万葉の森 船岡山
「あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖ふる」額田王。「紫草のにほへる妹を憎くあらば人妻故にわれ恋ひめやも」大海人皇子。万葉集に収められたこの相聞歌は、蒲生野へ遊猟に訪れた際に交わした歌とされている。公園内には蒲生野での遊猟を描いたレリーフがあり、船岡山山頂からは蒲生野一帯が見渡せ、万葉ロマンを感じる情景が広がっている。
- 「市辺駅」から徒歩8分
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「あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖ふる」額田王。「紫草のにほへる妹を憎くあらば人妻故にわれ恋ひめやも」大海人皇子。万葉集に収められたこの相聞歌は、蒲生野へ遊猟に訪れた際に交わした歌とされている。公園内には蒲生野での遊猟を描いたレリーフがあり、船岡山山頂からは蒲生野一帯が見渡せ、万葉ロマンを感じる情景が広がっている。
地元特産の農産物やハーブなどを扱う道の駅。5月上旬~7月中旬は温室メロン、8月中旬~9月にかけてはブドウ、梨などの特産品が揃う。フルーツ&ハーブ工房では、地元産の牛乳と果物や野菜で作るジェラート240円~が人気。レストランも併設している。また、季節の花畑やイベントも豊富。
名神八日市ICより20分の所にあり、自然に囲まれたまさにグリーンランド(大型バス通行可)。自然渓流と人工渓流に各自、個別に魚(イワナ、アマゴ)を放流してビギナーでも簡単に釣りができ、屋根付きバーベキューハウス(230人収容)も完備している。つり料金は放流付きで中学生以上の男性4300円、女性・小学生以下3200円、バーベキューは1人前2400円~。団体、ファミリー、グループ向けには「釣ってつかみどり」プランがある。夏季には水遊び池も用意。
永源寺の門前にある温浴施設。「瑞石の湯」「紅葉の湯」の2つの大浴場は、金曜に男女が入れ替わる。内湯は太い梁が天井にわたり、温泉に6種類の生薬を入れた薬草風呂も好評だ。その外の渓流沿いの露天風呂には、寝転びの湯・蒸し風呂なども備えられ、情緒ある造り。館内には岩盤浴や湯上がり後に館内着でくつろげるTV付リクライナー75台が揃うリラクゼーションルーム、そば・岩魚・すき焼などが味わえる食事処も併設。
昭和初期、朝鮮半島や中国大陸などで20数店舗の百貨店を経営し、「百貨店王」と称された三中井一族の本宅。約1000平方mの敷地に木造2階建の本宅や蔵、庭園がある。蔵では小幡人形や全国の土人形を展示している。
蒲生野には古代ロマンを伝える寺社が点在。この寺には、インドのアショカ王が世界に撒いた8万4000の石塔のひとつといわれる阿育王塔(重要文化財)のほか、多数の石塔や石仏が立つ。
聖徳太子が百済人のために近江の仏教拠点として創建したと伝わる近江の最古級寺院で、湖東三山の一つ。近江西国・神仏霊場・百寺巡礼などの札所でもある。本尊「植木観音」は、韓国龍雲寺本尊と同木二体であったと伝わる。1000余の僧坊を構える壮大な寺院だったが、織田信長の焼討で壊滅。江戸時代初期に本堂、仁王門、山門などが再建された。国史跡の83haの広大な境内地は数万本の緑の樹木で覆われ、四季を通じ美しい。特にその秋景は「日本紅葉百選」にも選ばれ、寺社庭園として滋賀県下最大級の「天下遠望の名園」は見事。
「馬の寺」とも呼ばれる古刹。聖徳太子が松に馬をつないで山へ登り、戻ってみると馬が池に沈み石になっていたという伝説に由来する。境内には本堂や大佛宝殿などが立ち、大佛宝殿には役行者腰掛像、十一面観音菩薩立像や大威徳明王牛上像など重要文化財が11躰安置されている。
弓の名手・那須与一の孫である愚咄坊が開基したという、真宗大谷派の寺院。表門の瓦には那須与一に由来した扇の紋がある。犬上郡石畑に建設されたが、天正9年(1581)に現在地の金堂地区に移転した。本堂は京都・東寺の五重塔などを手がけた棟梁による、大きな屋根が印象的。間口30m、奥行35mで滋賀県下2番目の大きさを誇る国の重要文化財。
近江商人発祥の地であり、中世に活躍した五個荘商人の拠点として栄えた町。現存の近江商人屋敷4館が一般公開されており、舟板塀や白壁の土蔵が数多く残る金堂地区の町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、日本遺産にも認定されている貴重なものだ。
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