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古美術から近現代までの各分野にわたって美術品を収集・展示する石川県を代表する総合美術館。コレクション展では、加賀藩前田家伝来の文化財や、石川県ゆかりの作家の絵画、彫刻、工芸を展示する。また「色絵雉香炉(国宝)」、「色絵雌雉香炉(重要文化財)」は常時展示している。企画展「ルミュゼドゥアッシュKANAZAWA」も随時開催。ミュージアムショップやパティシエ辻口博啓氏がプロデュースするカフェも併設している。
兼六園や金沢城公園近くの観光ゾーンにある現代美術館。建物はシンプルな円形デザインの平屋建て。館内は、有料の展覧会ゾーンと、ミュージアムショップやアートライブラリーなどが揃う交流ゾーンから成り、展覧会ゾーンはここでしか出会うことができない作品も多く、気軽にアートに親しむことができる。カフェレストランのある交流ゾーンや敷地内は通り抜けOKというオープンな雰囲気で、敷地内の野外展示作品も見学自由だ。
漆の里・輪島が誇る漆芸専門美術館。常設展では、伝統ある輪島塗の名品展示に、製作道具や映像を交え、その技と歴史をわかりやすく紹介。会期ごとの企画展では、重要無形文化財保持者(人間国宝)や日本芸術院会員をはじめ、古今の漆芸家の珠玉の名品、世界各地の漆器など、多彩なテーマで作品を展示する。見事な作品を鑑賞した後は、スプーンや箸に金属粉で色を付ける沈金色付体験や蒔絵体験などの手作り体験を楽しみたい。
上出長右衛門窯は創業135年、昔ながらの手仕事で日々の食器から茶陶まで、一点一線丹精込めて伝統を守り製造を続けている。彩り鮮やかな上絵付けと深い発色の染付け、何より丈夫で美しい生地が長右衛門窯の特徴だ。
九谷焼発祥の地、加賀市にある日本で唯一の九谷焼専門の美術館。江戸前期に焼かれた古九谷をはじめ、吉田屋窯、宮本屋窯などの再興九谷の名品を展示。現代の九谷焼作家の器で茶を楽しめる茶房も併設。
江戸時代前期に始まったという歴史を誇る九谷焼の多彩な魅力が集まっているのが「九谷陶芸村」。敷地内には、九谷焼の制作工程や歴史を学べる「五彩館」や、名品を間近に鑑賞できる「浅蔵五十吉記念館」、気軽に絵付けや作陶体験が楽しめる「体験館」などから成る「KAM能美市九谷焼美術館」の各施設や、九谷焼12社のギャラリーが並ぶアーケード街などが展開。毎年5月には「九谷茶碗まつり」、10月には「九谷陶芸村まつり」も開催され、九谷焼の見る、学ぶ、作る、遊ぶ、買うのすべてを満喫できる。
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