業務用エアコン掃除の料金はいくらか？相場やおすすめ業者を紹介

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企業や店舗でよく使われている天井埋め込み式の業務用エアコンは、一般的なものより構造が複雑なため、素人が掃除するのは難しいとされます。ほとんどの企業が業者へ掃除の依頼するのが一般的です。しかし、業務用と聞くと気になるのが料金です。

本記事では業務用エアコン掃除の料金相場を中心に解説していきます。基本プランを始め、オプションの料金相場、こまめに掃除を依頼するメリット、また料金を安くする方法についても説明します。おすすめの業者や業務用エアコン掃除に関するよくある質問への回答も用意したので、クリーニングを検討している人はぜひ参考にしてください。

業務用エアコン掃除の料金相場

まずは業務用エアコンの掃除にかかる基本的な料金の相場について解説していきます。業者によって価格は変わりますが、大体の価格を知っておくことで、極端に安い料金で質の悪いサービスを提供するような悪質業者を避けることができます。そのためにも、一般的な業務用エアコンの掃除の相場について知っておきましょう。

基本の掃除プラン

業務用エアコンの掃除料金相場は下記のとおりです。

基本プランで天井埋め込み式の場合2万～3万5,000円が相場となります。一般家庭向けの壁掛けタイプなら1万～1万5,000円、天井から吊り下げるタイプなら2万5,000～3万円ほどです。

ただし自動掃除機能が付いたエアコンの場合はさらに料金が高くなります。これはエアコン自体の作りが自動掃除機能のないタイプと異なり、掃除の方法が変わるためです。依頼したいエアコンの機能についても確認しておきましょう。

掃除のオプション料金

エアコン掃除にもオプションが付けられます。主に消臭・抗菌加工や室外機の洗浄などのメニューがあり、室外機の洗浄は一緒におこなうことでエアコンの熱効率をアップさせられるので、一緒に頼むのがおすすめです。

オプションの料金相場は下記のとおりです。

オプションの相場は数千円になります。業務用エアコンは一般家庭向けのエアコンよりも室外機が大きいため、洗浄費用も高めになっている点に注意しましょう。

業務用エアコン掃除の3つのメリット

熱効率の観点からもエアコン掃除は定期的におこなうのがおすすめです。業務用エアコンをこまめに掃除するメリットを3つのポイントから解説します。

電気代のコスト削減

業務用エアコンの掃除は電気代のコスト削減につながります。フィルターがカビ・汚れだらけのエアコンは、熱効率が悪くなり、通常よりも多くの電気を必要とします。そのため、汚れれば汚れるほど電気代が高くなっていくのです。

しかし、フィルターから内部まできれいに保つことで、速やかに設定温度になりやすくなり電気代を節約ができます。

また、昨今では国から企業へ節電が求められていることもあり、こまめな掃除はオフィスや店舗が果たす義務ともいえます。余分な電気を消すことも大切ですが、機械類のメンテナンスを定期的におこない、最大のパフォーマンスが発揮できるように維持していくことも重要です。

故障のリスクが減少

カビや汚れがひどくなるほど、故障のリスクが上がっていきます。これは汚れのせいでエアコンの運転中の負荷が増してしまうためです。エアコンの平均寿命は10年ほどとされていますが、こまめにメンテナンスをすればより長く利用し続けられる可能性もあります。

また、内部の部品はエアコンを使うごとに劣化していくため、ときには取り替える必要があります。しかし内部まで掃除をしていれば、劣化した部品に気付きやすくなるでしょう。つまり、定期的にプロの業者に掃除してもらうことで、故障リスクを防ぎやすくなります。

エアコンのニオイが改善

エアコンに関する問題でも特に多いのがニオイ問題ですが、クリーニングをおこなえば解消される可能性が高いです。もしカビやほこりが溜まったまま運転すると嫌なニオイが部屋中に充満することになります。オフィスならば仕事への集中力の妨げになったり、店舗であればお客様に不快感を与える可能性が高く、業務用エアコンの利用にあたって必ず阻止したい問題です。

業務用エアコンから発せられる嫌なニオイは、カビなどの汚れと水分が混ざることで発生します。空気が冷えてくるといったんは感じなくなりますが、湿度の変化とともに再びニオイが出て来るのです。こまめに掃除をしてニオイの原因となるカビ・ほこり・そのた汚れがなくしておきましょう。

業務用エアコン掃除の料金を安くする方法

定期的な掃除にメリットがあることはわかりましたが、大きな出費となるためなるべく料金を抑えたいところです。業務用エアコンの掃除料金を抑える方法はあるのでしょうか。4つのコスト削減方法について説明します。

複数台の業務用エアコンの掃除を依頼

業務用エアコンを複数台持っている場合は、一度にすべてのエアコンの掃除を依頼すると安くなります。なぜなら、ほとんどの業者が2台目以降の料金を安くしてくれるケースが多いためです。複数台の依頼をすると一度に払う金額は高くなっても、1台あたりはお得にエアコンクリーニングしてもらえます。掃除料金には出張代も含まれていることも多いため、毎回かかる業者の出張費用を節約できる側面からも、1度に依頼するのがお得といえるでしょう。

依頼は閑散期を狙う

繁忙期を避けて閑散期に依頼するのもおすすめです。エアコン掃除にも繁忙期と閑散期があり、閑散期はシーズン外料金として割安で依頼を引き受けてくれるケースが多いです。予約が取りやすいメリットもあります。

エアコン掃除業者の繁忙期と閑散期は下記のとおりです。

割引キャンペーンを適用

掃除を依頼する時期によっては割引キャンペーンが適用になり安くなることもあります。業者の公式ホームページでキャンペーンをやっていないか確認してから依頼するとよいです。

なお、キャンペーンはWeb経由での依頼限定のものや、メールからの依頼限定、また台数によって割引きになるケースもあります。キャンペーンが適用される条件はよく確認しましょう。

複数社で見積り額を比較

エアコンを含む掃除業者に依頼をする際には、複数の業者に相見積もりをとることが重要です。希望する同じサービス内容でいくつかの業者を比較して、安いところに依頼しましょう。見積もりまでならほとんどの会社が無料で対応してくれます。

一点注意したいのが、あまりにも相場からかけ離れた低い料金を提示する業者です。安い料金で客を呼んで質の悪いサービスを提供してくる可能性が高いため、安すぎる見積もりを出す業者は避けたほうが安全でしょう。

業務用エアコン掃除のおすすめ業者5選

業務用エアコンの掃除を依頼するのにおすすめの業者を紹介します。それぞれ違った特徴やメリットがあるため、自分のオフィスや店舗に合った業者を見付けましょう。

ダスキン

※画像引用元：ダスキン公式ホームページ

ダスキンは多くの掃除サービスの実績を持つ最大手業者のひとつです。顧客からの評価も高く、安心して依頼ができます。ダスキンのエアコン掃除では高圧洗浄機を採用していて、エアコンの奥まで徹底的にきれいにしてくれます。掃除の際に使われる専用洗剤はエアコンを傷つけない独自の作りになっていて、掃除による故障を防ぎます。

掃除にあたるスタッフはエアコン掃除に関する教育と実習を通って来たエアコン掃除の専門スタッフです。新機種のエアコンにも対応できるように毎年実技研修を受けているため、どのような型のエアコンの掃除も任せられる点がメリットです。接客マナーに関しても教育が徹底されています。

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ユアマイスター

※画像引用元：ユアマイスター公式ホームページ

ユアマイスターはさまざまな掃除業者が登録しているマッチングサービスになります。業務用エアコンの掃除に特化した業者も多数在籍していて、こだわり条件機能によって掃除したいオフィスに合ったスタッフを探すことが可能です。ユアマイスターの大きな魅力のひとつが料金の安さです。オプション付きでもかなりの低料金で対応してくれる業者がいます。

業者それぞれの技術力や接客態度については、口コミから確認しましょう。業者によっては早朝や夜間に対応してくれるところもあります。

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くらしのマーケット

※画像引用元：くらしのマーケット公式ホームページ

くらしのマーケットもエアコン掃除業者を含むさまざまな掃除業者とマッチングするためのサービスになります。登録している業者は個人事業主が多く、低価格で業務用エアコンの掃除を請け負ってくれる人が探しやすいのが特徴です。業者の腕は利用者の口コミから確認できます。

なるべく安い料金で依頼したい人や、依頼するスタッフを自分で決めたい人におすすめです。業者によって技術に差があるので、口コミだけでなく業者自身の情報がオープンになっているかをしっかり確認してから依頼しましょう。

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おそうじ本舗

※画像引用元：おそうじ本舗公式ホームページ

おそうじ本舗は掃除業者のなかでも大手ですが、大手のなかでは料金が安い特徴があります。実績が豊富で品質が高い点もおそうじ本舗のメリットです。また、さまざまなメーカー・型のエアコンに対応しているため、他社で断られた機種でも掃除してもらえる可能性があります。

珍しい型のエアコンを使っている人や、大手に頼みたいけど可能な限り料金は抑えたい人におすすめです。なお、特急便以外のオプションは要問合せとなります。抗菌加工などを希望する場合は依頼前に引き受けてもらえるか確認してください。

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サニクリーン

※画像引用元：サニクリーン公式ホームページ

サニクリーンは顧客満足度の高い大手掃除業者です。おそうじマイスター制度という独自制度を設けており、掃除に関する正しい知識を身に付け研修・試験を突破した社員をおそうじマイスターに認定しています。徹底した社員教育によって高い顧客満足度を実現しており、仕上がりやスタッフの接客態度にこだわりがある人におすすめです。

料金は若干高く、業務用エアコンの基本料金は各自見積もりを出してから提示する形になっています。見積もり自体はネットから無料で可能なので、気軽に問い合わせてみましょう。

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業務用エアコン掃除のよくある疑問

業務用エアコンの掃除について、よくある質問とその回答を用意しました。掃除の頻度や料金の会計費用の扱いについてなど、気になる疑問を解決しておきましょう。

自分で掃除はできるのか？

フィルター掃除や、手が届く範囲の拭き掃除であれば自分でやっても問題はありません。

ただし、分解して掃除をするのは故障させてしまう可能性があるため、おすすめできません。特に業務用エアコンは家庭用エアコンとは掃除の勝手が違うため、個人で掃除するのは難しいです。内部まで徹底的に掃除する場合は専門の業者に依頼するほうがよいでしょう。

なお、自分で掃除をする際は、感電や漏電を防ぐために必ず電源プラグを抜いてください。業務用エアコンは電源プラグがどこにあるかわかりにくいので、見付からなかったらブレーカーを落してから掃除する方法もあります。

業務用エアコン掃除の頻度は？

業務用エアコンの掃除は、基本的に2～3年に1度を目安におこなうのがおすすめです。事業所別のおすすめ頻度は下記のとおりとなります。

上記はあくまで目安で、使用する頻度や環境によってはもっと早いスパンで掃除をおこなったほうがよいこともあります。例えば24時間営業の店舗でエアコンが1日中つけっぱなしになっている場合や、喫煙所があるオフィスや店舗ならばその分汚れやすいため年に1度は掃除したほうがよいでしょう。徹底した衛生管理が求められる飲食店や食品工場の場合も1年ごとに掃除するのがおすすめです。

エアコンの掃除時期の見極め方は、嫌なニオイがするか、ほこりが溜まっていないか、ハウスダストが原因のアレルギー症状が出るかで判断できます。

掃除にかかる時間は？

天井埋め込み式のエアコン1台につき90～180分が目安となります。オフィスや店舗で使用している業務用エアコンを掃除する際、掃除中は営業をストップさせる必要があるでしょう。所要時間は事前に確認しておくと安心です。

実際にかかる時間は業者やエアコンの型によって異なる可能性があるので、事前に打ち合わせをしておきましょう。

依頼業者は大手と個人のどちらがよい？

エアコン掃除業者には大手と個人があります。どちらのほうがよいとは一概には言えず、それぞれに違ったメリットがあります。まず、大手は料金が高い傾向ですが、技術面が期待できます。一方で個人は料金が安い場合が多いですが、大手と同じ補償は用意されていない場合が多いです。

大手がおすすめな人と個人がおすすめな人を簡潔にまとめたので参考にしてください。

大手がおすすめな人

• 実績が豊富な業者に依頼したい
• 故障した場合の補償を求める

個人がおすすめな人

• 繁忙期の掃除を希望している
• 可能な限り安い金額で依頼したい

業務用エアコン掃除の会計処理は？

業務用エアコンは企業のオフィスや店舗で利用していることがほとんどなため、掃除を業者に依頼した際にかかった費用の会計処理方法が気になる点です。オフィスなどに設置されているエアコンの掃除にかかった費用は、修繕費・雑費・外注費などを使って仕訳する形になります。貸方には業者に支払った代金の支払い方法を記載します。

個人事業主が経営している店舗などの場合は勘定科目や金額以外に税区分の項目へ記載が必要です。この場合は課税仕入れ区分に入るので、そのように記載しましょう。なお、免税業者の場合は税区分の記載は必要ありません。

まとめ

オフィスなどに設置されている業務用エアコンは、掃除自体しないで放置していることも多いですが、健康を守るためにも定期的なメンテナンスはとても重要です。業者に頼んだ場合数万円の出費が必要となりますが、業務用の場合は雑費や修繕費として計上も可能なため、事実上それほど大きな出費とはなりません。快適なオフィスや店舗を維持するためにも、プロの清掃業者に定期的な掃除を依頼していきましょう。

エアコン掃除を適正な価格で依頼するために、一括査定サイトを使った相見積もりもとても便利なのでぜひ活用してください。