作礼山仙遊寺
標高300mの山頂に立つ寺。天智天皇の勅願により伊予国主の越智守興が建立。本尊の千手観世音菩薩は天智天皇の守護仏で、竜女一刀三礼の作という説も。阿坊仙人の伝説にちなみ仙遊寺と呼ばれるようになる。宿坊あり(一泊二食8000円、素泊まり5000円)。
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標高300mの山頂に立つ寺。天智天皇の勅願により伊予国主の越智守興が建立。本尊の千手観世音菩薩は天智天皇の守護仏で、竜女一刀三礼の作という説も。阿坊仙人の伝説にちなみ仙遊寺と呼ばれるようになる。宿坊あり(一泊二食8000円、素泊まり5000円)。
天平年間(729~749年)に行基が聖武天皇の勅願によって開創した四国霊場第65番札所。弘仁6年(815)に弘法大師が三角形の護摩壇を設け21日間の護摩秘法を修めたというのが名前の由来。本尊の檜一木造十一面観世音菩薩は、60年に一度御開帳の秘仏だ。
創建は平安時代にさかのぼる古社。現在の社殿は寛文7年(1667)に当時の藩主松平定長が江戸城で行われた流鏑馬[やぶさめ]の必中祈願成就のお礼に建て替えたもの。京都の石清水八幡宮[いわしみずはちまんぐう]を模したもので、金箔貼りの柱と細密な彫刻が施された総檜皮葺の本殿など八幡造りの社殿(重要文化財)は、安土桃山時代の建築様式を現代に伝えている。重要文化財の太刀も所蔵(県美術館に寄託)。
第52番札所。創建は用明2年(586)と伝えられ、本堂(国宝)は嘉元3年(1305)の建立で入母屋造本瓦葺。本尊は50年に1度、御開帳の秘仏。平成26年(2014)が御開帳に当った。仁王門と木造十一面観音立像は重要文化財。
蒼社川の氾濫から人々を救うため、村人を指導、堤防を築き、河原に建設した壇で土砂加持の秘法を行った弘法大師。満願の日に現れた延命地蔵の姿を刻み本尊とした。大師堂前には不忘松の子孫を植樹。
行基が近見山に不動明王を刻み本尊としたのが開基。鎌倉時代には凝念国師が、学僧の教科書ともいえる「八宗綱要」を書いたといわれる。伝説の鐘、近見太郎の次の、有形文化財に指定されている「近見二郎」は除夜の鐘の時にのみ聞ける。
嵯峨天皇の勅願により弘法大師が開基。府頭山で風波海難の平穏を祈願、護摩供養を行った。満願の日に現れた阿弥陀如来を本尊とし堂宇を建立。
流行していた熱病を大師が杖とともに土に封じこめた後、そこから椿の芽が出たという伝説が残る。近年は、闘病中の人もお杖椿参りに訪れる。
石鎚山の開祖が登頂に成功し、この地で石鎚山を拝したことから成就と呼ばれ、諸願成就の宮として全国から信仰を集めている。
木造十一面観音立像(国指定重要文化財)が安置されている瑞龍寺をとり囲むようにして桜が咲き、毎年4月第1日曜に行われる春期大祭には人々の目を楽しませる。
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