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熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社・那智山青岸渡寺の三社一寺の総称)に通じる信仰の道。上皇や貴族の熊野御幸から始まり、武士や庶民に至るまで多くの人々が訪れ、切れ間なく旅人の行列ができた様子から「蟻の熊野詣」ともよばれた。ルートは複数あるが、京・大阪からの紀伊路を経て、田辺から熊野本宮に至る中辺路[なかへち]をメインに、高野山からの小辺路[こへち]、田辺から海岸線沿いに新宮へ向かう大辺路[おおへち]、伊勢からの伊勢路などがある。
古くから熊野詣で賑わった熊野古道を象徴する代表的な古道。大門坂バス停のそばから熊野那智大社の門前町に通じている。長さ600mの苔むした石段の両側には、深い杉並木が続く。木漏れ日しか差し込まず昼なお暗い、熊野古道の面影をそのまま残す歴史の道だ。那智大社まで、ゆっくり歩いて40分の距離。大門坂入口に立つ夫婦杉は、樹齢800年といわれる巨木である。
友ケ島の砲台跡や灯台、タカノス山展望台を巡る約2時間のハイキングコースと、南垂水広場や深蛇池、虎島を巡る約3時間のコースがある。タカノス山展望台からは四国や六甲山まで遠望可能。虎島では傾斜地層や観念窟、砲台跡などを見ることができる。
熊野三山に向かう都人たちが、藤白神社を出発してさしかかる山道。熊野古道の難所といわれ、万葉の貴公子、有間皇子[ありまのみこ]はこの坂で非業の死をとげた。坂の入口右手には有間皇子の墓と歌碑が、路傍には道標の丁石地蔵がある。この地蔵は元禄年間(1688~1704)に海南の高僧全長上人[ぜんちょうしょうにん]が、安全祈願と坂の長さを計るために1丁ごとに建てたもの。藤白峠には地蔵峰寺があり、古来、熊野路第一の美景といわれ和歌の浦はじめ歌枕の地10カ所を望む眺望絶佳の御所の芝がある。神仏霊場で熊野本地仏(藤白王子権現本堂)を祀る。
慈尊院から高野山までの表詣道。参詣者が山道で迷わないよう、祈りと道標を兼ねた石製の町石(国史跡)が1町(109m)毎に立つ。町石は根本大塔から山麓の慈尊院まで180基、根本大塔から奥の院まで36基。参詣登山口の石は180町石で、慈尊院と丹生官省符神社の間の石段の右脇に立つ。高野山開創後まもなくは木製の道標だったが、鎌倉時代に現存の石製に建て替えられた。工事は文永2年(1265)の建立発願から20年を費やし弘安8年(1285)に完成。現在は世界遺産に登録され、多くの人がハイキング(所要6時間30分)や参詣登山を楽しんでいる。
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