ハウスクリーニングはどのくらい時間がかかる？場所別と掃除内容を解説

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ハウスクリーニングの依頼を検討する中で、多くの方が気になるポイントの一つが、作業にはどのくらいの時間がかかるのか、ということです。ハウスクリーニングは、自分ではなかなか掃除をしきれない部分を徹底的にきれいにしてもらえるので、ある程度の時間が必要になりますが、どのくらいの時間が必要なのでしょうか。

この記事では、ハウスクリーニングの依頼を検討している方を対象に、場所ごとの作業時間の目安や、時間を短縮するために自分でできることなどについて詳しく解説します。

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ハウスクリーニングの場所別にかかる時間と内容
ハウスクリーニングの時間を左右するもの
ハウスクリーニングにかかる時間を減らすコツ
ハウスクリーニングをプロに依頼するメリット
ハウスクリーニングをプロに依頼するデメリット
まとめ

ハウスクリーニングの場所別にかかる時間と内容

ハウスクリーニングとは、一般の人では掃除が行き届かない部分を、専門業者に徹底的にきれいにしてもらうことです。日常的なお掃除を自分の代わりにやってもらうのはハウスクリーニングではなく家事代行です。

ハウスクリーニングでは、どのような場所をどのくらいの時間をかけてどのように掃除するのでしょうか。まずは場所ごとのハウスクリーニングの作業時間の目安と清掃内容について解説します。

キッチン

キッチンのハウスクリーニングでは、通常は換気扇と換気扇以外のキッチン全体の清掃が別のプランになります。

換気扇の作業時間の目安は、プロペラ式が約2時間、レンジフード式が約3時間です。作業内容は、取り外せる部品は取り外して専用の洗剤で浸け置き洗い、取り外せない部分にも専用の洗剤を使って、頑固な油汚れを徹底的に磨いてピカピカにします。

換気扇以外のキッチンの作業時間は広さと汚れの度合によって約1時間から3時間と幅があります。作業内容は、水垢や油汚れ、染み込んだニオイのもとを徹底的に落とすことがメインになります。

シンクやコンロにこびりついた水垢や油汚れを汚れごとの専用洗剤で徹底的に落とし、床や壁、棚の外側などもピカピカに磨き上げます。

魚焼き器はオプションになる場合があり、業者によっては、シンクに汚れをつきにくくするためのコーティングをオプションで付けられるケースもあります。

バスルーム

バスルームの作業時間は約2時間から3時間が目安です。

作業内容は、水垢とカビ、石鹸カス、鏡のウロコといった浴室ならではの汚れを徹底的に落とすことがメインになります。汚れごとに専用の洗剤と器具で徹底除去します。作業箇所は天井、壁、床、浴槽、蛇口、照明、排水溝と浴室全体をきれいにします。

ただし、コーキングやゴムパッキンの内部に侵食したカビは完全に除去できない場合があります。

浴槽の外側のカバーを外したエプロン部分はカビでいっぱいになりやすい箇所ですが、自分では取り外しが難しくハウスクリーニングできれいにしてもらったほうがよいでしょう。

業者によっては浴槽エプロンは基本料金に含まれている場合と、オプションになる場合があります。エプロンの清掃も希望する場合には、見積もりの際に良く確認しましょう。浴室換気扇もオプションになる場合があるので、こちらも事前によく確認しましょう。

また、オプションで汚れがつきにくいコーティングを付けられる場合があるので、日々の掃除の手間を少しでも楽にしたいのなら検討してみましょう。

窓やサッシや壁

ハウスクリーニングでは、窓やサッシ、壁紙のクリーニングも依頼できます。通常は、窓とサッシで一つのセットに、壁紙クリーニングは窓とサッシとは別のプランになります。

作業時間の目安は、一般的なサイズの住宅で窓とサッシが約2時間、壁紙クリーニングが約2時間です。

窓とサッシの作業内容は、まずは窓の周囲を養生してから、ガラスを専用洗剤できれいにします。次に窓枠やサッシを専用のブラシなどを使って隅々まできれいにします。最後に全体を乾拭きで仕上げます。自分で掃除をしたときのような掃除のスジが付かずにピカピカになります。

網戸クリーニングはオプションになる場合があります。

壁紙クリーニングでは、クロスの素材にあった洗剤を使ってなかなか落ちない手垢などを落としていきます。破れや穴は小さければ補修します。汚れや日焼けがひどい場合には、壁紙の上から塗料を塗ってしまう場合もあります。

トイレ

ハウスクリーニングでトイレの清掃を依頼した場合、作業時間の目安は1時間から2時間程度です。

作業内容は、次のとおりです。まずは便器や便座の黒ずみや尿石をプロ仕様の専用洗剤や器具を使い除去します。ウォシュレット便座を使っている場合には、便座を取り外して脱臭フィルターや温水ノズルの清掃も行います。

水洗タンクや手を洗う部分は水垢を落として金属部分は磨き上げます。照明や換気扇、ペーパーホルダー、収納棚、タオル掛けはホコリを落としてから洗剤を染み込ませたクロスで拭き上げます。天井、壁、床もホコリを落としたあとで、染み込んだ嫌なニオイのもとを拭き上げて取り除きます。

タンク内部の清掃、カビ取りはオプションになる場合もあります。見積もりの時にご確認ください。

エアコン

エアコンの清掃の作業時間の目安はエアコンのタイプによって異なります。一般家庭に多い壁掛けタイプで自動お掃除機能が付いていないエアコンの作業時間は約2時間、自動お掃除機能付きのエアコンの場合は約3時間です。

オフィスや店舗などに使われていることが多い天井埋込み型のエアコンの場合には、作業工程が壁掛け型よりも多くなり、作業時間の目安は約3時間から5時間です。

エアコンの作業内容は、エアコンをその場に設置したままで分解できる部分を分解します。専門的な知識と技術を持つスタッフが、通常では分解できない部分まで分解して清掃します。

分解後に、専門的な洗浄器具を使って、市販のエアコン洗浄スプレーでは届かない奥の方の送風ファンの裏側まで徹底的に洗浄します。健康を害する可能性のあるカビなども、端数クリーニングを入れると徹底除去できます。

丸ごとクリーニング

室内丸ごとクリーニングとは、年末に行う大掃除や、空き家になった家の売却前の徹底的な全体清掃のことです。

室内丸ごとクリーニングにかかる作業時間の目安は、家の中の状態や部屋数、家の大きさによって大きく異なります。1DKのアパートやマンションで約6時間、4LDK以下なら2日以下、5LDK以上なら3日以上かかることもあります。

またお家の中の状況等によっても作業時間が異なります。お見積りの際にご相談ください。

室内まるごとクリーニングでは、キッチンやトイレなどの通常のハウスクリーニングのメニューに加えて、床や階段、室内、玄関の清掃も全てセットで行います。

洗面所クリーニング

洗面所の作業時間の目安は30分から1時間です。洗面所の作業内容は、洗面ボウルと蛇口、排水口の水垢や石鹸カス、髪の毛などの汚れを徹底的に落として磨き上げます。

照明器具は分解できるところまで分解して内部まできれいにします。鏡は水垢や指紋などを専用の洗剤できれいに落とし、収納棚の外側も拭き上げて、窓や床、天井もホコリを落としてから拭き上げてきれいにします。

ハウスクリーニングの時間を左右するもの

同じ内容のハウスクリーニングでも、会社やスタッフによって作業時間が異なることがあります。作業時間に違いが出るのはどうしてなのでしょうか。

全く同じ箇所を同じ内容で清掃する場合、ハウスクリーニングの作業時間を左右する要因は2つあります。ひとつは汚れ具合、もうひとつは一度に作業に当たるスタッフの人数とスキルです。

例えば、10年以上ハウスクリーニングを入れていなかった換気扇を初めてハウスクリーニングした場合、長期間こびりついた油汚れを落とさなければいけないのでかなり手間がかかります。

しかし、翌年もハウスクリーニングを入れた場合には、溜まっている汚れはたった1年分しかないので作業の手間はかなり楽になり、時間も短縮されるでしょう。

また、1度に作業に入る人数が多ければ、同時並行で複数の作業を行えるので時間が短縮されます。そして、新米のスタッフよりも熟練のスタッフの方が作業スピードが早く、作業時間が短くなります。

その他、依頼する内容の量が増えれば増えるほど作業に必要な時間は多くなり、もしもハウスクリーニングを依頼したいけれど、時間的な余裕がないという場合には、使える時間の中で依頼できる内容に絞ることも考えたほうがよいでしょう。

ハウスクリーニングにかかる時間を減らすコツ

ハウスクリーニングは、業者のスタッフに家の中で作業してもらいます。長時間の作業になることが多いのではないかと気になっている方も多いです。少しでもハウスクリーニングにかかる時間や日数を減らすにはどうしたらよいのでしょうか。ハウスクリーニングにかかる時間を減らすコツについて解説します。

こまめに掃除をしておく

全く同じ内容のハウスクリーニングを依頼しても、汚れのたまり具合によって作業時間が異なってきます。汚れがより多くこびりついていると、落とすのに時間がかかってしまいます。

ハウスクリーニングの時間を少しでも減らしたいのなら、自分でできる範囲の掃除はこまめに行って、できるだけ汚れを減らしておくと作業時間の短縮につながります。例えば、換気扇の外側の手の届く範囲を自分でこまめに磨いておくだけでも違うでしょう。

また、キッチンや浴室、洗面台の回りにはモノがあふれている家は、ハウスクリーニングのスタッフが片付けながら掃除をすると、それだけ時間が長く掛かってしまいます。

ハウスクリーニングを依頼したい場所にモノが多いときには、ハウスクリーニングの作業が入る前に整理整頓しておきましょう。また、一時的にものは他の部屋へ移すなどして、できるだけ余計なものがない状態にしておくと、ハウスクリーニングの時間短縮に役立ちます。

複数箇所を依頼する

複数箇所のハウスクリーニングを依頼する予定の場合には、1箇所ずつを異なる日に予約するのではなく、セットでまとめて予約するとよいでしょう。

業者によってはセット割を用意している場合もあり、経済的にもまとめて依頼した方がお得になる可能性もあります。

通常、ハウスクリーニングでは1度の作業に派遣される人数は1人から2人です。しかし、複数箇所をセットで依頼した場合、通常は1日ですべての作業を終わらせるために、3人以上の多人数で派遣されてくることがあります。

ハウスクリーニングを入れる日は、ほぼ丸1日時間が潰されてしまうでしょうが、それ以外の日に作業が入ることはありません。別々に依頼すれば、その都度時間を作らなければいけませんが、まとめて依頼すれば、1日だけで終わります。

ハウスクリーニングをプロに依頼するメリット

ハウスクリーニングを依頼すると、多かれ少なかれ費用がかかります。依頼する箇所や依頼内容によりますが費用をかけてもハウスクリーニングを依頼する人が増えているのは、ハウスクリーニングには大きなメリットがあるためです。ハウスクリーニングをプロに依頼するメリットとはどのようなものなのでしょうか。2つのメリットを解説します。