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【2023年最新】土地活用ランキング10選!お金のかからないアイデア・田舎の土地の面白い活用法も紹介

【2023年最新】土地活用ランキング10選!お金のかからないアイデア・田舎の土地の面白い活用法も紹介

土地は所有しているだけでは税金や管理費などの負担が増えてしまうため、活用して不労所得として利益を得たいものです。

しかし、土地活用は不動産投資の分野であるため「失敗したら損をしてしまうのでは?」「お金がかからない方法がわからない」と、苦手意識を抱いてしまうかもしれません。

「田舎は人気がなく土地活用は難しい」という声もあり、「自分の土地は使えないから放置」という人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、おすすめの土地活用法をランキング形式で10選紹介します。

また、活用法それぞれのメリット・デメリットや、お金のかからないアイデア、田舎の土地の面白い活用法、活用方法の決め方、土地活用業者の選び方も紹介していくため、未活用の土地を持っている方はぜひご覧ください。

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おすすめの土地活用ランキングベスト10【比較表】

今回紹介する土地活用法10選を難易度・収益性・節税の3つの項目をもとにランキングで紹介します。

順位活用法難易度収益性節税
1位アパート経営最高
2位等価交換
3位賃貸併用住宅経営
4位マンション経営最高最高
5位駐車場経営
6位事業用定期借地不安定
7位太陽光発電
8位コインランドリー経営
9位トランクルーム経営
10位土地信託

人気の土地活用法ランキングベスト10|活用法別おすすめの会社も

ここでは、人気の土地活用法10選をランキングで紹介します。それぞれの活用方法が人気である理由や特徴、リスクやデメリット、おすすめのパートナー会社もあわせて解説しますので参考にしてください。

1位:アパート経営

アパート経営
アパート経営が人気の理由・特徴・比較的安定性がある
・高収益
・税金対策もできる
・私設年金になる
アパート経営のデメリット・リスク・初期費用が大きめ
・空室リスクがある
アパート経営でおすすめの企業積水ハウス

収益性と節税効果が高く、値段を考慮してもおすすめしやすい土地活用が、アパート経営によって賃貸収入を得る方法です。30坪ほどの土地と、賃貸需要のある土地があれば効果的にはじめられる活用方法になっています。

賃住宅需要の高いエリアの土地に物件を建てれば、比較的長期に安定した収入を得るを得ることができます。また、建築物が建つことで節税対策もしっかりおこなえる点も大きな魅力でしょう。しかし、初期費用には相応の金額がかかることに注意しておきましょう。

また、アパートの土地活用で失敗しないためには、なるべく空室をつくらないことが大切です。空室による不利益の可能性を空室リスクといい、住宅需要のないような土地では高めとなります。空室リスクを意識した経営を心がけましょう。

アパート経営は儲かる?収入・支出と儲かるためのポイントを紹介

2位:等価交換

等価交換
等価交換が人気の理由・特徴・土地オーナーの初期費用が軽い
・課税の繰り延べ措置がある
・専門のデベロッパーが開発する
・ローンを組まずに事業ができる
等価交換のデメリット・リスク・よい立地でないとはじめにくい
・不動産の権利が複雑化する
アパート経営でおすすめの企業大東建託

等価交換とは、デベロッパー(開発者)となる業者が土地に建物を建て、完成後に土地と建物の一部の面積を土地のオーナーと交換する建築方式のことです。建築後の土地のオーナー保有面積とデベロッパーの保有面積を建築費用を含めて等価で分け合う形式となっています。

土地開発に必要な費用はデベロッパー側が負担するため、オーナー側は初期費用を大幅に抑えられる点がとても魅力的となっています。建築物の所有スペースに応じて利益も変わるため、権利関係の把握はオーナー自身もしっかりと行う必要があります。

立地に優れた土地であれば、等価交換を使ってオフィスビルなどを建て、賃貸経営をはじめることができます。建築に専門的なデベロッパーが担当すれば、膨大な専門知識を身につけなくとも土地活用が可能です。

3位:賃貸併用住宅経営

賃貸併用住宅経営
賃貸併用住宅経営が人気の理由・特徴・マイホームに賃貸部分のある住宅
・条件をクリアすると住宅ローン適用
・相続税対策と新しい家の確保を両立
・マイホームのローンを入居者に支払ってもらえる
・ライフステージに合わせた使い方
賃貸併用住宅経営のデメリット・リスク・普通の戸建てマイホームより高い
・空室リスクが大きい
賃貸併用住宅経営でおすすめの企業旭化成ホームズ

賃貸併用住宅経営は、一つの建物がマイホームと賃貸物件の2つで分かれている住宅を用い、賃貸収入を得る活用方法です。マイホーム部分が全体の50%あれば住宅ローンを適用でき、賃貸部分には普通の事業用ローンを適用できます。

賃貸部分で収入を得ることで、マイホームのローンを入居者の家賃から支払うことができ、賃貸物件であるため相続税対策の効果が高くなっています。賃貸部分を転用すれば2世帯住宅になるため、後々のライフステージの変化を見据えられる点も魅力です。

一方、普通の戸建てと比べると建築費用がマイホームより高い点には注意しましょう。また、アパートやマンションのようにいくつも部屋を持てるわけではないため、空室リスクは高い部類といえます。

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4位:マンション経営

マンション経営
マンション経営が人気の理由・特徴 ・長期安定の高収入
・アパートより家賃が高い
・相続税対策になる
・家族で建物を継承
アパート経営のデメリット・リスク・初期費用がアパートより高い
・空室リスクがある
アパート経営でおすすめの企業トーシンパートナーズ

マンション経営はアパート経営の費用や土地の規模感を大きくしたものといえます。高収益を狙え、アパートよりも建物の寿命が長く、家族に相続させる不動産として考えた場合にも優秀です。初期費用の高さも、相続税対策とみればメリットとしてとらえることもできます。

アパート同様に空室リスクが高いため、住宅需要の高いエリアの土地に物件を建てることが大切です。アパート向きのエリアとマンション向きのエリアはイコールとは限らないため、土地活用の開始前の立地調査はとても重要といえます。

初期費用は今回紹介する土地活用のなかでも最大規模であるため、まとまった自己資金が無ければ難しい選択肢となります。ランニングコストも決して軽くはないため、マンション経営を考える方は余裕のある資金計画を立てましょう。

5位:駐車場経営

駐車場経営
駐車場経営が人気の理由・特徴・初期費用が安い
・大きい土地が不要
・月極とコインパーキングの2種
・土地の転用が可能
・活用をはじめやすい
駐車場経営のデメリット・リスク・節税効果は低い
・価格競争が起きる
駐車場経営でおすすめの企業ユアーズ・コーポレーション

初期費用の安さから、駐車場経営は空き地の活用方法としても比較的メジャーなものになっています。車の駐車スペースと初期費用があれば開始できるため、狭い土地にもおすすめの活用方法です。設備が少ないため、他の用途への転用もおこないやすいです。

駐車場には大きく分けて、月ごとに決まった契約者から駐車料を得る月極駐車場と、不特定多数のドライバーから駐車料を得るコインパーキングの2種類があります。住宅地やオフィス街に近い土地に向くのが月極駐車場、駅前や商業施設の近くなど交通量の多い場所に向くのがコインパーキングです。

デメリットとしては、建物ではないためアパート・マンション・戸建て経営と比べると相続税などの節税対策は低めである点です。加えて近隣に競合ができてしまうと需要が低下するため、競争にならないような土地の選択も重要になります。

土地活用として駐車場経営はあり?メリット・デメリットを解説

6位:事業用定期借地

事業用定期借地
事業用定期借地が人気の理由・特徴・土地を事業者に貸す
・10年単位で賃料を得る
・長期契約で節税効果
・初期費用がほとんど不要
・手間がかからない
事業用定期借地のデメリット・リスク・借り手がつきにくい
・土地転用が難しい
事業用定期借地でおすすめの企業東新住建株式会社

土地をそのまま事業者に貸し出す事業用定期借地は、土地の持ち主の手間をかけずにおこなえる活用方法です。コンビニやスーパーなどの商業施設用地として土地を期限付きで貸し出し、その土地代を受け取ることで利益を得ます。

初期費用も要らず契約終了後は土地を更地にして返却してもらえるため、土地の持ち主は貸し出しをおこなうだけです。そのため、経営や管理の手間をかけずに活用ができます。さらに駐車場や太陽光発電パネルよりも安定して比較的高めな利益を得られるため、人気がある活用方法です。

デメリットは、そもそも立地がよくないと借り手がつかない点です。交通量や人口の少ない土地からコンビニ事業者に事業用定期借地のオファーを出しても、契約にこぎ着けることは難しいといえるでしょう。また、契約期間中の土地転用は不可能です。

7位:太陽光発電

太陽光発電
太陽光発電が人気の理由・特徴・太陽光パネルの設置で始められる
・売電で利益を得る
・自家消費も可能なため節約も可能
・交通量と需要に左右されない
・経営に手間がかからない
太陽光発電のデメリット・リスク・今後売電価格が下がると予測
・自然災害に弱い
太陽光発電でおすすめの企業東建コーポレーション

交通量も需要も関係なく利用できる活用方法が、太陽光発電です。敷地に太陽光発電パネルを敷き詰めて発電し、得られた電気を電力会社に売却することで利益を得ます。設置に関しては人的な要因に左右されにくいですが、太陽光のあたる場所でないと活用が難しいとされています。

しかし太陽光発電は、太陽光パネルを設置するだけで始めることができるメリットがあります。賃貸や店舗とは違い、サービスをおこなうわけではないため、経営に意識を向ける必要もありません。

一方、太陽光発電による売電価格は年々低下傾向にあります。太陽光発電パネルの寿命は25年から30年といわれており、寿命内で黒字化できないと初期投資費用を回収できません。問題なく発電できた場合は回収が可能な見込みでも、自然災害にも弱く、メンテナンスにも費用がかかります。

8位:コインランドリー経営

コインランドリー経営
コインランドリー経営が人気の理由・特徴・比較的小型の土地で可能
・住宅地に需要
・相続税対策になる
・アパート経営より手間がかからない
・人件費がかかりにくい
コインランドリー経営のデメリット・リスク・収益性は高くない
・競合他社が生まれやすい
コインランドリー経営でおすすめの企業ピエロ(株式会社センカク)

コインランドリー経営は、比較的小規模の建物が建つ土地であればはじめることができます。住宅地に近い土地にはコインランドリーの需要があるため、そういった土地を持っている方におすすめです。

建物を建てるため固定資産税や相続税対策になる点が大きなメリットといえます。また、建物と洗濯機・乾燥機があれば経営ができるため人件費がかからず、店舗経営としては比較的低コストでおこなえる点が魅力的です。

一方、コインランドリーは収益性があまり高くはなく、初期費用を回収するまでには時間がかかることに注意しましょう。駐車場などと同じように、競合他社の存在によっても利益が下がってしまいます

土地活用でコインランドリーを経営するのはあり?メリット・デメリットを解説

9位:トランクルーム経営

トランクルーム経営
トランクルーム経営が人気の理由・特徴・屋内型と室内型の二種類
・初期費用がかかりにくい
・ランニングコストが低い
・建物や駐車場に向かない土地でも活用が可能
トランクルーム経営のデメリット・リスク ・節税効果は低い
・収益性は低い
トランクルーム経営でおすすめの企業 株式会社デベロップ

物置を貸し出すトランクルーム経営も少ない初期費用ではじめられる活用法です。屋内型室内型の二種類のトランクルームがあり、土地活用の観点では屋外にコンテナを設置する屋外型トランクルームを利用することが一般的です。

トランクルーム経営はアパートやマンション経営よりもコストが少ないため利回りが高く、住居や店舗経営と違って騒音や交通の利便性を問われにくい点がメリットです。コンテナを設置できればよいため、駐車場や賃貸に向かない土地でも活用可能なのが魅力的です。

ただし、コンテナは建物ではないため固定資産税などの税優遇はアパートやマンションの経営よりも少なく、利回りは高いものの収益性そのものはあまり高く見込めない点を注意しておきましょう。

10位:土地信託

土地信託

土地信託が人気の理由・特徴

・土地を信託銀行に預ける
・不動産投資のプロに活用を任せられる
・建物付きで土地を返却される場合も
・土地の所有権が残る
土地信託のデメリット・リスク・自力で運営するよりは収益性が低い
・土地信託できない土地がある
土地信託でおすすめの企業大手の信託銀行
三井住友信託銀行三菱UFJ信託みずほ信託銀行

不動産投資のプロに活用を任せる活用方法が、土地信託です。オーナーは信託銀行などの信託会社に土地を貸し出し、信託会社がその土地をアパート経営などの土地活用に用います。そうして得られた利益の配当が、オーナーの利益となります。

土地の権利はオーナーのもとに残ったまま運用はプロに任せられるため、手間がかからず収益を得ることができます。契約終了後に建物付きで土地を返却される場合があるため、そのまま利用するかどうかを考えたうえで契約しましょう。

土地活用をプロに任せることから、収益の100%は手元に残りません、また、事業用定期借地と同じように、立地が良くなければ契約が結べない可能性が高いことに注意しましょう。

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【条件・立地別】おすすめの土地活用方法

条件や立地によって向いている土地活用は異なります。以下の表では、条件・立地別におすすめの土地活用をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

条件・立地おすすめの土地活用
住宅街にある土地・戸建て賃貸経営
・賃貸併用住宅
・駐車場
繁華街・駅近くの土地・アパート経営
・マンション経営
・コインパーキング
田舎の土地・太陽光発電
・トランクルーム経営
・貸し農園
郊外の土地・トランクルーム経営
・アパート経営
・マンション経営
訳のある土地・駐車場
・自動販売機
・看板設置
広大な土地・事業用定期借地
・建築協力金
・老人ホーム経営

アパート・マンション経営、駐車場、トランクルームは、さまざまな条件・立地であっても、土地活用しやすい方法といえます。

ただし、条件や立地を細分化すると、上記でご紹介した土地活用でも失敗する可能性があるため、土地活用の実績やノウハウが多い業者を探し、相談することが大切です。

【目的別】おすすめの土地活用方法

目的によっても、おすすめの土地活用方法は異なります。

目的おすすめの土地活用
税金を抑えたい・戸建て賃貸経営
・アパート経営
・マンション経営
初期コストを安く済ませたい・事業用借地権
・等価交換
安定収入を望んでいる・郊外型店舗経営
高収入を目指している・事業用定期借地
田舎で土地活用したい・太陽光発電

郊外型店舗経営は、賃料単価が高く設定されている土地活用のため、おのずと収益性が高くなります。こうしたメリットがありながらも、店舗の売上が落ちた場合、退去するリスクがあるだけではなく、テナントが決まりづらいデメリットもあります。

「どの土地活用がよいのかわからない」「目的を決められない」と悩んでしまうときは、土地活用の専門家に相談するところからはじめましょう。

土地活用をおこなう5つのメリット

土地活用をおこなう主なメリットは以下の通りです。

・節税対策になる

・相続対策になる

・安定した収入を得られる

・資産運用によりインフレ対策ができる

・近隣住民とのトラブルが回避できる

それぞれのメリットごとに、最適な土地活用も変わっていきます。

節税対策になる

土地活用をおこなうことで、節税対策ができます。土地が更地の場合と建物がある場合を比べると、建物がある場合のほうが固定資産税が下がるためです。たとえばアパートやマンションの経営は副収入を得ることと同時に、節税にもつながるのです。

しかし、建物がない場合の土地活用では節税の恩恵を受けにくいことに注意しましょう。

相続対策になる

土地をただ所有していて、家族や親族に相続させた場合は減税効果を得ることができず、多くの相続税を収めることになってしまいます。しかし土地に建物を建てることによって、相続税評価額や固定資産税が減額できる仕組みになっているため、相続対策としても土地活用は有効です。

放置されているだけの土地はいわゆるマイナス資産であるため、新たな利益は生むことはできません。負債も同然の状態での相続を避けたい、という方は収益の得られる状態で土地活用をおこない、プラス資産として相続させることを考えてみましょう。

ただし、これらは上記の節税対策と同じように、土地の上に建築物が建っている場合に限り使用できる減税効果です。建物を使う土地活用で収益の見込めない土地の場合には、安定収入源として相続させるか、売却を考えることになります。

安定した収入を得られる

何にも活用されていない土地では、税金だけかかってしまい利益は発生しません。しかし税金や管理費などの出費がかさむばかりの未活用土地でも、活用をおこなえば収入を産み出すことができます。

土地活用の種類ごとに、適切な立地や土地の規模も変化しますが、適切に活用できれば安定した収入を得ることが可能です。

儲かる土地活用おすすめ10選|成功のためのコツやリスク・注意点を解説【専門家監修】

資産運用によりインフレ対策ができる

インフレ中はお金の価値が下がりますが、土地や不動産は現物であるため逆に価値が上がり、資産を維持しやすくなります。

また、一般的に家賃もインフレの影響を受けることもありません。賃貸収入を得るタイプの土地活用はインフレ下における収入源の確保にも向いています。

近隣住民とのトラブルが回避できる

土地をそのまま放置していることによって発生するデメリットは、経済的な問題だけではありません。土地は基本的に自然のなかにあるもののため、放置しておくと雑草が生え広がったり、野良猫のような動物のたまり場になって近隣住民に迷惑をかける場合があります。

また、空き地は不法投棄者のターゲットにもなります。ゴミで散らかされたり、そのゴミが原因で動物が寄ってきたりしてしまえば、より無秩序な状態になってしまうでしょう。不衛生で犯罪リスクも高い土地が近隣にあることを喜ぶ人はいません。

さらにこうしたことが原因で近隣とトラブルになることで、そのあとの近所付き合いがしづらくなる場合もあります。土地を正常な状態に保つために、業者に管理を委託できる土地活用をおこなうことも考えておきましょう。

自分にあった土地活用法を決める6つのポイント

土地活用にはさまざまな種類がありますが、何を基準に自分に最適な土地活用法を選べばいいのか、不動産投資の初心者にはわかりにくいものです。そこで、土地活用法の選び方のポイントを紹介します。

・土地の立地・特性

・初期費用・自己資金の割合

・長期的な収益性

・建築のしやすさ、建ぺい率と容積率

・リスクを把握する

・節税になるか

土地の立地・特性

最適な活用方法というものは土地によって変わります。「マンション経営が儲かるからマンション経営にする」というような安直な考えで決めてしまうのは危険です。

土地活用を選ぶ際には、土地周辺の状況やニーズに特性に合わせた方法を選ぶことが大切です。適切な活用方法を選ぶことで高い収益性が得られるため、活用方法と自分の土地との相性を考えて検討しましょう。

また、都市計画法によって市街化区域市街化調整区域や、用途地域によって土地の活用方法は限られている場合があります。さらに、所有する土地が農地の場合は農地としての活用以外に大きな制限がかけられる場合があるので、土地の法的な枠組みについては、市区町村役所やHPなどで確認しましょう。

初期費用・自己資金の割合

初期費用と自己資金には余裕をもって土地活用をおこないましょう。自己資金に余裕がなければ、駐車場経営や等価交換のような低コストな活用方法がおすすめです。

高い収益性が得られるからとマンションに高額な初期費用を投じてしまえば、空室や家賃滞納などのトラブルでローンが回収できない場合のような想定外の出費が起きたときに経営が破綻してしまいます。自己資金があまりない状況なら、高額な初期費用が必要ない活用方法を選ぶようにしましょう。

土地活用は不動産投資の一種です。無理のない資金計画で活用をおこなうことは、基礎的な考え方といえます。土地活用が不動産投資である以上はリスクは避けられないため、余剰資金がある状態で始めることが大切です。

長期的な収益性

土地活用では長期的な目線で資金計画や経営を考えていく必要があります。不動産投資は初期費用の回収まで比較的長い時間のかかる分野の投資であるため、目先の利益や机上の空論だけで動くことはさけましょう。

資金計画を練る段階で万全な準備をしたつもりでも、マンションの場合は修繕費太陽光発電パネルの場合はメンテナンス費などで予想以上に費用がかかることがあります。賃貸であれば契約解除による減収などで計画が崩れる可能性もあり、その際には空室を埋めるために労力を取られることもあります。

そうした状況でも経営が崩れることのないように、長期的かつ現実的な目線で考えて、土地活用をおこなっていくようにしましょう。

建築のしやすさ・建ぺい率と容積率

土地に建てられる建物の大きさは、建ぺい率と容積率によって制限が定められています。

  • 建ぺい率:敷地面積に対する建築面積の割合
  • 容積率:敷地面積に対する延床面積の割合

用途地域によって定められたこれらの上限を上回って建築することはできません。この2つの要素は、次の計算式で求めることが可能です。

  • 建ぺい率 = 建築面積 ÷ 敷地面積 × 100
  • 容積率 = 延べ床面積 ÷ 敷地面積 × 100

建築面積と延べ床面積は建築確認申請書に記載し、新築時に役所に提出する必要があります。すでにある建築物を土地活用に利用する際は建築確認申請書を、新築する時には不動産会社や設計士に相談・確認をするようにしましょう。

リスクを把握する

土地活用にはリスクがつきものです。代表的なリスクを3つピックアップすると次のとおりになります。

  • 空室リスク
  • 災害リスク
  • 市場リスク

収益の低下や賃貸の空室リスクだけでなく、市場や災害などの自力ではどうしようもないリスク要因もあるため、ゼロリスクを目指すことは極めて困難です。

専門家にすら予想のつかないリスクの具現化はあるため、重要なことはトラブルに対処できる余裕を持つことです。経済的な余裕、対応力の余裕など、自分の余裕の範疇を越える規模での投資は控え、無理なく土地活用を進めていきましょう。

節税になるか

節税効果を得ようとする場合は、アパートやマンションなどの節税効果の高い土地活用方法を選ぶことが大切です。固定資産税は最大で6分の1、都市計画税は最大で3分の1に減額できます。相続税の面では、相続税評価額を下げられることが大きな魅力となります。

駐車場経営などははじめやすい活用方法でも、節税対策にはなりません。節税効果の高い土地活用は必要経費も高い傾向にあるため、節税とそれ以外のどちらを重視するのかを考えてから、土地活用方法を選びましょう。

失敗しない土地活用パートナー会社の選び方

土地活用をおこなう際に欠かせないのが、パートナーとなる業者探しです。業者によって得意な土地活用の分野や、土地活用をおこなう地域も異なるため、活用方法そのものと同じように、自分や土地の性質と合った業者を選びましょう。

サポートの内容で選ぶ

土地活用業者それぞれにサポート体制が違うため、どのようなサポート体制があるかを確認しましょう。戸建て・アパート・マンションといった賃貸経営の場合は、物件の管理や入居者探しなどで業者の力を借りることになります。

入退去手続きやトラブルの対処などを一人でおこなうことは難しく、適切な管理がなされていないと入居者が物件を嫌がり、空室リスクが増大することになります。

プロの手を借りたほうが安全かつ安定した経営につながりやすいため、必要なサポートがある業者を選ぶようにしましょう。

土地活用の実績

土地活用は長期に渡る投資になります。長期的な計画を立てて収益を上げていくためには、業者のサポートや情報源を利用することが必要になるため、実績やノウハウが多い業者を選ぶことが大切です。

具体的に実績のある業者を探す方法としては、類似物件の稼働率や活用例、利益のシミュレーションなどを問い合わせて確認し、会社ごとに比較してみることをおすすめします。

複数の業者を比較して選ぶ

土地活用の相談をする場合は、複数の業者に相談するようにしましょう。自分の土地にあった活用法を考えるうえでも、活用法を定めたあとで相場感を知るためにも複数社の比較は大切です。

同じ土地に対しても、その業者の得意分野や得意地域によって観点が異なるため、比較することでよりやりたい土地活用に精通した業者にたどり着きやすくなります。

一社だけに相談をして進めると、間違ったプラン・相場から離れてたとしても気付かずに失敗する可能性があります。適正なプランや収益を判断するために、複数社の提案や相談内容を比較しましょう。

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土地活用の面白いアイデア・田舎の土地活用例

所有している土地の立地や条件によっては、一般的な土地活用が難しいと感じる人も居るでしょう。特に、田舎の土地は活用が難しいという印象を抱かれがちです。

そこで、ここでは田舎でこそ実践可能なアイデアに基づいた、ユニークな土地活用例を紹介します。

サービス付き高齢者向け住宅経営(老人ホーム)

少子高齢化が進む現代においては、土地活用として老人ホーム経営が注目を集めています。マンションを建てられるような広い土地であれば、高齢者向け住宅を建設して介護事業者に一棟貸しをおこなうことも選択肢の一つです。

田舎でゆっくり過ごしたいという需要があることから、老人ホームは郊外の土地、駅から遠い土地でも入居者が入ることを期待できるでしょう。また、建築費など初期費用含む諸費用において、補助金が交付されたり、税制面での優遇措置を受けることができます。

それでもなお建築費用などの初期費用は高いものであることに注意しましょう。一定以上の広い面積も必要であるうえに、補助を受けるためには行政側が定める条件に適合している必要もあります。

土地活用するならデイサービスがおすすめ!メリットや注意点を解説

注目を集めている!北欧発祥のコレクティブハウス

コレクティブハウスは北欧発祥の共同住宅で、トイレや浴室、キッチンなど基本的な個人の住居スペースと、共有のスペースとしてのダイニングやラウンジを設けたスタイルが特徴的です。田舎ののどかで幅広く、地価の比較的安い地域は、コレクティブハウスのようなスタイルの集合住宅の建築場所に向いています。

活用方法としては、まずは土地のオーナーが入居希望者の組合に対して利益に関する希望を伝え、組合側がどれくらいの賃料であれば払えるのかを計算します。次に、オーナーがそれらを加味した上で建築費を捻出し、賃料を決定します。

入居者希望者が決まっているため、建築直後の空室リスクがない点が大きな魅力です。

田舎や山の土地におすすめ!キャンプ場・グランピング施設

キャンプ場の経営は、自然の豊富な田舎や山でしかできない土地活用です。キャンプ場の利用料金にあわせ、キャンプを便利にする機器や設備を設置し、同時に道具の貸し出しや食材の販売、飲食物の提供をおこなうことで利益が得られます。ただし、場合によっては行政の申請・許可が必要なことを注意しましょう。

  • 食材や飲食物の提供をする場合:飲食店業の許可
  • ロッジや常設テントを置く場合:旅館業の許可

飲食店業の許可には食品衛生責任者と水質検査の実施が、旅館業の許可には宿泊設備に一定の要件や構造設備基準が求められます。しかし、バーベキューの焼き場や、テントの置き場所を提供するだけならば許可は不要です。

また、キャンプ場の開拓に1ヘクタール以上の森林伐採がともなう場合には、市区町村の森林保全係や林業振興課などの窓口へ林地開発の許可を求めなければなりません。各種の許可を求められる条件を把握しておきましょう。

田舎の土地でも活用できる?おすすめの活用法や注意点を解説

土地活用のアイデア22選|広さに合わせた選び方やお金のかからない方法を紹介

お金のかからない・低コスト土地活用法

節税効果や収益性の高い土地活用は、コストやはじめるハードルが高いと感じられる場合も多くあります。比較的お金のかからない簡単な土地活用について紹介します。

・土地をそのまま貸すだけでOK!資材・重機置き場
・近年需要が高まっている!カーシェアスペース
・立地条件が悪い土地なら!貸し農園
・費用がかからない!等価交換

土地をそのまま貸すだけでOK!資材・重機置き場

近所に建築会社や施工会社、工場などがあれば、それらの会社が使用するための部材を置くための資材置き場に活用することも考えてみましょう。借主と話し合って月々の賃料を設定できれば、その賃料がそのまま収入になります。

資材置き場は更地のままで貸し出せる点に大きなメリットがあります。初期費用が要らず、管理も借主がおこなうことが多いため、お金と手間の両方の負担が軽い土地活用といえます。

近年需要が高まっている!カーシェアスペース

会員同士で車を共有するカーシェア(カーシェアリング)は近年広がりを見せています。そのカーシェアで共有される車の置き場(カーシェアスペース)を企業に提供し、賃料を得ることができます。

駐車場ほど多くのスペースや設備が必要ないため、土地の大きさや初期費用のハードルも低いものとなっています。

立地条件が悪い土地なら!貸し農園

交通の便も悪い土地や、住宅街のなかの空き地といった悪条件の狭い土地は、貸し農園として運用することを考えてみましょう。かかるコストは水道と柵の設置費用と農園の管理費用だけとなります。

駐車場需要や賃貸不動産用のスペースがない土地でも利益を得られ、また転用の難しい農地でも活用可能な方法です。

費用がかからない!等価交換

前の項目で紹介したような等価交換であれば、費用をかけずに活用利益を得ることが可能です。土地開発に必要な費用はデベロッパー側が負担するため、初期費用を大幅に抑えることができます。

建築物の所有スペースに応じて利益も変わるため、権利関係の把握はオーナー自身もしっかりと行う必要があります。

土地活用会社に依頼した場合の流れ

実際に土地活用をおこなうことを決めたら手続きをおこないます。活用方法によって詳細な流れは異なりますが、大まかには以下のような流れを取ることになります。

・土地活用方法について土地活用業者に相談する

・調査をおこなう

・契約して建築や整備をする

ほとんどの活用方法において、土地活用業者を利用することになります。また、実際の建築や整備だけでは活用はうまくいきません。賃貸経営をおこなうなら住宅需要の調査、駐車場経営をおこなうなら交通量の調査というように、自分の活用方法に応じた調査をおこないましょう。

まとめ

土地活用をおこなうことで安定した利益を得ることや節税をおこなうことができますが、そういったニーズを達成するためには適切な土地活用方法を選ぶことが大切です。固定資産税を減らしたいなら建物を建てる活用方法というように、ニーズに合った土地活用を選びましょう。

しかし、土地に適した活用であるかどうかも忘れてはいけません。その土地の立地や形状によって活用できるものが異なるため、求めるニーズと自分の土地の2つの要素のバランスを取りながら活用方法を選びましょう。

加えて、土地活用は不動産投資の一種であるためリスクの把握や綿密な資金計画、活用方法に対する正確な知識が必要です。活用方法には不動産会社のような土地活用業者との協力も欠かせません。プロの力を借りながら活用を進めていくことも忘れずに、土地活用を進めていきましょう。

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2023年4月時点で最新の土地活用に関する情報をまとめています。

この記事の著者
駅探PICKS編集部
駅探PICKS編集部
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