山形市初市
江戸時代初期から続く正月の伝統行事
期間2026年1月10日(土)
会場十日町角~七日町 国道112号
- 山形県 山形市
- 山形駅
約400年前の山形城主・鳥居忠政によって、城の濠の水源・生活用水・農業用水の確保のために造られた水路・山形五堰。その一つ「御殿堰」を整備し、水路に添って造られた観光スポットとして平成22年(2010)に誕生したのがここ。木造の町屋と明治・大正時代の蔵を活用した山形らしい雰囲気のある空間は、グッドデザイン賞や東北建築賞をはじめ7つの賞を受賞している。郷土料理の店をはじめ、呉服店、そば店、カフェ、和雑貨屋などがあり、フェラーリのデザイナーとして知られる山形出身の奥山清行のショップも。
愛称の「文翔館」で親しまれる郷土館の竣工は大正5年(1916)。山形県旧県庁舎兼旧県会議事堂として使用されていた建物で、国指定重要文化財だ。石貼りの重厚な英国近世復興様式で、旧県庁舎と旧県会議事堂の2棟が渡り廊下で結ばれている。現在も稼働している時計塔のある旧県庁舎の館内には、明治以降の県政資料の展示室やギャラリー、映像ホール、喫茶室などが整備され、旧県会議事堂のヴォールト天井の見事な議事場ホールではイベントも開催されている。
山形の礎を築いた戦国武将最上義光と郷土の歴史に係る資料を紹介する資料館。義光が身につけた兜や鉄製指揮棒、上杉勢との戦いを描いた長谷堂合戦図屏風(複製)などを展示している。所要30分。