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東京の不動産売却に強い不動産会社15選|価格の最新情報・ポイント

東京の不動産売却に強い不動産会社15選|価格の最新情報・ポイント

「東京で少しでも良い条件で土地・建物を売却してくれる不動産会社はないか」と情報を探していませんか。東京には不動産会社がたくさんあるので、都内各エリアの事情に詳しく、売却活動に強みのある会社を選ぶのは至難の業といえるでしょう。

そこで本記事では、東京の不動産売却に強い不動産会社15選を紹介します。後半は不動産会社を選ぶポイント・注意点、不動産売却の流れも紹介します。

本記事を読むことで、東京で不動産売却を成功させるポイントがつかめるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。

【2023年最新】東京の不動産価格

不動産を売却するときは、実際にどのくらいの価格で取引されているかを知っておくことが大切です。そこで、東京都内の不動産価格の最新状況を見ていきましょう。

土地売却の場合、実勢価格の目安は「公示地価×1.1」です。また、不動産会社に直接土地・建物を買い取ってもらう場合、買取価格の目安は「成約価格×0.7」となります。

土地

 土地
(※1)
公示地価
(※2)
m2単価成約価格土地面積m2単価
東京23区61.87万円/m27,178万円116.01 m2180.13万円/m2
多摩地区22.39万円/m24,073万円181.87 m227.03万円/m2
東京都全体39.07万円/m25,731万円146.69 m293.47万円/m2

建物

 中古マンション
(※1)
中古戸建て住宅
(※1)
成約価格専有面積成約価格土地面積建物面積
東京23区5,827万円57.34 m26,550万円84.15 m299.27 m2
多摩地区3,401万円66.67 m23,973万円130.12 m298.11 m2
東京都全体5,399万円58.98 m25,353万円105.50 m298.73 m2

※1出典:東日本レインズ「年報マーケットウォッチ 2022年
※2出典:土地代データ 2023年

土地の価格を調べる方法は、次の記事で詳しく紹介しています。

土地の価格の調べ方は?5つの指標や相場を調べる方法まで解説

【地域密着型】東京で不動産売却を依頼するならおすすめの会社TOP10

はじめに、東京都内の不動産売却に強い地域密着型の不動産会社を10社紹介します。

会社名本社所在地宅建業免許番号特徴
結家不動産コンサルティング新宿区北新宿東京都知事 (3) 第93933号マイホーム・投資物件の仲介に強い
ライトハウス千代田区隼町東京都知事 (1) 第106093号オフィス・店舗に専門特化
スペース中野区中野東京都知事 (9) 第53118号創業100周年の老舗
東日本住宅新宿区西新宿国土交通大臣 (11) 第3076UR・公団住宅に専門特化
下町不動産台東区上野東京都知事 (3) 第92394号下町エリアに専門特化
家どっと足立足立区伊興本町東京都知事 (1) 第107322号足立区周辺エリアに専門特化
マトリックスグループ練馬区田柄東京都知事 (3) 第95678号練馬区周辺エリアに専門特化
Saikyo Home立川市曙町東京都知事 (5) 第80089号立川市周辺エリアに地域密着
ミヤモト企画八王子市横川町東京都知事 (6) 第75344号八王子市周辺エリアに地域密着
青梅不動産青梅市河辺町東京都知事 (7) 第62431号青梅市周辺エリアに地域密着

結家(むすびや)不動産コンサルティング

結家不動産

※画像出典:結家不動産コンサルティング公式サイト

結家不動産コンサルティングの基本情報
会社名結家不動産コンサルティング株式会社
本社所在地新宿区北新宿1-1-17 ウィンド北新宿ビル8階
宅建業免許番号東京都知事 (3) 第93933号
営業時間10:00~18:30
定休日水曜日

結家不動産コンサルティングは、売買仲介と賃貸仲介を主におこなっている、北新宿にある不動産会社です。売買仲介は、マイホームの売却・購入のサポートや、資産形成のための投資用物件の購入のサポートをおこなっています。

結家不動産コンサルティングは、顧客の紹介と口コミを重視した「人と人とを結びつける」販売活動が特徴的といえるでしょう。

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ライトハウス

ライトハウス

※画像出典:ライトハウス公式サイト

ライトハウスの基本情報
会社名株式会社ライトハウス
本社所在地千代田区隼町3番19号 清水ビル1F
都内の営業拠点浜松町店(港区)
宅建業免許番号東京都知事 (1) 第106093号
営業時間9:00~18:00
定休日土曜日、日曜日、祝日

ライトハウスは、都内の貸しオフィス・貸店舗に特化した、千代田区隼町にある不動産会社です。

物件の売買仲介だけでなく、賃貸仲介、ビル管理、内装の提案もしてくれます。

特に千代田区、港区、中央区、新宿区の物件を多く扱っているので、都心部のオフィス・店舗の売却を検討している人は相談してみるとよいでしょう。

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スペース

スペース

※画像出典:スペース公式サイト

スペースの基本情報
会社名株式会社スペース
本社所在地中野区中野4-4-11-4F
都内の営業拠点LIXIL不動産ショップ スペース・カスタマーサロン(中野区)
宅建業免許番号東京都知事 (9) 第53118号
営業時間本社:9:00~17:30(水・祝除く)
定休日本社:GW、年末年始

スペースは、賃貸管理業務を中心とする、中野にある不動産会社です。

創業から100周年という長い歴史を積み重ねており、顧客、地域や同業界からの信頼が厚く、現在の賃貸管理会社としてのノウハウと、前身の山一不動産時代の分譲マンションの開発・販売のノウハウを活かして、不動産の価値向上と売却をサポートしています。

社内では社員の宅地建物取引士資格の取得率100%を目標としており、顧客満足度を高める取り組みをしている不動産会社です。

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東日本住宅

東日本住宅

※画像出典:東日本住宅公式サイト

東日本住宅の基本情報
会社名東日本住宅株式会社
本社所在地新宿区西新宿6丁目5番1号 新宿アイランドタワー
都内の営業拠点光が丘営業所(練馬区)、西葛西営業所(江戸川区)、向陽台営業所(稲城市)、永山営業所(多摩市)、多摩センター営業所(多摩市)、京王堀之内営業所(八王子市)、南大沢営業所(八王子市)、藤の台営業所(町田市)、滝山営業所(東久留米市)、永山賃貸センター(多摩市)
宅建業免許番号国土交通大臣 (11) 第3076号
営業時間本社:9:30~18:30

東日本住宅は、UR・公団・公社物件に特化した、西新宿にある不動産会社です。

独立行政法人都市再生機構(UR・公団)と地方自治体(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、横浜市、川崎市)の住宅供給公社が分譲した団地の仲介・斡旋を中心に営業活動をおこなっています。

UR・公団・公社が供給する団地は、住みやすさを主眼に厳しい審査基準のもとに建築されており、近年、若年層やファミリー層から再評価されており、団地の売却を検討しているのであれば相談先として適した会社といえるでしょう。

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東京下町不動産

東京下町不動産

※画像出典:東京下町不動産公式サイト

東京下町不動産の基本情報
会社名株式会社ハウスプランナー
本社所在地台東区上野6丁目1-1 小西本店ビル3階
宅建業免許番号東京都知事 (3) 第92394号
営業時間10:00~20:00
定休日水曜日、第1・3火曜日、年末年始

東日本住宅は、台東区、文京区、墨田区、江東区、中央区の物件に特化した不動産会社です。

下町でずっと住んでいる人も、これから新しく生活する人も、粋な下町暮らしができるよう住まいに関わるサポートをしていきたいという想いを持った地元密着型の不動産会社です。

物件選定や資金計画など、悩みのひとつひとつを親切丁寧にサポートしてくれる不動産会社であるといえるでしょう。

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家どっと足立

家どっと足立

※画像出典:家どっと足立公式サイト

家どっと足立の基本情報
会社名株式会社家どっと足立
本社所在地足立区伊興本町1丁目12番2号
宅建業免許番号東京都知事 (1) 第107322号
営業時間9:30~20:00
定休日水曜日

家どっと足立は、足立区、荒川区、葛飾区、北区の物件に特化した不動産会社です。区部北部だけでなく、隣接する埼玉県南部(川口、草加、八潮、三郷、越谷)も営業エリアにしています。

代表自ら売却をサポートしてくれるだけでなく、不動産業歴10年以上のスタッフが多数在籍しているので、安心して売却の相談ができる不動産会社です。

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マトリックスグループ

 マトリックス

※画像出典:マトリックスグループ公式サイト

マトリックスグループの基本情報
会社名株式会社マトリックス
本社所在地練馬区田柄1丁目16-6
宅建業免許番号東京都知事 (3) 第95678号
営業時間9:30〜19:00
定休日水曜日

マトリックスグループは、練馬区を中心に東京都内全域や、埼玉県南部の不動産を取扱う、練馬区田柄にある不動産会社です。

取り扱っている不動産は、新築・中古の戸建て、土地、区分の中古マンションと多岐にわたり、売却・購入の依頼実績は累計3,000件以上になります。

一部上場会社から地元密着会社などの幅広いネットワークを活かした売買仲介を強みとしている不動産会社です。

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Saikyo Home

Saikyo Group

※画像出典:Saikyo Home公式サイト

Saikyo Homeの基本情報
会社名Saikyo Home株式会社
本社所在地立川市曙町1-11-9 五光曙第2ビル
都内の営業拠点Saikyo Home立川店(立川市)、Saikyo Home府中店(府中市)、Saikyo Home国立店(国立市)、Saikyo Estate(三鷹市)
宅建業免許番号東京都知事 (5) 第80089号
営業時間9:00~19:00
定休日水曜日

Saikyo Homeは、立川・昭島・国立・府中・三鷹などの多摩エリアに密着した不動産会社です。立川、府中、国立、三鷹に営業拠点を設けています。

売却にも力を入れており、売却を依頼された物件は広告費をおしまず投入しています。

買取保証インスペクション(既存住宅状況調査)もおこなっているので、多摩地域で不動産を確実に売却をしたい人に向いているといえるでしょう。

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ミヤモト企画

ミヤモト企画

※画像出典:ミヤモト企画公式サイト

ミヤモト企画の基本情報
会社名有限会社ミヤモト企画
本社所在地八王子市横川町1191-7
宅建業免許番号東京都知事 (6) 第75344号

ミヤモト企画は、地元八王子市で20年以上営業活動をおこなっている不動産会社です。

賃貸仲介、売買仲介、リフォームを手がけており、アパート、マンション、戸建て、事務所、店舗、駐車場、工場などの幅広い物件を長年地元で培った実績をもとに、販売活動をサポートしてくれます。

宅建業免許番号の( )内の数字は、5年ごとの更新回数を表しており、数字が大きいほど長く営業を続けていることになります。ミヤモト企画は6回更新しており、それだけ地元に根づき、地元に親しまれた不動産会社といえるでしょう。

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青梅不動産

青梅不動産

※画像出典:青梅不動産公式サイト

青梅不動産の基本情報
会社名株式会社青梅不動産
本社所在地青梅市河辺町10丁目10番地8
宅建業免許番号東京都知事 (7) 第62431号
営業時間10:00〜18:00
定休日水曜日、祝日

青梅不動産は、1980年以来青梅市とその周辺エリアの不動産売買、賃貸、建築を手がけている不動産会社です。青梅市のなかでも河辺駅周辺の物件に強い点が特徴です。河辺は青梅市内でも最も賑わいのあるエリアで、環境が良く、しかも便利なところとして人気があります。

青梅・河辺で長年不動産業を営んでいる会社であるため、地元のネットワークを活かして販売活動をサポートしてくれるでしょう。

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【大手】東京で不動産売却を依頼するならおすすめの会社TOP5

続いて、東京都内の不動産売却に強い大手不動産会社を5社紹介します。いずれも仲介件数は国内トップクラスの企業です。

会社名(ブランド)本社所在地都内の営業拠点仲介件数※
(2022年度)
特徴
三井不動産リアルティ(三井のリハウス)千代田区霞が関都内各地に多数あり41,183件37年連続全国売買仲介取引件数No.1
住友不動産販売(すみふの仲介ステップ)新宿区西新宿都内各地に多数あり38,144件全国に233営業センターの直営ネットワーク
東急リバブル渋谷区道玄坂都内各地に多数あり28,750件リフォーム後の暮らしのイメージをCGで作成
センチュリー21港区北青山都内各地に多数あり26,629件日本最大級の不動産業フランチャイズ
野村不動産ソリューションズ(野村の仲介+ / ノムコム)新宿区西新宿都内各地に多数あり10,081件無料査定や価格相場の検索も可能

※出典:公益財団法人不動産流通推進センター「2023 不動産業統計集

三井不動産リアルティ(三井のリハウス)

三井のリハウス

※画像出典:三井不動産リアルティ公式サイト

三井不動産リアルティの基本情報
会社名三井不動産リアルティ株式会社
本社所在地千代田区霞が関3丁目2番5号
都内の営業拠点都内各地に多数あり
仲介件数(2022年度)41,183件

三井不動産リアルティは、三井のリハウスで知られる三井グループの不動産会社です。

1986年度から2022年度まで37年連続全国売買仲介取引件数No.1という日本有数の不動産会社のひとつで、東京都内はもちろん日本全国に営業網をはっています。

公式サイトにリハウスAI査定が用意されており、最新の不動産価格がいつでもすぐにわかる仕組みとなっているため、売却価格の目安を把握するのに活用するとよいでしょう。

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住友不動産販売(すみふの仲介ステップ)

すみふの仲介ステップ

※画像出典:住友不動産販売公式サイト

住友不動産販売の基本情報
会社名住友不動産販売株式会社
本社所在地新宿区西新宿2丁目6番1号
都内の営業拠点都内各地に多数あり
仲介件数(2022年度)38,144件

住友不動産販売は、すみふの仲介ステップで知られる住友グループの不動産会社です。

全国に233営業センター(2023年9月1日時点)の直営ネットワークがあり、各地域に精通した営業担当者が売却活動をサポートしてくれます。

公式サイトから不動産の査定をおこなうことも可能です。査定をしたからといって必ず住友不動産販売で売却しなければならないことはないので、安心して利用できます。

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東急リバブル

東急リバブル

※画像出典:東急リバブル公式サイト

東急リバブルの基本情報
会社名東急リバブル株式会社
本社所在地渋谷区道玄坂1丁目9番5号
都内の営業拠点都内各地に多数あり
仲介件数(2022年度)28,750件

東急リバブルは、東急グループの不動産会社です。

東急リバブルの販売活動の特徴は、ホームページで物件を魅力的にみせる点と、AIを活用したレコメンド(買い主の行動パターンや閲覧している物件の特徴をAIが解析し、条件に近いおすすめ物件として表示する機能)です。特に、リフォーム後の物件のイメージ画像をCGで作成し、ホームページで公開するサービスが好評を得ています。

東急リバブルが直接不動産を買い取る買取もおこなっており、サイトにはスピードAI査定も用意されています。

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センチュリー21

センチュリー21

※画像出典:センチュリー21公式サイト

センチュリー21の基本情報
会社名株式会社センチュリー21・ジャパン
本社所在地港区北青山2-12-16 北青山吉川ビル7F
都内の営業拠点都内各地に多数あり
仲介件数(2022年度)26,629件

センチュリー21は、伊藤忠グループの日本最大級の不動産業フランチャイズです。

センチュリー21の加盟店はすべて独立・自営で、地元に根づいた営業活動を展開しています。さらに、高いブランド力と日本全国の約1,000店舗の加盟店ネットワークをバックボーンに、早期の売却を実現させています。

各加盟店舗に査定の依頼ができるほか、センチュリー21独自の一括査定サービスも用意されているので、査定結果の比較・検討に便利です。

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野村不動産ソリューションズ(野村の仲介+ / ノムコム)

野村不動産

※画像出典:野村不動産ソリューションズ公式サイト

野村不動産ソリューションズの基本情報
会社名野村不動産ソリューションズ株式会社
本社所在地新宿区西新宿1丁目26番2号 新宿野村ビル
都内の営業拠点都内各地に多数あり
仲介件数(2022年度)10,081件

野村不動産ソリューションズは、野村の仲介+(プラス)やノムコムで知られている野村グループの不動産会社です。

野村不動産に売却を依頼した利用者の満足度が約95%と高い点が特徴で、不動産の買い替えをしたいけれど、まだローンが残っていているため売却を躊躇している人のサポートも充実しています。

無料査定価格相場の検索もできるので、売却活動に入る前に自分の不動産を価値を把握しておくとよいでしょう。

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東京で不動産会社を選ぶときのポイント

不動産の売却を不動産会社に依頼したいときに、どのような不動産会社を選んだらよいのか迷ってしまう人もいるかと思います。そこで、不動産会社を選ぶポイントを3つ紹介します。

不動産売買に強い会社を選ぶ

売買仲介を得意をしている不動産会社を選びましょう。不動産会社の仕事は、次の3つに大きく分けられます。

  • 賃貸仲介:不動産の貸主と借主をつなぐ仕事
  • 売買仲介:不動産の売り主と買い主をつなぐ仕事
  • 賃貸管理:賃貸物件(アパート、マンション、土地、駐車場)を管理する仕事

これらの全部に対応している会社もあれば、いずれかに専門特化している会社もあります。

買取」(※1)や「買取保証」(※2)をおこなっているかも見極めのひとつとなるでしょう。

※1 買取:不動産会社が自ら買い主となり、不動産を現金で買い取ること
※2 買取保証:「仲介」で買い主が見つからなかった場合に、あらかじめ取り決めていた額で不動産会社が「買取」をおこなうことを保証すること

自分に合ったタイプの会社を選ぶ

不動産会社は、規模によって地域密着型と大手とに分けることも可能ですが、売却を依頼したい物件の条件や、売り主としての希望条件に合った不動産会社を選びましょう

地域密着型と大手のメリット・デメリットをまとめてみました。

 地域密着型大手
メリット
  • 地域の状況に詳しい
  • 地域でのつながりがある
  • 担当者の異動が少ない
  • 家庭的な雰囲気
  • 広告宣伝力が強い
  • 広いエリアに対応
  • 社員教育がしっかりしている
  • 知名度からくる安心感
  • プレゼントやキャンペーンがある
デメリット
  • 大手に比べて広告宣伝力が限定的
  • 対応エリア以外のことについて相談できない
  • 店舗に入りづらい
  • 地域でのつながりが強すぎることがある
  • 営業が強引なことがある
  • 担当者の異動が多い
  • 地域の状況に詳しくないことがある
  • 地域でのつながりが弱いことがある

担当者や会社は信頼できるか

信頼ができ、相性の良い担当者がいる不動産会社を選びましょう

とはいえ、2022年3月31日時点で東京都内には、個人・法人を合わせて26,396もの宅建業者があるため(※)、良い会社・担当者を見つけるのは難しいです。

そこで、不動産会社・担当者の見極めのポイントををまとめてみました。

会社担当者
  • 会社の経営は安定しているか
  • ネガティブな過去はないか
  • 信頼できる人柄か
  • 相性は良さそうか
  • きちんと報告してくれるか
  • 適切なアドバイスをしてくれるか など

※出典:公益財団法人不動産流通推進センター「2023 不動産業統計集

担当者は依頼者の意向を聞いてくれることや、売却したい不動産取引で不利になりそうなことを話してくれるかがポイントです。寄り添って売却をサポートしてくれる姿勢がある会社・担当者を選んでいきましょう。

地域をよく知る会社を選ぶ

不動産が所在するエリアに営業拠点があり、売却実績がある不動産会社を選びましょう

駅までの距離、築年数、部屋や土地の広さなどの一般的に広告に掲載する情報だけでなく、眺望や近隣住民の様子など、住んでから関わるすべてのことに詳しい会社であるかがポイントです。また、地域の情報でもメリット・デメリットの両方を的確に伝えてくれるかも確認しましょう。広い情報を持っている会社なら、売却後のトラブルも極力避けられます。

大手不動産会社にも得意とするエリアがある

じつは大手不動産会社には得意とするエリアがあることが一般的です。

都市開発・再開発を現在おこなっている、あるいは、過去におこなったされたエリア内の不動産を売却するときは、ディベロッパーとして開発を手がけたグループの不動産会社に相談すると、その経緯からエリアのことを熟知していることがあります。

  • 三井グループ:日本橋、八重洲、赤坂、日比谷など
  • 三菱グループ:丸の内、大手町など
  • 住友グループ:西新宿、六本木、西新宿、飯田橋など
  • 東急グループ:渋谷など
  • 野村グループ:新宿、日本橋など
  • 森グループ:六本木、表参道、虎ノ門など

東京で不動産売却を進める際の流れ

あらかじめ売却の流れを把握しておくと、販売活動が段取りよく進められます。ここでは、不動産の売却の流れを「仲介」と「買取」の別に紹介します。

不動産を「仲介」で売却する場合の流れ

不動産を売却するときは、不動産会社に買い主を見つけてもらい、取引を「仲介」してもらうのが一般的です。その流れを見てきましょう。

  1. 不動産会社へ査定の依頼
  2. 査定結果の比較・検討
  3. 不動産会社との媒介契約の締結
  4. 売却活動
  5. 買い主との売買契約の締結
  6. 決済・引渡し
  7. 不動産会社へ仲介手数料の支払い
  8. 抵当権抹消登記(ローンで不動産を購入しており、完済した場合)
  9. 確定申告(翌年2~3月)

不動産を「買取」で売却する場合の流れ

急いで不動産を現金化しなければならないなどの場合は、「買取」という、不動産会社に直接売却する方法もあります。その流れは次のとおりです。

  1. 不動産会社へ査定の依頼
  2. 査定結果の比較・検討
  3. 不動産会社をひとつに絞り、正式な物件調査・買取査定
  4. 不動産会社との売買契約の締結
  5. 決済・引渡し
  6. 抵当権抹消登記(ローンで不動産を購入しており、完済した場合)
  7. 確定申告(翌年2~3月)

「買取」は、「仲介」と異なり買い主を探す必要がないため、より早く売却でき、仲介手数料もかかりません。ただし、売却価格は市場価格の7割程度とされています。

土地売却の流れについては、次の記事もご覧ください。

土地の売却にかかる期間は?なるべく早く売るためのポイントを解説

東京で不動産会社に売却を依頼するときの注意点

最後に不動産会社に売却を依頼するときの注意点を4つ紹介します。

複数の会社を比較する

複数の不動産会社に査定を依頼し、比較したうえで、正式に依頼する会社をひとつに絞りましょう。比較する会社数は、3社程度がおすすめです

1~2社だと査定額が相場よりも高いのか低いのか、サービス内容は適当なのかの判断がしづらいです。一方で4社以上依頼してしまうと依頼や比較の手間・時間がかかり過ぎてしまいます。

複数社に査定を依頼するときは、一括査定サイトを利用すると便利です。

査定額の高さだけで選ばない

複数社の査定結果を比較すると、どうしても査定額の高さに目がいってしまいがちです。しかし価格だけで選んでしまうとあとで販売活動で満足できなくなるなど、あとで思わぬ落とし穴で後悔する危険があります。

そのため査定額だけではなく、販売活動の方針と方法、地域での売却実績、仲介手数料の金額、会社や担当者の信頼性・相性の良さなどを総合的に勘案してひとつに絞りましょう

囲い込みの疑いがある会社とは契約しない

囲い込みを防ぐために、不動産会社からレインズ(REINS)に不動産を登録した証明書を受け取り、定期的にレインズに掲載されている情報をチェックしましょう

レインズとは、国土交通省指定の不動産流通機構が運営している不動産情報ネットワークシステムです。不動産会社は売却を依頼された不動産の情報をレインズに登録し、全国の不動産会社に公開することになっています。

レインズの仕組み

※画像出典:近畿レインズ

なかには、レインズ登録・証明書発行後に情報を取り下げてしまう悪質な会社もあるので、注意が必要です。

「囲い込み」とは?

囲い込みとは、売り主から売却を依頼された不動産を他社に紹介しないで、自社の顧客のなかからのみ買い主を見つける行為をいいます。

囲い込みをされてしまうと、買い主の募集範囲が狭まるため売却に時間がかかり、しかも不動産会社は「なかなか売れないので値下げをしましょう」と提案してきます。値下げをしても、不動産会社は売り主・買い主双方の両方から仲介手数料を得られる(両手仲介)ため、利益的に問題ありません。そのため、売り主だけが損をしてしまうことになります。

自分に合った媒介契約の形態を選ぶ

不動産会社に「仲介」の方法で不動産の売却を依頼する場合、不動産会社との間に媒介契約を結ぶ必要があります。この媒介契約は、下表のとおり3種類あるため、自分に合った媒介契約のタイプを選ぶようにしましょう。

項目一般媒介契約専任媒介契約専属専任媒介契約
契約期間3ヵ月が一般的(法律上の規定なし)最大3ヵ月(法律上の規定あり)最大3ヵ月(法律上の規定あり)
他の不動産会社への同時依頼できるできないできない
売り主による自己発見取引できるできるできない
不動産会社によるREINSの登録任意義務(媒介契約締結日から7営業日以内)義務(媒介契約締結日から5営業日以内)
不動産会社による売り主への定期報告任意義務(2週間に1回以上)義務(1週間に1回以上)
途中解除できる原則はできない原則はできない

売り主が隣地所有者に購入を自ら依頼したり、自らも買い主を探したい場合は、自己発見取引になる可能性が高いため、一般媒介契約を選ぶようにしてください。

まとめ

東京には非常に多くの不動産会社がありますが、まずは、自分が不動産会社に希望する条件を整理しておくとよいでしょう。

そのうえで、売却したい不動産が所在するエリアの事情に詳しく、売却実績が豊富な不動産会社を、複数候補をあげて査定依頼してください。その中から自分の希望条件と最も近い会社を選んでいきましょう。あわせて、不動産会社やその担当者の信頼性や相性の良さをチェックすることも忘れないようにしてください。

この記事の著者
駅探PICKS編集部
駅探PICKS編集部
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