薄毛が目立たない女性の髪型はこれだ!薄毛の原因も解説

薄毛が目立たない女性の髪型はこれだ!薄毛の原因も解説

薄毛や抜け毛といえば男性の悩みの印象がありますが、女性でもさまざまな要因で薄毛になります。

とくに加齢とともに「最近髪が細くなって、分け目が目立つようになった」「髪のボリュームがなくなってきた」と感じる女性は多くいます

「びまん性脱毛症」や「FAGA(女性型男性脱毛症)」などの女性脱毛症を総称する「FPHL(female pattern hair loss)」という言葉も、近年ではよく使われるようになりました。

女性の薄毛は男性とは原因もメカニズムも異なることから、治療も難しい傾向にあります。実際、過去にさまざまな方法を試してみたけどダメだった人も多いのではないでしょうか。

この記事では薄毛に悩む女性のために、薄毛が目立ちにくい髪型やセットのポイントを解説。薄毛・抜け毛の原因や対策についても紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

※料金はとくに指定がない場合すべて税込価格です。

薄毛が目立ちにくいおすすめの髪型

薄毛が目立ちにくいおすすめの髪型

薄毛が目立ちにくい髪型の例をいくつかご紹介します。カットとブローを工夫するだけで再現できるスタイルが多いので、薄毛が気になっている人はぜひ試してみてください。

ショートヘア

薄毛が気になるから髪を伸ばしている女性も多いですが、それは逆効果です。薄毛はロングヘアよりも、ショートヘアのほうが目立ちにくくなります

なぜなら、ミディアム・セミロングやロングヘアは、髪の毛自身の重さでペタッとした印象になりやすいからです。ロングヘアはトップにボリュームを出すのが難しく、頭頂部や分け目も目立ってしまいます。

ショートヘアなら、髪が軽いため立体感やボリュームも出しやすく、髪の重さで分け目に負担がかかることもないため薄毛予防にもなります。

おすすめはショートボブにレイヤーカットを入れた軽めのスタイルです。トップにボリュームが出やすく、ふわっとした印象で、スタイリングも楽になりますよ。 

レイヤーカット

ショートヘアに抵抗があり、ミディアム・ロングヘアのまま薄毛を目立たなくしたい人は、レイヤーカットで髪の毛に動きを付けたスタイルがおすすめです。

レイヤーカットとは、髪の毛の下のほうを長く、上のほうを短くなるようにカットする技法のことです。髪に段差ができることで、動きが出やすい髪型になります。

ドライヤーで乾かすだけで簡単にボリュームが出せるのもポイントです。

ポンパドール

前髪や頭頂部の分け目が気になる人は、前髪をふんわりアップにしたポンパドールスタイルがおすすめです。

ポンパドールとは、前髪をまとめ、頭頂部あたりの高い位置でピン留めするスタイルのこと。

前髪を上げることで前髪の薄毛が目立たなくなる上、頭頂部も隠せるので一石二鳥のスタイルといえます。

小顔効果があり、編み込みやお団子スタイルなど、アレンジが豊富なのもうれしいポイントです。

薄毛が目立ちにくい髪型のポイント5つ

薄毛が目立ちにくい髪型のポイント5つ

薄毛が目立ちにくい髪型を作るには、以下の5つのポイントを意識しましょう

  • 髪の流れと逆方向にドライヤーを当ててボリュームを出す
  • パーマをかけてふんわりさせる
  • 分け目を定期的に変える
  • 髪をゆるく束ねてトップにボリュームを出す
  • バンダナやスカーフを使ってカバーする

髪の流れと逆方向にドライヤーを当ててボリュームを出す

髪のボリューム、とくに頭頂部のボリュームは、髪の乾かし方で大きく変わります

髪を乾かす際はドライヤーの風を髪の中から入れ、髪の流れと逆方向に、内側の髪をしっかり乾かすことが、ボリュームを出すポイントです。

ブラシやクシを使うときは、引っ張りすぎないように注意しましょう。

髪質が直毛でボリュームが出にくい場合はカーラーを使うのもおすすめ

ボリュームを出したい部分にカーラーを巻き、熱風で乾かした後は冷風を当てるのがコツです。仕上げにヘアスプレーで髪をまとめると、自然なスタイルになります。

パーマをかけてふんわりさせる

薄毛対策として、パーマをかける女性は少なくありません。パーマをかけてふんわりさせることで、簡単にボリューム感を出せるからです。

ただし、パーマは頭皮や髪に負担がかかるため、薄毛の進行を加速させてしまう可能性があります

まずはドライヤーのかけ方やカットを工夫することからはじめてみましょう。どうしてもボリュームが出せずパーマをかける場合は、頭皮や髪のケアに気を使うことが大切です。

分け目を定期的に変える

いつも同じ分け目にしていると、髪にクセがついて根本のボリュームが出にくくなってしまいます。

そのため、分け目は定期的に変えるのがおすすめです。分け目を変えることで髪の根元が立ち上がり、薄毛が目立ちにくくなります。

とくにロングヘアの女性は、髪の重さで分け目に負担がかかりやすいため、薄毛を予防する意味でもおすすめです。

髪をゆるく束ねてトップにボリュームを出す

ポニーテールなど、髪を束ねるスタイルは薄毛が目立ちにくいと思われがちですが、きつく束ねすぎると、生え際や分け目の薄毛が逆に目立ってしまいます。

また、髪の毛が引っ張られることで、牽引性脱毛症を引き起こす可能性もあります。髪を束ねるときは引っ張りすぎず、ゆるめに束ねるのがポイントです。

前髪やサイドの髪を残したハーフアップスタイルや、ポンパドールスタイルにすると、頭頂部や分け目の薄毛が目立ちにくくなります。

バンダナやスカーフを使ってカバーする

バンダナやスカーフ、ヘアバンドなどのへアクセサリーを巻いて、頭頂部の薄毛をカバーする方法もおすすめです。

ショートヘアとの相性もよく、バンダナの色や柄、巻き方で自由自在にアレンジできるのもポイント。結婚式などのフォーマルシーンで使いやすい、レース素材でできた商品もあります。

来客や出かけるときにサッと巻くだけなので時間もかかりません。

女性の髪が薄くなる原因と対策

女性の髪が薄くなる原因と対策

男性の場合、AGAが薄毛の原因であることが多いです。女性の場合は複雑で、主に以下のような原因が考えられます。

  • 生活習慣の乱れ
  • 加齢やストレスによるホルモンバランスの乱れ
  • 妊娠・出産によって起こる脱毛
  • きつく結ぶことによる牽引性脱毛症
  • FAGA・ぴまん性脱毛症

それぞれの原因と対策について、詳しく見ていきましょう。

生活習慣の乱れ

生活習慣の乱れは、体の不調、ひいては薄毛の原因になります。以下のような悪習慣に心当たりがある人は、この機会に見直してみてください

  • 過度な飲酒や喫煙
  • 過度のダイエット・食事制限
  • インスタント食品・ファストフードなど油分の多い食事の摂りすぎ
  • 睡眠不足
  • 不規則な生活

基本的に、肌や美容に悪いものは、髪の成長にも悪影響があると考えましょう。

まず大事なのが食生活です。過度の飲酒や喫煙が身体に悪いことはもちろん、極端な食事制限やダイエットも、ホルモンバランスの乱れや栄養不足による抜け毛の原因になります。

食べなさすぎもダメですが、食べすぎもダメです。近年では、高脂肪食による肥満が薄毛・脱毛を促進する研究結果も出ています*。

睡眠不足にも注意しましょう。必要な睡眠時間は個人によって異なりますが、日中に強い眠気がある場合は睡眠不足のサインです。

加齢やストレスによるホルモンバランスの乱れ

女性の薄毛は更年期以降に多く見られるため、加齢やストレスによるホルモンバランスの乱れが大きな要因の一つと考えられています。

女性ホルモンは30代を超えたころから減少しはじめ、更年期(45~55歳頃)を迎えると、卵巣機能の低下とともに急激に減少する傾向にあります。女性ホルモンが減少することで男性ホルモンが優位になり、へアサイクルが乱れ、毛が細く、育ちにくくなって抜けてしまうのです。

対策としては、薄毛が気になってきたらできるだけ早い段階で、ホルモンバランスを整えるよう意識しましょう。規則正しい生活、バランスのとれた食事、十分な睡眠時間が大切です。

妊娠・出産によって起こる産後脱毛症

妊娠・出産後は産後脱毛症と呼ばれる脱毛が起こりやすく、女性ホルモンの急激な増減が原因といわれています。

女性ホルモンには、ヘアサイクルが成長期から退行期・休止期に移行するのを抑制する働きがあります。妊娠中は女性ホルモンのレベルが非常に高く、髪の毛が抜けにくい状態です。

出産後は女性ホルモンが急激に減少するため、妊娠中に抜けなかった毛が一気に抜ける産後脱毛が起こるといわれています。

産後脱毛症は一時的な抜け毛で、半年から1年程度でもとの毛量に戻ることが多いです。

ただし、症状には個人差があり、人によっては抜け毛の症状がなかなか治まらない場合もあります。

出産後1年以上経っても抜け毛が気になる場合は、他の脱毛症を併発している可能性があります。早めにAGA・FAGAクリニックで医師の診断を受けるのがおすすめです。

きつく結ぶことによる牽引性脱毛症

牽引性脱毛症とは、髪が引っ張られることによって起こる脱毛症のことです。

女性は髪を結んだりする他、ヘアアイロンやブラッシングなど、何気ない習慣で髪に負担がかかっているかもしれません

牽引性脱毛症は放置しても進行はしませんが、習慣を改善しないと健康な毛が日々抜け続けてしまうため、今一度自身の髪型や習慣を見直してみましょう。

FAGA・びまん性脱毛症

女性に多くみられる脱毛症が「びまん性脱毛症」や「FAGA(女性型男性脱毛症)」です。

近年では、女性の脱毛症を総称して「FPHL(female pattern hair loss)」とも呼ばれるようになりました。

FAGA・びまん性脱毛症は加齢などによる女性ホルモンの減少が原因と言われる進行性の脱毛症で、放置していると全体的に薄毛が進行していきます

薄毛が気になってきたら、なるべく早い段階でFAGAクリニックに足を運び、治療を受けることがおすすめです。

以下の記事では、FAGAクリニックの選び方のポイント、編集部おすすめのFAGAクリニックをご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

まとめ

女性の薄毛が目立ちにくい髪型やポイント、薄毛の原因について解説しました。

女性の薄毛は女性ホルモンの減少が大きな要因の一つであることは間違いありません。しかし、さまざまな原因が考えられるため、まずは専門の医師に相談することが大切です

悩みを抱え込むことによるストレスが症状を悪化させ、薄毛の進行を加速させる可能性もあります。

駅探PICKSでは、以下の記事で女性の薄毛治療におすすめのクリニックをご紹介。選び方のポイントや、基礎知識も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

参考文献・サイト

この記事の著者
駅探PICKS編集部
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