合は、生理不順や無月経、不妊などにもつながるため、日頃から規則正しい食生活や生活習慣が重要になります。
肉や魚、大豆製品などをバランス良く摂取している方は問題ありませんが、ついついコンビニ食などで済ませてしまう方も多いはず。
頭痛や不眠など、原因が分からない不調が続いている方は、知らず知らずのうちにホルモンバランスが乱れているかもしれません。まずは一杯のプロテインから始めてみませんか。
プロテインの選び方

- たんぱく質含有率で選ぶ
- 価格で選ぶ
- 味で選ぶ
- お腹を壊しやすい人はWPI製法で選ぶ
たんぱく質含有率で選ぶ
たんぱく質含有率とは、プロテインの中にどのくらい「たんぱく質」が含まれているのかを表した数値です。
たとえば「たんぱく質含有率:70%」のプロテインの場合、100gのプロテインを摂取したら70gの「たんぱく質」が摂れることになります。
こまめにプロテインを摂取できる方ならそれほどこだわる必要はありませんが、「ついつい飲み忘れてしまう」という方は含有率が多いものを選ぶと、1日に必要なたんぱく質を摂取しやすいかもしれません。
価格で選ぶ
プロテインは継続して飲むことによって効果を得られます。継続するためには、価格も考慮しておく必要がありますね。
プロテインは、グラム数や個数によって値段が異なります。長期的に飲み続けるなら、1袋ではなく、2〜3袋をまとめ買いするのがおすすめです。
味で選ぶ
プロテインは、商品によって味が異なります。継続して飲むためには、飽きない味であるのも重要なポイントです。
- バニラ
- ココア
- カフェオレ
- ヨーグルト
- ピーチ
- フルーツミックス
プロテインの中には、「フレーバーお試しセット」などの少量パックを販売しているメーカーもあります。味を重視したい方は、お試し用の商品もおすすめです。
お腹を壊しやすい人はWPI製法の商品を選ぶ
牛乳には乳糖と呼ばれる成分が含まれており、お腹を壊しやすい方は乳糖を消化しきれない「乳糖不耐症」が起こっている可能性も考えられます。
WPI(ホエイプロテインアイソレート)製法は、たんぱく質を抽出する「ろ過」精度が高く、乳糖を除去されています。「プロテインを摂取すると、お腹を壊しやすい」という方は、WPI製法の商品を選びましょう。
プロテインの種類

一口にプロテインといっても、大きく分けて次の3種類のプロテインがあります。
- ホエイプロテイン
- カゼインプロテイン
- ソイプロテイン
ホエイプロテイン
ホエイプロテインは、牛乳を原料としたものです。最もメジャーなプロテインとして知られています。
筋肉の主成分となる「必須アミノ酸」や「BCAA」を含んでおり、筋トレ後の筋肉修復に効果的です。
ホエイプロテインは体内への吸収が速いので、「筋肉をつけたい」「男らしい身体を目指したい」という方におすすめ。
カゼインプロテイン
カゼインプロテインは、ホエイプロテイン同様に牛乳を原料とするものです。運動後の疲労回復に効果的な「グルタミン」を含んでいます。
ホエイプロテインよりも体内への吸収はゆっくりですが、腹持ちがいいというメリットがあります。「小腹が空いて、ついつい食べてしまう」「ダイエットをしたい」という方におすすめです。
ソイプロテイン
ソイプロテインは、大豆を原料としているプロテインです。美肌・脂質代謝促進効果が期待できる「イソフラボン」が含まれているため、美容を気遣う方やホルモンバランスが崩れやすい女性におすすめ。
また、乳製品のアレルギーがある方や、乳製品を摂るとお腹を壊してしまう方にも始めやすいでしょう。
トレーニング中の方やダイエット中の女性必見! おすすめプロテイン4選

ここまで、「プロテインとは何か」という基礎知識、さらにその種類や選び方を確認しました。ここからは、おすすめのプロテインを紹介します。
My protein(マイプロテイン)

マイプロテインは、プロテインを始めとしたサプリメント、高タンパク食品、スナック類、スポーツウェアなどを手掛けるスポーツ栄養ブランドのひとつ。2004年創設以来、世界各国110か国以上で販売されています。
マイプロテインの製品は全て自社で開発しているため、他のプロテインよりコストを抑えられるのもポイント。
プロテインのラインナップは、ホエイプロテイン、ミルクプロテイン、カゼインプロテイン、ソイプロテイン、ピープロテイン、ビーガン、ベジタリアンなど、目的や体質、食嗜好に応じた豊富なプロテインが用意されています。
フレーバーは約60種類以上。選ぶのに迷うほどのラインナップの多さなので、自分に最適なプロテインがきっと見つかるはず。たくさんの種類の中から自分にあったプロテインを選びたい人におすすめです。
UNDEUX(アンドゥ)

都内や関西に展開している女性専用パーソナルジム「UNDEUX(アンドゥ)」が開発した女性専用のプロテイン。
美容効果の高いイソフラボンを効率的に摂取するため、乳酸菌の一種ラクトビオン酸を配合するなど、女性が嬉しいポイントをおさえています。
また、ダイエット中の置き換え食としてもおすすめ。食事を減らすとどうしても栄養が不足しますが、アンドゥのプロテインなら13種類のビタミン・ミネラル・食物繊維が配合されているため、栄養バランスも◎。糖質は3.13gと少ないため、糖質制限中でも罪悪感なく飲めます。
フレーバーはさっぱりとしたレモンヨーグルト味。ココアや抹茶など甘すぎる味が苦手な方にもおすすめです。
SAVAS(ザバス)

ドラッグストアなど、比較的手軽に手に入るザバス。
お菓子メーカーの明治が手掛ける国産ブランドのため、日本人好みのフレーバーが展開されています。
とくにチョコレートブランドとして知られる明治なだけあって、リッチショコラやココア味の飲みやすさは折り紙付き。
明治独自の造粒方法や配合で、飲みやすいだけでなく、溶けやすいのもポイント。シェイカーだけでなくグラスやコップでも簡単に溶かせて美味しく飲めるため、「シェイカーは持っていない」という方でも今日から始められますね。
Gold Standard(ゴールドスタンダード)

北米やヨーロッパ、オーストラリアなど主要20か国以上に展開しているゴールドスタンダード。
30年以上、スポーツ栄養学に基づいてアスリートをサポートしてきたブランドで、トレーニング経験者や上級者なら目にしたこともあるかもしれません。
脂肪と糖類を徹底的に除去し、加水分解によりさらに小さい分子となった高品質プロテインを使用。からだに素早く吸収される作りとなっており、筋肉を鍛える人におすすめのプロテインです。
ダブルリッチチョコレートを始め、ストロベリーやバナナなどの定番フレーバー、さらにピーチやスイカなど、普段なかなか飲まないフレーバーも。定番のプロテインは試し尽くした方におすすめです。
まとめ

この記事では、プロテインの効果や種類、選び方について解説しました。プロテインは、人間の身体にとって重要な栄養素である「たんぱく質」を効率的に摂取できるのが特徴です。
余計や脂質やカロリーを抑えて、必要な分だけ「たんぱく質」を摂取できるので、筋肉量を増やしたい方やダイエットを目的としている方にもおすすめです。