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生活に余裕が出始めて銀行預金も増えてきたときに多くの人が考えるのが、老後の資金の増やし方。そこで投資初心者に注目されているのが、ソーシャルレンディングです。
ソーシャルレンディングは少額投資から始められるため負担が少なく、投資の難易度も比較的簡単であるとして人気があります。
しかし簡単とされるソーシャルレンディングでも、投資が失敗して損失を被ることは少なくありません。甘くみているとせっかくの資金を無駄にしてしまうリスクを孕んでいます。
そこで本記事ではソーシャルレンディングで失敗する原因を徹底解説。原因から投資の成功ポイントを探っていきます。加えて投資の注意点についても紹介するのでソーシャルレンディングに興味がある人は、ぜひご覧ください。
[AFF_ソーシャルレンディング_Funds]ソーシャルレンディングの失敗とは?
ソーシャルレンディングでよくある失敗は大きく分けて、以下の6つのパターンがあります。
- 貸し倒れによる元本割れ
- 返済遅延で資金回収の遅れ
- ソーシャルレンディング事業者が倒産
- 海外案件への融資で為替差損が発生
- 早期償還で想定どおりに運用できない
- 途中解約できずに想定外の出費に対応不可
まずはこれらの失敗パターンについて見ていきましょう。
貸し倒れによる元本割れ
まず1つ目のパターンとしてよくあるのが、出資した企業の業績悪化による貸し倒れです。
そもそもソーシャルレンディングは、ソーシャルレンディング会社を通して資金を求める需要者に貸し付け、返済利息から分配金=利益を得ています。しかし貸し付けている企業がもし傾いてしまったら、構造自体が崩れてしまう「貸し倒れ」が起こってしまうのです。
特に企業が倒産してしまうまでになると、分配金はもちろんのこと出資金も戻ってこないケースも考えられます。これがいわゆる元本割れです。貸し倒れが起きると元本割れまで連鎖的につながるケースも多く、ソーシャルレンディングで失敗した人が同時に経験することも多いです。
そのような状況だと企業自体も返済は保証できないため、投資家は大きな損失を被ることになるでしょう。また、ソーシャルレンディング会社でも元本の保証はしてくれません。
返済遅延で資金回収の遅れ
本来ソーシャルレンディングでは出資金が一定期間で返済されるものですが、貸し付けた出資金がなかなか戻ってこないケースもあります。
「多少遅れるだけならいいのでは?」と思うかもしれませんが、返済遅延で資金回収できないとなると、次の案件への融資が始められないデメリットを被ります。特に資金を大きく投入していたなら、投資計画だけでなく生活にも支障をきたす場合もあるでしょう。
また、返済遅延から前述した貸し倒れにつながるケースもあり、危惧すべきパターンの1つといえます。
ソーシャルレンディング事業者が倒産
出資企業ではなくソーシャルレンディングの事業者が倒産するケースもあります。初めは「ソーシャルレンディング事業者が倒産しても、投資企業が無事なら影響がないのでは?」と思いがちです。
しかし、たとえ投資企業が傷1つなくともソーシャルレンディング事業者が倒産してしまうと、投資家は影響を受けます。なぜならソーシャルレンディング事業者に出資金を預けて企業に出資をしているためです。
ソーシャルレンディング事業者が預かった出資金を会社の資金として動かしていれば、あるはずだったお金はなくなるため、投資家へ出資金を返済できなくなってしまうのです。
海外案件への融資で為替差損が発生
ソーシャルレンディングでは海外企業への融資案件もありますが、これらの海外投資でも損失を被ることがあります。原因は国のレートの違いによって生まれる為替差損です。
海外案件のソーシャルレンディングは表面的な部分の構造は変わりませんが、動く出資金は円から外貨に変換し、最終的にまた円に変換して返済や分配金を受け取ります。
しかし投資している海外企業の国のレートは円とはまったく同じではなく、変動もします。そのため、投資家への返済・分配時に出資したときより円高の場合は損失が生じることがあるのです。これがいわゆる為替差損といいます。
動くお金の規模が大きく魅力的な海外投資ですが、為替差損のリスクを考えていないと失敗する可能性が高いでしょう。
早期償還で想定どおりに運用できない
出資企業の何らかの都合で早期償還されてしまうことで、想定より利益は得られないこともあります。早期償還は珍しいことではなく、例えば出資金を使う目的の企画がなくなったから資金がいらなくなった、よりよい融資先を選んだといったことなどがあると、起きる可能性が高いです。
早期償還となると元本は戻りますが、運用期間中の終了=利益を生めないということになります。つまり投資した意味がなくなってしまうといえるでしょう。元本割れなどの失敗よりは振り出しに戻る程度ですが、投資計画を練っていた場合は計画の立て直しが必要になります。
途中解約できずに想定外の出費に対応不可
ソーシャルレンディングは運用し始めると途中解約ができません。つまり出資したお金は運用期間中は現金化できない=使えないということを意味します。
そのため、資産を大きく投入していた投資家が想定外の出費があったときに、対応できなくなってしまうケースがあります。
例えば想定外の出費でよくあるのは、事故や病気、何かしらの事情による離職や転居などです。このような想定外の出費が起きたとき、動かせるお金がないと生活自体を脅かすことも少なくありません。資産に余裕があったはずが動かせるお金がないせいで、お金を借りなければいけなくなる展開も考えられるでしょう。
ソーシャルレンディングで失敗する原因
ここまでソーシャルレンディングでよくある失敗について紹介してきました。これらを掘り下げると、何が原因で失敗を招いてしまったのでしょうか?
考えられるのは以下の4つの原因です。
- 事業者や案件の情報をよく調べずに融資
- 単独案件・事業者に限定して融資
- 利回りの高さ重視でリスク管理なし
- 生活資金を使って融資
各原因を詳しく解説します。
事業者や案件の情報をよく調べずに融資
ソーシャルレンディングで貸し倒れや元本割れなどにいたってしまう原因の1つは、事業者や出資する企業の情報・案件について、きちんと調べていなかったというケースが多いです。
ソーシャルレンディング事業者は自社で投資してもらうために、アピールに余念がありません。例えば年利が何%か、元本を守るためにどのような策を講じているかなど良い点が目につくはずです。
しかしそれらの広告や公式サイトの謳い文句は、投資の保証にはなりません。事業者の実績も知らずに利用したら、悪い事業者を利用してしまっていたということもあります。
悪い事業者を選んだばかりに分配金が担保できなくなってしまったり、最悪の場合は元本割れを起こしてしまうケースにつながってしまうでしょう。悪い事業者ではなくとも、経験不足な事業者だとリスクも高まります。
また、出資企業についても同じです。「事業者を通してる企業だから安心!」と融資先について何も把握せずにいると、知らないうちに企業が傾いていたということにもなりかねません。結果、前述した貸し倒れにつながってしまいます。
単独案件・事業者に限定して融資
投資するときに高く利益が見込めそうだからといって、単独案件・事業者に限定してしまうことも投資失敗の原因となりえます。
本来、投資はすべてのリスクを防ぐことはできないため、リスク分散が必須です。具体的には融資先を増やし、1つがダメになっても他で補えるような投資計画を練ることが基本となります。
しかし、投資初心者で失敗する人は自信がないゆえに、数多くの投資先を持つことに乗り気でないことも多いです。そのために聞こえがいい案件や事業者で投資先を限定してしまい、案件が破綻したときに大損失を被ってしまうのです。
利回りの高さ重視でリスク管理なし
ソーシャルレンディングで利益を得るには、利回りが重要です。しかし利回りばかりに注視しすぎて、リスク管理をしていないと失敗する原因になります。
前述したように投資では全方位のリスクを防ぐことはできません。リスク管理をしなければトラブルが起きたときに資産をただ大きく損なうだけになってしまうのです。
そのため、貸し倒れや返済遅延などが起きる可能性を考慮したうえ、リスク管理をどうしていくか考えて対策をしておくことが必要になります。
生活資金を使って融資
失敗例であった「途中解約できずに想定外の出費に対応できないケース」は、つまるところ生活資金を使って融資してる部分が大きいことが原因です。ソーシャルレンディングは運用中は現金として動かせないため、お金が必要になってから慌ててしまいます。
他の投資でもいえることですが、特に元本割れのリスクをともなうソーシャルレンディングでは生活資金やいざという時に動かせるお金は投資資金とは別に考えなければいけません。
賭け事のような感覚で生活資金まで大きく投入してしまうと、急な出費や投資資金が戻ってこないような場合に足元をすくわれることにもなりかねないでしょう。
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ソーシャルレンディングを成功させるポイント
失敗する原因を紐解くと逆説的にソーシャルレンディングで成功させるポイントがみえてきます。ここからはそんな失敗原因などを踏まえて、ソーシャルレンディングを成功させる以下のポイントを見ていきましょう。
- 公開されている情報を吟味して事業者を選ぶ
- 複数のソーシャルレンディングサービスを使う
- 透明性の高い案件に投資する
- 保証や担保付きの案件に投資する
- 複数の案件に投資する
- 元利一括返済の案件は避ける
公開されている情報を吟味して事業者を選ぶ
少しでも貸し倒れや元本割れのリスクを減らすポイントは、まず使うソーシャルレンディング事業者を吟味するところから始めましょう。事業者原因の失敗リスクを少なくすることができます。
ソーシャルレンディング事業者を吟味するには公式サイトだけではなく、事業者の実績、財務内容、行政処分の記録などを確認しましょう。また、同時にどの程度これらの情報を誠実に公開しているかも注目すべきポイントです。
過去にソーシャルレンディング事業者でトラブルがあった会社は、出資金の使用用途で不透明だったことで行政処分を受けていたり、損失を隠しており元本割れを起こしてしまったりというケースがあります。
つまり不利益を被るからといって情報を隠蔽したり、失敗の実績情報をわかりにくくしているような事業者は信用できないといってよいでしょう。そのため、具体的な実績や情報の透明性をしっかりチェックしてから選ぶようにしてください。
また、ソーシャルレンディング事業者の資産が分別管理されているかも確認しておきましょう。分別管理とは、ソーシャルレンディング事業者の資産と投資家の出資金が別管理されている状態を指します。
もし元本割れなどを起こしても、分別管理されている場合は出資金が戻ってくる希望があります。資産の管理は事業者によりまったく異なるため、その点も注目が必要です。
複数の案件に投資する
複数の案件に分散して投資することもソーシャルレンディングで成功するポイントです。分散することで1つの案件が失敗しても、資金をすべて失うことになりません。
加えて同ジャンルの案件に絞らないこともおすすめです。例えばAの案件が業界内で需要が下がり利益が下がってしまったとき、Bの案件が別業界なら影響を受けず利益を伸ばすことができます。
また、投資する期間も変えれば、返済金を受け取れない期間が重ならないため、次の投資にスムーズにつなげやすくなります。
複数のソーシャルレンディングサービスを使う
複数のソーシャルレンディングサービス(事業者)を活用することもポイントです。なぜなら1つの投資先に限定するリスクを分散させることができるためです。
もし何らかの理由で1つのソーシャルレンディングサービスの投資が失敗または停止してしまっても、競合他社で運用している部分があれば、損失はあれど資金をすべてを失うことはありません。
透明性の高い案件に投資する
透明性が高い案件を選び、投資することもソーシャルレンディングを成功させるポイントとなります。透明性が高い案件は出資企業が明確なプランを練っているということにもつながるためです。
具体的には出資する企業がどのような事業内容に出資金を活用するのか確認しておきましょう。加えて運用期間や利回りまでを確認してください。なお、前提として企業の以下の項目も確認が必須です。
- 実績(リピート案件など)
- 財務状況
- 求人状況
- 銀行融資があるか
情報を集めていけば、総体的に投資する価値があるかも判断しやすくなります。
保証や担保付きの案件に投資する
投資案件を選ぶときは保証や担保付きを選ぶことも成功の秘訣です。たとえ出資企業の案件が失敗しても、担保や支払い保証があればリスクを軽減することができます。
資産を必ず保証するものではありませんが、リスク対策されていない案件に比べれば、いざというときの損失が少なく済む可能性があるでしょう。
元利一括返済の案件は避ける
ソーシャルレンディングでの返済金の分配構造は3つあります。このうち、元利一括返済の案件は避けることがおすすめです。
それぞれの分配システムの特徴は以下のとおりです。
元本一括返済 | 元利均等返済 | 元利一括返済 |
出資金は運用終了後に一括で返済され、発生する利息は月ごとに分配される方法。利回りが安定しやすいが、元本が満額返済されないリスクがある。 | 出資金と発生する利息の両方が毎月均等に分配される方法。元本をすべて失うリスクはないが、出資企業へ預ける元本が減っていくため利回りも下がっていく。 | 出資金も発生する利息も運用期間後に一括で分配される方法。運用中一切の利益を得られない。伸びる場合は利益率(利回り)が高いが、運用終了まで利益を受け取ることができない。貸し倒れがおきれば元本と利息の両方を失う。 |
このなかでも元利一括返済を避ける理由は、デメリットによるリスクが大きいためです。利回りが高いとなると魅力的な案件にも感じられますが、もし貸し倒れが起きたときにすべてを失うというリスクは拭えません。
捨てるかもしれないお金と覚悟しない限りはリスクが高すぎるため、なるべく避けることが懸命です。
ソーシャルレンディングで失敗しないための注意点
最後にソーシャルレンディングで失敗しないために気を付けたい注意点についてご紹介します。ソーシャルレンディングはまだまだ若い分野で、ハイリターンを狙えつつも失敗するリスクが散見されます。
失敗する可能性を下げるためには、注意深く事業者や出資企業の案件を見極めることが大事です。
そのためにも、以下の4つの注意点を確認していきましょう。
- 運用期間が長い案件への投資は慎重におこなう
- 利回りが高い案件は細部までチェック
- 海外事業への投資は為替ヘッジを確認
- 信用に不審な点がある案件には手を出さない
以下で詳しく解説します。
運用期間が長い案件への投資は慎重におこなう
運用期間が長い案件へ投資する場合は、リスクが高くなることもあるため気を付けましょう。
投資は将来性を見通して運用していくことが普通です。しかし期間が長ければ長いほど、難易度が高くなります。経済情勢や財務状況は日々変化し、数年後にはどのように変わっているのか完璧には見通すのは難しいです。
今は需要が高く注目されているジャンルの案件でも、数年後には需要がそれほどではないかもしれません。そのため、運用期間が長い案件に関しては、よく考察したうえで投資するようにしましょう。
利回りが高い案件は細部までチェック
利益を求めて利回りが高い案件を選ぶのは悪いことではありませんが、案件に関する情報は細かくチェックしましょう。なぜなら利回りが高い案件はリスクが高いためです。
利回りが高くとも運用にリスクがともなっていたり、元利一括返済で利益を受け取れるのはしばらく先ということもあります。
また、そもそも返済のハードルが高く、返済が難しくなるケースもあります。無理がある利回りを設定していないか、どうやって高い利回りを叶えることができるのか、よくチェックしておきましょう。
海外事業への投資は為替ヘッジを確認
海外事業への投資をする場合、為替差損リスクに備えて為替ヘッジを確認しましょう。為替ヘッジとは、為替差損のリスクを回避することを指します。投資の為替ヘッジで一般的なのは、為替予約です。
為替予約は、外貨交換と同時に将来的に一定レートで外資と交換できる権利を予約することができます。これにより予約した一定レートで外貨を交換することが可能です。ただし為替予約をすると交換するお金同士の金利差相当の手数料分、損をするケースもあるため注意が必要です。
為替予約は本来、投資したときより企業からの返済時にレートが円高ドル安であるなら、為替予約をしておくことで為替差損のリスクを減らすことができます。しかし逆に返済時のレートが変動しないなら、逆に為替予約額の設定のほうが低くなってしまえば外資交換で実質的に損をしてしまいます。
海外企業に投資をするなら、これらの為替ヘッジの方法は考えておく必要がありますが、条件やリスクについてもしっかりとチェックしておきましょう。
信用に不審な点がある案件には手を出さない
そもそもソーシャルレンディングの事業者、出資する企業ともに不審な点がある場合は無理に投資をしないようにしましょう。
ソーシャルレンディングはまだ実績が短い投資です。事業者のなかには出資企業(投資先企業)の信用情報のチェックや審査が甘いところがあります。さらにひどいと経営自体がずさんな企業も隠れていることもあります。
過去にはソーシャルレンディング事業者で詐欺や持ち逃げといった事件も起きているため、事業者選びは気を付けるべき部分です。
事業者や出資企業の信頼性は行政処分を受けているかどうか、どのような行政処分を受けているかで、ある程度の信用が測ることができます。成功するポイントで解説した企業の透明性についても注視して、不審な事業者や案件には手を出さないようにしてください。
まとめ
ソーシャルレンディングは少額から投資できたり、難しい運用は任せられたりと初心者でも始めやすい特徴を持っています。しかし投資には必ずリスクがつきものです。
特にソーシャルレンディングの場合は、返済遅延や早期償還、海外案件だと為替差損などで思ったように利益を得られないことがあるでしょう。元本保証がないため、最悪の場合は元本割れとなり資産を失う恐れがあります。
そんな投資失敗に陥ってしまわないためには、少しでもリスクを少なくする努力が必要です。事業者と出資企業をよく調べて、案件を吟味すること。リスク分散をして資金に余裕を持つことが大切です。
初心者だからといって手間を削ると投資は失敗する可能性が高まります。慎重に案件を見極めうまく資産を運用していきましょう。
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