十一代大樋長左衛門窯・大樋美術館
江戸時代初期に開窯した楽焼の窯元「十一代大樋長左衛門窯」。加賀藩前田家の御用窯として350年以上の歴史を有する大樋焼の窯元だ。「旧森快安邸」として金沢市指定保存建造物となっている屋敷敷地内に立つ大樋美術館では、歴代の大樋長左衛門の作品と、大樋家に関わりのある文化人や芸術家の作品や資料を通して茶道文化に触れられる。建築家・隅研吾氏の設計による大樋ギャラリーもあり、大樋陶冶斎・十一代長左衛門(年雄)・奈良祐希三世代の作品を展示・販売。ギャラリー内の茶室「年々庵」では、有料で好みの茶碗で抹茶と和菓子も楽しめる。