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マンション査定のおすすすめ12選!失敗しない選び方から売却のコツまで解説

マンション査定のおすすすめ12選!失敗しない選び方から売却のコツまで解説

マンションを売却するうえでマンション査定は欠かせません。しかしどういったマンション査定サービスがあるのか疑問をお持ちではないでしょうか。

また、それぞれのサービスの特徴やAIによる査定の違いついて知りたい人も多いでしょう。

そこで、本記事はマンション査定を利用しようとする人に向けて、査定サービスの選び方から売却のコツまで解説します。さらに、おすすめのマンション査定についてもそれぞれ詳しく紹介しますので、マンションを売却する際にぜひ参考にしてください。

利用するマンション査定の選び方

マンション査定を選ぶ際には、次の4点を重視しましょう。

  • マンション査定の対応地域
  • 同時査定の数
  • マンション査定の方法
  • 提供されているサービスの内容

ここでは、それぞれについて解説します。

マンション査定の対応地域

マンション査定を選ぶ際には、まず所有するマンションが対応エリアに含まれているのかを確認しましょう。マンション査定は特定の地域に特化していたり、全国展開していたりと、サービスごとに対応地域が異なります

そのため、どのサービスを利用する場合でも対応エリア内にマンションがあることが前提です。なお、エリア外のマンション査定は基本的にはできないので、その場合は該当エリアに対応している別のサービスを利用しましょう

同時査定の数

同時査定の数が多いほど利用者にとってのメリットは大きくなります。査定をしてもらう不動産会社の数が少ない場合では、得られる情報が限られるため、状況によって誤った判断をすることがあるからです。

具体的には相場よりも安い価格を提示した業者を選んでしまったり、悪質業者にマンション売却を依頼するケースです。このようなケースではせっかくのマンション売却で損をしたり、トラブルに巻き込まれたりなど不利益を被ります。

一方、多くの不動産会社に依頼できるケースでは、それぞれを比較することで、おおよその相場把握やどういった計算で査定額が算出されているのかを知れるでしょう

同時査定の数が多いほど比較材料が増え、意思決定に有利に働くためマンション査定選びの際には同時査定の数も重視したほうがよいです

マンション査定の方法

マンション査定には、不動産会社への直接依頼、AI(匿名)、一括査定の3つの方法があります。それぞれの特徴については以下の表を見てください。

マンション査定の種類マンション査定の特徴
直接依頼
  • 自分で不動産会社を選んで査定が依頼できる
  • 1つの不動産会社に依頼することがほとんどであり、他社との比較ができない
AI(匿名)
  • 早いもので数秒、遅くとも数日で査定額を確認できる
  • 個人情報の入力、電話・対面での対応などが不要
  • 査定額の正確性については他よりも劣る
一括査定
  • 複数の不動産会社に一括査定をいつでも依頼できる
  • 申し込み後数日で査定結果を確認できる
  • 複数社への電話・メールでの対応が必要になるため、人によっては面倒に感じる場合もある

上記のように特定の不動産会社に依頼したい場合では直接依頼というのもありですが、他社と比較できないデメリットは軽視できません。一方で、AI(匿名)や一括査定では、迅速に結果を確認でき、他社と比較しながら売却を進めていけるため、直接依頼よりもおすすめです。

提供されているサービスの内容

コンテンツの充実度や問い合わせ体制など、サポートの手厚さからサービスを選ぶことも重要です

それぞれのマンション査定によって提供されているサービスの内容は異なります。そのため、どういったサービスを展開しており、どのようなメリットがあるのかを把握する必要があります

例えば、マンションや売却に関するコラムなどがあれば、知識面を補完できるため初心者にとってはありがたいです。また、電話やメールでの対応を迅速におこなえるなら、疑問点を解消しやすく不安を軽減したうえで売却できるでしょう。これらのように提供されているサービスの内容を比較して、利用するマンション査定を検討してみてください。

おすすめのマンション一括査定サービス7選

ここでは、おすすめのマンション一括査定サービスを次の7つ紹介します。

  • すまいValue
  • すまいステップ
  • イエウール
  • マンションナビ
  • SUUMO売却査定
  • HOME4U
  • LIFULL HOME’S

それぞれの対応地域や連携会社数などから自身に向いているのかを検討してみましょう。

すまいValue

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※画像出典:すまいValue公式サイト

運営会社小田急不動産、住友不動産販売、東急リバブル、野村不動産ソリューションズ、三井不動産リアルティ、三菱地所ハウスネット
運営開始2016年10月
提携会社数上記不動産大手6社
対応エリア北海道、宮城県、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、愛知県、岐阜県、三重県、大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県、岡山県、広島県、福岡県、佐賀県など
対応不動産マンション・一戸建て・土地など
査定依頼件数77万件以上(2016年10月~2023年5月時点)

すまいValueは小田急不動産や住友不動産販売など不動産大手6社によって運営されている一括査定サービスです。全国のエリアに対応しており、マンション以外では一戸建てや土地などの査定もおこなっています。

また、2016年のサービス開始から2023年5月までに77万件以上の査定依頼を受けており、多くのユーザーから支持されています。

サービスの特徴は大手の不動産会社に査定を依頼できる点と、都市部エリアの物件に特化している点です。一括査定をおこなう予定のマンションが都市部であれば、より正確な査定と大手不動産会社によるサポートを受けられるでしょう。

すまいValueで一括査定をする

すまいステップ

※画像出典:すまいステップ公式サイト

運営会社株式会社Speee
運営開始2020年4月
提携会社数1,000社以上(公式サイトより)
同時査定数4社
対応エリア全国
対応不動産マンション、一戸建て、土地
年間利用者数500万人以上(公式サイトより)

すまいステップは株式会社Speeeが2020年より運営する一括査定サイトです。サービスとしてはまだ新しいですが、提携会社数は1,000社以上、年間利用者数は500万人以上と多くの人が利用しています

一括査定は最大で4社まで比較することが可能で、全国のエリアに対応しています。地方在住であっても豊富な選択肢から良い査定結果を提示した不動産会社に売却を依頼できるでしょう

なお、株式会社Speeeはイエウールという一括査定サイトも運営していますが、すまいステップとは違いがあります

すまいステップでは、査定依頼時の担当者に厳格な基準を設けて、依頼者に対して強いサポートをすることで満足度を高めています。一方でイエウールは独自のシステムのうえで地域密着型の不動産会社と提携し、多種多様な業者で査定できるのが特徴です。

そのため、優秀な担当者に査定を依頼したい人、マンション売却に関する疑問などを答えてほしい人はイエウールが向いているでしょう。

すまいステップで一括査定をする

イエウール

※画像出典:イエウール公式サイト

運営会社株式会社Speee
運営開始2014年1月
提携会社数2,000社(2022年1月現在)
同時査定数6社
対応エリア全国
対応不動産マンション、一戸建て、土地など
月間利用者数2万人(2022年1月現在)

イエウールは株式会社Speeeが2014年1月より運営する一括査定サイトです。上記のすまいステップと同じ会社が運営しており、全国のエリアに対応、マンションや一戸建てなどの不動産査定をおこなっているなどサービスの内容が似ています。

一方で、提携会社数が2,000社とすまいステップよりも多く、最大で6社の査定を依頼できるため、地域に密着した複数の不動産会社の査定内容を比較できるでしょう。

そのため、都市部よりも地方にあるマンション売却の際に利用すれば、より多くの選択肢をえられるのでおすすめです。

イエウールで一括査定をする

マンションナビ

※画像出典:マンションナビ公式サイト

運営会社マンションリサーチ株式会社
運営開始2011年
提携会社数2,500社
同時査定数9社(売買6社+賃貸3社)
対応エリア全国
対応不動産マンションのみ
累計利用者数500万人以上(2020年自社調べ)

マンションナビはマンションリサーチ株式会社が2011年より運営している一括査定サイトです。全国のエリアに対応しており、提携会社数も2500社と多いため、豊富な選択肢の中から優良な不動産業者を選べます

また、マンション専門のサービスとなっており、売却という選択肢だけでなく賃貸での査定もおこなえます。具体的には売買目的は6社、賃貸は3社と比較することができるため、売却以外での活用を検討している場合におすすめです。

なお、マンションナビでは無料の会員登録をおこなうことでマンションの取引データなどを閲覧できます。したがって、査定のためだけでなく、情報源としてサイトを利用するのも有効です。

マンションナビで一括査定をする

SUUMO売却査定

※画像出典:SUUMO売却査定公式サイト

運営会社株式会社リクルート
運営開始2009年
提携会社数2,000社以上
同時査定数10社
対応エリア全国
対応不動産マンション、戸建て、土地

SUUMO売却査定は株式会社リクルートが2009年より運営している老舗の一括査定サイトです。全国のエリアに対応しており、提携会社数も2,000社以上となっているため、都市部や地方を問わず大手から中小の不動産会社に査定を依頼できるでしょう

また、最大で10社まで査定で比較可能なため、多く売却先を検討できます。ただし、地域によっては査定できる不動産会社数が限られるため、その場合は他のサービスも併用しましょう。

この他、サイト上では各都道府県のマンションの売却価格相場などが紹介されているため、査定結果の検討時などに活用できます。

SUUMOで一括査定をする

HOME4U

※画像出典:HOME4U公式サイト

運営会社株式会社NTTデータ スマートソーシング
運営開始2001年
提携会社数2,100社
同時査定数6社
対応エリア全国
対応不動産マンション、戸建て、土地など

HOME4Uは2001年より株式会社NTTデータ スマートソーシングが運営している一括査定サイトです。20年以上の歴史を持ちながら2,100社の不動産会社と提携し、6社まで同時査定ができます

また、全国のエリアに対応しているため、地方のマンションを売却する際にも役立つでしょう。なお、NTTデータのグループ会社が運営をおこなっており、セキュリティ面に対する技術や意識が高いため安心できます

一括査定サイトとしての実績や運営会社の信頼感がサービスの特徴といえます。

HOME4Uで一括査定をする

LIFULL HOME’S

※画像出典:LIFULL HOME’S公式サイト

運営会社LIFULL
運営開始1997年4月
提携会社数3,726社(2022年10月現在)
同時査定数10社
対応エリア全国
対応不動産マンション、一戸建て、土地、投資用物件、倉庫・工場
利用者数838万人(2022年10月現在)

LIFULL HOME’SはLIFULLが運営する一括査定サイトです。以前はHOME’Sという名称でしたが、親会社の社名変更にしたがって変わっています。

サイトは不動産ポータルサイトとして1997年より存在しており、マンションだけでなく一戸建て、土地、投資用物件などの不動産に対応。2022年10月現在では提携会社数は3,689社、利用者数(2022年1月現在)は838万人とたくさんの不動産会社とユーザーをつないでいます。また、全国のエリアに対応しており、最大で10社までの査定を比較できます。

そのため、一括査定サイトを利用していく際に、提携している不動産会社数と同時査定数を重視する人に向いているサービスです。

LIFULL HOME’Sで一括査定をする

AIによるおすすめマンション査定5選

ここでは、AIによるおすすめマンション査定を次の5つ紹介します。

  • HowMa
  • 三井のリハウス
  • HOSEDO
  • IESHIL
  • SRE不動産

上記のサービスの特徴などを理解したうえで相場確認のためなどに利用してみましょう。

HowMa

※画像出典:HowMa公式サイト

運営会社株式会社コラビット
運営開始2015年8月
提携会社数30社
同時査定数6社(オンライン売却の場合)
対応エリア全国(オンライン売却は23区内のみ)
対応不動産戸建て、マンション

HowMaは株式会社コラビットが2015年8月より運営しているマンション査定です。こちらについてはAI査定とオンライン売却の2つのサービスがあります

AI査定では調べたい物件情報などを入力し、アカウント登録をおこないます。登録するとAIが過去のデータと照らしあわせて相場価格を算出し、メールで結果を受け取ることが可能です

このとき、査定は匿名でおこなえるため、不動産会社への電話対応などをする必要がありません。なお、AI査定は全国のエリアに対応しているので気軽に利用してみましょう

一方、後者のオンライン売却は実際にマンションをみたうえで、最大6社の提携不動産会社に査定を依頼し、売却を進めていきます。一般的な売却手続きですが、一部手順をオンラインでおこなえる特徴があります。ただし、オンライン売却は東京23区内のみの対応になっているので注意してください。

HowMaで一括査定をする

三井のリハウス

※画像出典:三井のリハウス公式サイト

運営会社三井不動産リアルティ株式会社
運営開始1981年10月
提携会社数1
対応エリア全国
対応不動産マンション

三井のリハウスは大手不動産会社である三井不動産リアルティ株式会社が運営するAI査定サービスです。

マンション名などで物件を検索し、AIが過去の成約価格などから想定される価格を算出します。結果の確認にはログインが必要ですが、所有するマンションの価値を簡単に把握できる特徴があります。

なお、サービスの利用はパソコンからだけでなく、スマートフォン上からもできるため便利です。

また、三井のリハウスについては都市部などを主力にしていますが、店舗は全国各地に置いています。そのため、いざ売却する際にも手厚いサポートに期待できるでしょう。したがって、気軽にAI査定で価値を調べたい人や大手不動産会社の強みを活かしたい人に向いています

すまいステップで一括査定をする

HOSEDO

※画像出典:HOSEDO公式サイト

運営会社株式会社And Doホールディングス
運営開始2009年1月
提携会社数682社(2022年9月末現在)
対応エリア全国
対応不動産マンション、戸建て、土地

HOSEDOは株式会社And Doホールディングスが運営するマンション査定です。AI査定10秒でDoでは不動産の住所や築年数などを入力することで、AIが過去のデータを参照して査定結果を出力します

また、提示金額は仲介や買い取りのケースでの市場価格であり、最短10秒で結果がわかります

なお、サイト上で簡易のサービスが体験できるWeb版、スマートフォンのアプリ版の2つが存在していますが、売却を真剣に検討している場合はより詳細な査定を依頼できる後者がおすすめです

HOSEDOで一括査定をする

IESHIL

※画像出典:IESHIL公式サイト

運営会社株式会社リブセンス
運営開始2015年8月
対応エリア東京、神奈川、埼玉、千葉
対応不動産マンション
利用者数150万人

IESHILは東証プライム上場の株式会社リブセンスが2015年より運営しているマンション査定です。こちらの査定では9,000万件にものぼるデータを利用して査定額を素早く算出しています。なお、マンション一棟の価格だけでなく、一部屋ごとの金額の提示も可能です

ただし、対応エリアは東京や神奈川などと首都圏に限定されています。したがって、該当するエリアにマンションがあるケースで、どれくらいの価値があるのかを把握する際に利用するとよいでしょう。

IESHILで一括査定をする

SRE不動産

※画像出典:SRE不動産公式サイト

運営会社SREホールディングス(ソニーグループ)
運営開始2014年4月
対応エリア東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県
対応不動産マンション、一戸建て、2世帯住宅、土地、駐車場など

SRE不動産はSREホールディングスが2014年より運営しているマンション査定です。こちらは通常の不動産売却とはことなり、売り主や買い主それぞれにエージェントを配属し、依頼者目線に立って取引を進めていく特徴があります

また、その際の査定についてはAI技術を駆使して、過去のデータや市場動向、周辺環境を加味して具体的な金額を算出。そのため、公平な観点から価格を決め、より高く売却できるようにしています。

なお、査定は60秒程度でおこなえるので手間なく実行できるでしょう

SRE不動産で一括査定をする

マンション査定が必要な理由と利用の流れ

ここでは、マンション査定における次の4つの基本について解説します。

  • マンション査定が必要な理由
  • 一括査定を受ける流れ
  • AIでマンション査定をする流れ
  • マンション査定後の引渡しまでの流れ

上記の内容をしっかりと理解したうえでマンション査定を利用していきましょう。

マンション査定が必要な理由

マンション査定は相場を把握して売出価格を決定するために必要です。なお、売出価格とは売り主がマンションを売り出す際に提示する価格のことで、こちらが相場に応じた金額で設定されていなければ、うまく買い主を見付けられなかったり、安い金額を提示してしまう可能性があります。

そのため、不動産会社に査定を依頼して、どれくらいの価値を持っているのかを知ったうえで売出価格を設定する必要があります。

ただし、不動産会社ごとに算出される査定額には違いがあるため、一括査定を利用して複数社を比較し、過去のデータから査定額を算出するAI査定で、相場の把握と業者の選定をおこないます。相場を理解したうえで適切な売出価格を設定しましょう。

一括査定を受ける流れ

一括査定を受ける流れは次のとおりです。

  1. 不動産情報の調査・希望条件などをまとめておく
  2. 一括査定サイトより申し込みをおこなう
  3. 不動産の情報や個人情報を記載する
  4. 対応エリアの不動産会社に机上査定を申し込む
  5. 机上査定の結果を確認・必要に応じて不動産会社と話し合う
  6. 任意の業者に訪問査定を依頼する
  7. 訪問査定の結果を確認・納得がいけば売却を依頼する

まず、不動産情報については住所や築年数、面積などを登記簿で確認し、一括査定サイト上で該当エリアのマンション相場などもあわせて調べておくとよいです。

あとはサイト上のバナーなどから一括査定を申し込み、複数の業者に机上査定(不動産情報のみからの概算の査定方法)を依頼しましょう。そして、机上査定の結果や業者のとの話し合いから、よさそうなところに訪問査定(実際に不動産を確認して査定する方法)を依頼してください

最後に、よりよい条件を提示した不動産会社と契約し、売却を依頼しましょう。

AIでマンション査定をする流れ

AIでマンション査定をする流れは次のとおりです。

  1. 不動産情報の調査
  2. 利用するAI査定のサイトから不動産情報などを記載する
  3. 必要に応じてメールアドレスの登録をおこなう
  4. サイト上やメールから査定結果を確認する

まず、AI査定の場合でも不動産情報が必要になるため、登記簿などから住所や面積、階数などの情報を確認しておきましょう。そして、利用するサイトにアクセスしてAI査定をおこなってください。

そして、調べた不動産情報を入力して送信します。なお、利用するAI査定によっては結果を受け取るためにメールアドレスの登録が必要になるため、正しいアドレスを入力するように注意してください。

あとはサービスによりサイト上に結果が表示、もしくはメールで査定結果が届くので確認しましょう。

マンション査定後の引渡しまでの流れ

マンション査定後は次の手順で引き渡しまでの流れが完了します。

  1. 査定完了・媒介契約を締結する
  2. 売出価格の決定・売り出しをおこなう
  3. 内覧・買い主との交渉をおこなう
  4. 売買契約を締結する
  5. 決済・引き渡しをおこなう

まず、査定を完了させ、納得のいく不動産業者に売却を依頼する旨の媒介契約を締結します。次に、査定額などに応じて売出価格を決定し、不動産業者が売り出しを実施。そして、買い主から連絡を受けてマンションの内覧、価格についての交渉などをおこないます。

売り主と買い主で交渉がまとまれば、最後に売買契約を結びます。あとは契約内容にしたがって代金のやり取り、物件のカギを渡せば引き渡しは完了です。

マンション査定前にすること

ここでは、マンション査定前にするべき以下の2点について解説します。

  • 事前にエリア相場を調べる
  • 必要書類を準備する

売出価格の決定や手続きに必要になるので、しっかり理解しておきましょう。

事前にエリア相場を調べる

査定結果を検討するためにも事前にエリア相場を調べておくのがよいです。不動産会社から査定結果が届いたとしてもエリアの相場がわかっていなければ、その金額が適正なのかを判断することは難しいです。そのため、あらかじめエリア内でのマンションの相場がどれくらいであるのかを確認しましょう。

また、相場については一括査定サイト上などで情報が公開されている場合があるため、査定を依頼する前に情報が載っていないかを調べてみてください。もしくはAI査定などを利用するとおおよその価格がわかるので、その数字を相場価格とするのも有効です。

必要書類を準備する

以下の書類が査定には必要です。

  • 登記簿謄本・登記済権利書など
  • 購入時の売買契約書・重要事項説明書
  • 建物の図面・土地の測量図
  • 管理規約・使用細則など
  • 身分証明書・印鑑証明書・固定資産税の納税通知書など
  • 住宅ローンの残高証明書

上記については事前に用意しておきましょう。必要書類が分からない場合は、不動産会社に相談すると種類の一部を用意してもらえることもあります。

査定後のマンションを売却するコツ

査定後のマンションは、次のコツを押さえたうえで売却しましょう。

  • 査定結果を使い不動産会社を選ぶ
  • 損をしないタイミングを計る
  • マンションの内覧は印象をよくする工夫をおこなう
  • リフォームは事前に相談

査定結果を使い不動産会社を選ぶ

査定結果は不動産会社の選別に役立ちます。一般的に不動産会社に査定を依頼すると、業者の判断に応じた金額が提示されます。そのため、一括査定を利用すると複数の不動産会社の査定結果を確認できるので、そこからある程度はどの不動産会社が信頼できるのかを検討可能です

具体的には、相場よりも極端に高い・安いといったケースは避けましょう。査定額をあえて高くすることで依頼をもらおうとしたり、安い金額で利益を得ようとする悪質な業者の可能性があるためです。

また、査定額を鵜呑みにせずに、どういった根拠で算出されたのかを担当者に確認することも大切です。担当者の対応から、本当に信頼できる不動産会社であるのかを判断できます。

上記のようにうまく査定結果を検討して、依頼する業者をチェックしてみましょう。

損をしないタイミングを計る

さまざまなタイミングで売却価格は上下するため、損をしない時期に査定・売却を進めていくのが大切です。こちらについては以下のタイミングで検討するのがおすすめです。

  • 新年度を迎える1~3月、引越しがしやすい9~11月
  • 最も中古物件の取引がなされる築年数が10~15年
  • 大規模な修繕工事がおこなわれたあと
  • 売買時の税金が安くなる所有から5年以上
  • 節税が可能になるマンションを相続してから3年以内
  • 数年後にオリンピックを控えるなど景気の動向に期待できる時期

マンションの内覧は印象をよくする工夫をおこなう

マンションを売却するには内覧を成功させる必要があります。そこで以下のような印象をよくするための方策をおこないましょう。

  • 玄関や水回りなど内覧希望者がチェックする場所はすべて掃除しておく
  • においや汚れなどが取れない場合にはハウスクリーニングを利用する
  • 傷が付いている場合は直せる範囲で補修する(コストが高い場合はやめる)
  • 室内は整理整頓してすっきりとした印象を与える
  • 相手にあわせてお茶を出したり、質問などに真摯に答える

なお、室内の環境については、不動産会社によってホームステージングというプロに監修してもらう方法で、室内を魅力的にみえるように変えてもらうこともできます。

リフォームは事前に相談

リフォームについては費用対効果が期待できなことがあるので、不動産会社に相談してからやりましょう。一般的にはリフォームをおこなわずにマンションを売却するのが主流です。これは支払った費用と売却金額の上昇幅が必ずしも見合うわけではなく、むしろ赤字になってしまうこともありえるため実行しないことが多いのです。

そのため、勝手にリフォームをおこなわず、まずは不動産会社に相談してみましょう。そうすればプロの視点からリフォームの可否を判断してもらえるので、余計な費用や損を防ぐことができます

マンション査定の注意点

マンション査定では次の3点に注意しましょう。

  • マンションの査定額は参考程度に価格設定
  • 悪質な不動産会社もある
  • 営業電話が多くなる

マンションの査定額は参考程度に価格設定

不動産会社から提示されるマンションの査定額はあくまでも予想であり、実際の売却額ではありません。一括査定やAI査定も過去のデータなどからおおよその価値を算出しているだけに過ぎず、実際の取引では査定よりも低い金額で売却がなされることも十分ありえます

なぜなら、そのときの需要、経済動向、買い主との交渉などによって価格が決定されるためです。したがって、査定額を過信せず、参考価格としてみてくのが適切です

悪質な不動産会社もある

マンション査定をおこなう不動産会社のなかには、故意に査定額を高く見積もるところがあります

例えば高値での売却を期待させて顧客を集める一方、実際の売却額は安いという悪質な行為をおこないます。こういった不動産会社に売却を依頼しても満足のいく結果は得られないため、相場よりも明らかに高い金額を提示している場合はその時点で見切りましょう

営業電話が多くなる

マンション査定をおこなうと、業者によっては営業電話を頻繁にかけてくる可能性があります

とはいえ電話は査定に関する中身を伴った連絡もあり、すべてを無視することはできません。しかし、なかにはこちらの意向を無視して一方的な連絡をしてくるケースもあります

そのため、相手がなにを伝えたいのかをはっきりと読み取ったうえで話を続けるか、または提案に応じられないことをしっかり伝えて断りましょうそうすれば余計な営業電話を削減することができます。

まとめ

マンション査定は対応地域と同時査定の数、査定方法、サービスの内容などを比較して選ぶのがポイントです。また、マンション査定の結果は売出価格を設定する際に必要な情報源であるため、一括査定やAI査定などの役割はしっかりと理解しておきましょう。

査定をうまく読み解いて取り扱えるようになれば、査定結果を使って不動産会社を選んだり、適切なタイミングなどで売却するなど、マンション売却の成功確率をあげられるようになります。正しく理解して取り扱いましょう。

ただし、査定額は確実な売却額ではないため、状況次第では査定額より安く売却することもあり得ます。また、悪質な不動産会社に根拠のない高い査定額で釣られないようにしてください。

上記で紹介したマンション査定ポイント、おすすめの査定サービスを利用しながら、ぜひ相場を調べた上で、適切な価格でマンションを売却しましょう。

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2023年4月時点で最新のマンション売却に関する情報をまとめています。

この記事の著者
駅探PICKS編集部
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