東京のマンション売却の現状を徹底解説!売却成功のポイントも紹介

東京のマンション売却の現状を徹底解説!売却成功のポイントも紹介

東京のマンション価格が上昇していることを耳にし、売却を前向きに考えはじめる人は多いのではないでしょうか。ここでは東京のマンション売却の現況を解説し、相場を詳しく調べる方法を紹介します。

さらに高値で売却できるマンションの特徴と、損を出さずに売却を成功させるポイントも解説します。

マンション相場の動きを見極め、売却のタイミングを判断するために、ぜひこの記事を参考にしてください。

東京のマンション売却の現況

東京のマンションは新型コロナウイルス感染症拡大の影響から持ち直し、成約件数・平米単価ともに上昇しています。エリア別にみると港区が一番高値で売却され、二番目が千代田区、三番目は渋谷区です。

また、2020年3月以降減少し始めた中古マンション物件数は回復途中で、2022年5月時点でいまだ需要が供給を上回る、売り手市場を継続しています。

中古マンション成約件数は2020年7月以降回復

東京の中古マンション成約件数は、2020年7月以降安定した状態を継続しています。

東京の中古マンション成約件数

成約件数(件)前年同期比(%)前期比(%)
2019年1月~3月5,3203.313.8
4月~6月5,0406.2-5.3
7月~9月5,02611.3-0.3
10月~12月4,630-1.0-7.9
2020年1月~3月5,3370.315.3
4月~6月3,309-34.3-38.0
7月~9月4,971-1.150.2
10月~12月5,0378.81.3
2021年1月~3月5,8209.115.5
4月~6月5,04152.3-13.4
7月~9月4,440-10.7-11.9
10月~12月5,0680.614.1
2022年1月~3月4,854-16.6-4.2

参考:公益社団法人 東日本不動産流通機構季報マーケットウォッチ2022年1~3月期

東京の中古マンション成約件数は、新型コロナウイルスの感染拡大が影響し、2020年4月~6月は急落しました。しかし同年7月~9月には回復し、それ以降は多少の上下はあるものの、大きな落ち込みがなく好調を継続中です。

中古マンションの平米単価は10.2%上昇

公益社団法人 東日本不動産流通機構のデータをみると、2022年1月~3月の東京の中古マンションの平米単価は、前年の同期と比べて10.2%も上昇しています。

東京の中古マンション成約平米単価の平均

成約平米単価(万円)前年同期比(%)前期比(%)
2019年1月~3月70.212.13.1
4月~6月69.891.6-0.5
7月~9月70.562.81.0
10月~12月72.165.92.3
2020年1月~3月72.323.00.2
4月~6月70.290.6-2.8
7月~9月73.824.65.0
10月~12月75.895.22.8
2021年1月~3月78.037.92.8
4月~6月80.5014.53.2
7月~9月82.3211.52.3
10月~12月82.498.70.2
2022年1月~3月85.9610.24.2

参考:公益社団法人 東日本不動産流通機構季報マーケットウォッチ2022年1~3月期

2020年7月~9月以降は前期比がマイナスとならず、上昇を続けており、2021年の4月~6月以降の平米単価は80万円以上を維持。2022年1月~3月では85万円を超えています。

エリア別成約状況では港区が一番高値で売却

東京都内の中古マンションのエリア別成約状況では、港区が平均8,429万円で一番高値で売却されています。二番目が千代田区で7,159万円、三番目が渋谷区の6,575万円です。

2020年中古マンションの区市町村別成約状況

エリア件数(件)平均平米単価(万円)平均価格(万円)平均専有面積(平米)平均築年数(年)
千代田区267142.127,15950.3716.91
中央区886104.415,97157.1914.74
港区1,110134.948,42962.4620.56
台東区47685.754,34450.6516.04
墨田区50070.343,83454.5019.02
江東区1,46975.235,11467.9717.28
荒川区33262.903,99563.5217.46
足立区59146.753,07065.6619.75
葛飾区41749.383,01060.9719.78
江戸川区55351.813,61669.8019.96
文京区60297.645,46555.9721.12
豊島区47489.344,65752.1222.13
北区35066.413,98960.0717.74
板橋区69456.033,34759.7322.26
練馬区62759.193,71462.7621.95
新宿区819102.165,31151.9822.02
渋谷区656119.096,57555.2224.91
中野区39677.124,16253.9723.94
杉並区63976.794,36256.8123.12
品川区80896.655,65758.5318.80
目黒区534102.315,83857.0622.25
大田区84166.313,86458.2622.81
世田谷区1,43980.115,23665.3622.19
多摩地区3,65742.722,91968.3222.46

参考:公益社団法人 東日本不動産流通機構年報マーケットウォッチ2020年 5.区市町村別成約状況 表24中古マンション

また、千代田区・中央区・港区・新宿区・渋谷区・目黒区の平均平米単価は100万円を超えています。

中古マンションは売り手市場継続

東京の中古マンション市場は2022年5月現在、需要が供給を上回る売り手市場とみられています

2020年2月までは26,000件~28,000件で上下していた物件数は、2020年3月以降から徐々に落ち始め、2021年5月に19,625件まで減少しました。しかしその後は徐々に増え始め、2022年5月は22,621件まで回復しています。

ただし、2020年2月以前の物件数にはいまだ届かないため、中古マンションの需要は高い状態と考えられます。(2022年5月時点)

参考:公益社団法人 東日本不動産流通機構2019年月例マーケットウォッチ12月度データ 2020年月例マーケットウォッチ12月度データ 2021年月例マーケットウォッチ12月度データ 2022年月例マーケットウォッチ5月度データ

東京のマンション売却相場を調べる方法

東京のマンション売却の際の相場を調べるには、次の方法があります。

  • 不動産一括査定サイトで調べる
  • レインズマーケットインフォメーションで調べる
  • 不動産取引価格情報検索で調べる

売却のタイミングを見極めるには、相場の確認がとても重要なので詳しく解説します。

不動産一括査定サイトで調べる

マンションや戸建てなど不動産物件の相場を調べるときは、不動産一括査定サイトの活用がおすすめです。複数の不動産会社に、一度の申し込みでまとめて査定依頼できます

不動産一括査定サイトで算出されるのは、机上査定と訪問査定の2種類。机上査定は住所・間取り・面積・築年数などの物件情報を参考に、各不動産会社の過去の物件データから類似物件の取引価格をもとに算出します。

一方訪問査定は不動産会社の担当者が実際に現場を訪問し、外観や部屋の中などの状況を詳しく調査したうえで算出します。訪問査定は実際のマンションの現状を反映させるため、机上査定よりも精度が高いのが特徴

レインズマーケットインフォメーションで調べる

レインズマーケットインフォメーションは公益社団法人 東日本不動産流通機構が運営のネットワークシステムです。本来は取引の適正化と円滑化を目的に不動産会社が利用するものですが、一般にも情報の一部を公開しています。

レインズマーケットインフォメーションでは、不動産の種類・エリア・駅からの距離・面積・間取り・築年数などでデータを絞り込み、直近1年分の取引情報から平米単価の確認が可能

さらに横軸を築年数または成約期間、縦軸を平米単価とした散布図も表示されるため、相場を詳しく把握するのに役立ちます。

参考:公益社団法人 東日本不動産流通機構レインズマーケットインフォメーション

不動産取引価格情報検索で調べる

不動産取引価格情報検索は、国土交通省が運営の不動産取引情報を検索できるシステムです。取引時期・不動産の種類・エリアを指定し検索すると、該当物件の取引総額・間取り・面積・築年数などの情報が表示されます。

このデータは、国土交通省が不動産取引のあった該当者を対象にアンケートをおこない、その回答から作成されています。レインズマーケットインフォメーションの平米単価と異なり、物件の取引金額そのものが表示されるため、わかりやすいのが特徴。

参考:国土交通省不動産取引価格情報検索

東京のマンション売却でおすすめ一括査定サイト3選

ここでは東京のマンション売却でおすすめの一括査定サイトを紹介します。

HOME4U

※画像出典:HOME4U公式サイト

HOME4Uの基本情報
運営会社株式会社NTTデータ・スマートソーシング
運営開始2001年11月
対象エリア全国
対応不動産マンション・戸建て・土地・ビル・店舗・事務所・倉庫 など
提携不動産会社数約2,100社
利用者数年間約1,400万人

HOME4Uは、NTTデータグループが運営する日本初の不動産一括査定サイトです。20年以上の実績で培ったノウハウで、実力ある優良不動産会社のみを選定し紹介します。

HOME4Uは、NTTデータグループ最高クラスのセキュリティシステムを採用し、利用者情報を徹底保護していることが大きな特徴です。個人情報が適切に取り扱われている企業の証明として、一般財団法人日本情報経済社会推進協会のプライバシーマークを取得しています。

不動産一括査定サイトの利用経験がなく、氏名や住所の入力に抵抗がある人は、安心して使えるので特におすすめ。

公式サイトで詳細を見る

すまいvalue

※画像出典:すまいvalue公式サイト

すまいvalueの基本情報
運営会社
  • 小田急不動産株式会社
  • 住友不動産販売株式会社
  • 東急リバブル株式会社
  • 野村不動産ソリューションズ株式会社
  • 三井不動産リアルティ株式会社
  • 三菱地所ハウスネット株式会社
対象エリア全国
対応不動産マンション・戸建て・土地・ビル など
相談対応店舗数約900店舗
利用件数40万件以上

すまいValueは小田急不動産株式会社・住友不動産販売株式会社・東急リバブル株式会社・野村不動産ソリューションズ株式会社・三井不動産リアルティ株式会社・三菱地所ハウスネット株式会社の、マンション業界大手6社が直接運営しています。

大手ならではの集客力で成約件数は11万件以上(2020年度)にのぼり、その経験と実績をもとにして正確に査定金額を算出します。また公式サイトでは、マンションの売却・査定について学ぶ『すまいValueマガジン』が公開され、東京のマンション売却に必要な知識の習得や情報収集が可能。

公式サイトで詳細を見る

LIFULL HOME’S

※画像出典:LIFULL HOME’S公式サイト

LIFULL HOME’Sの基本情報
運営会社株式会社LIFULL
設立年月1997年3月
対象エリア全国
対応不動産マンション・戸建て・土地・倉庫 など
提携不動産会社数3,650社
利用者数838万人

LIFULL HOME’Sは提携している不動産会社が3,650社と、他サイトよりも格段に多いのが特徴です。適正な査定を実施するための独自基準を設け、不具合が認められた不動産会社にはペナルティを課し、常にサイト内の健全化を図っています

また、不動産会社ごとの特色がわかりやすくサイトに記載されているため、それぞれの会社の強みや得意分野をチェックして選択可能。

LIFULL HOME’Sは個人情報の厳重管理も徹底しておこなっており、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格ISO/IEC 27001、および国内規格JIS Q 27001の認証を取得しているのが特徴。

公式サイトで詳細を見る

東京で高値売却できるマンションの特徴

東京で高値で売却できるマンションの主な特徴は次のとおりです。

  • 人気エリアにあるマンション
  • ブランド力のあるマンション
  • 高層階で南向きの部屋
  • 管理状況が良好なマンション

それぞれ詳しく紹介します。

人気エリアにあるマンション

東京で高い価格で取引されるマンションの多くは、人気エリアにあります。特に次のようなエリアは人口が集中するため、マンションの価格が下がりにくい傾向があります。

  • 高級住宅街のイメージが定着しているエリア
  • 自治体が景観整備に積極的なエリア
  • 再開発で生まれ変わったエリア
  • 複数の電車・地下鉄の駅が使えるエリア

また駅から10分以内の場所に位置し、さらにその駅が急行・快速の停車駅である場合も、売却価格が高くなります。

ブランド力のあるマンション

マンション自体にブランド力があると、売却価格は高くなります。

住友不動産や東急不動産など、大手デベロッパーが新築分譲をおこなったマンションはブランド力があり、高い金額で取引される傾向があります。デザインや設備がハイグレードなものが多く、資産価値が落ちにくいためです。

さらに大手が手掛けた物件である安心感と、知名度やステイタス性の魅力があるため、人気が高く高値で売却しやすくなっています。

高層階で南向きの部屋

同じマンションのなかでは眺望がよい高層階の部屋や、日当たりのよい南向きの部屋は、他の部屋に比べて高く売れます。

マンションの1・2階はセキュリティ面やプライバシー面を気にする人が少なくないため、人気があるのは3階以上です。部屋の向きは日当たりのよい南向きが一番人気が高く、次に西向き、東向き、一番人気がないのが北向き。ただし、隣接する建物によって例外もあるので注意しましょう。

また、窓が2つ以上あることが多い角部屋は室内が明るく、隣の部屋に接する壁が少ないことから生活音の心配を軽減できるため、人気が高く高値で売却されやすいです。

管理状況が良好なマンション

管理体制が整っており、清掃や修繕がきちんと実施されているマンションは、入居者の満足度が高く人気が落ちないため、高値で売却されます。

階段やエントランスなど共有部の管理状況は、マンションの資産価値を左右する重要なポイントです。管理が適切におこなわれ、入居者が気持ちよく生活できるマンションは査定金額が高く算出され、内覧者に好印象を与えて売却がスムーズに進みます。

東京のマンション売却を成功させるポイント

東京のマンション売却を成功させるためには、次のポイントに注目しましょう。

  • マンション売却が得意な不動産会社と契約
  • 売却期間に余裕をもつ
  • 3ヵ月経っても売れないときは価格・時期の見直し

売却で損をしないために重要なことなので、詳しく説明します。

マンション売却が得意な不動産会社と契約

不動産会社の業務には、売却業・賃貸業・管理業の3種類があります。マンション売却の際は、売却業を専門にしている不動産会社を選んで契約しましょう。

さらにマンション売却を得意とする不動産会社を選ぶことも重要です。不動産会社はそれぞれ、戸建て・マンション・土地など、得意とする不動産の種類があります。公式サイトの売却実績のチェックや、担当者に質問して確認しましょう。

不動産一括査定サイトを利用する場合は、情報入力の際に不動産の種類をマンションとすることで、マンション売却に強い不動産会社が自動的に選定されます。

売却期間に余裕をもつ

マンションを含む不動産の売却期間は、余裕をもって設定しましょう。特に高く売りたい場合は、無理な値引きに応じることなく、じっくりと買い主が現れるのを待つ必要があります。

売却期間に余裕がない場合は、期限が近付いたタイミングで価格を下げなければならない可能性があります。場合によっては、売り急ぐあまり大幅な値引きに応じることになりかねません。

マンション売却は時間を十分に確保し、余裕をもって計画を立てて進めましょう。

3ヵ月経っても売れないときは価格・時期の見直し

マンションを売り出してから3ヵ月経過しても売れない場合は、価格や時期を見直して戦略を立て直しましょう。

公益財団法人 東日本不動産流通機構の集計したデータによると、2011年~2021年の首都圏の中古マンションの平均売却期間は約2ヵ月~3ヵ月です。

首都圏の中古マンションの登録から成約に至る平均日数

日数
201167.5
201277.1
201379.1
201471.2
201565.5
201669.3
201774.7
201878.8
201981.7
202088.3
202174.7

参考:公益社団法人 東日本不動産流通機構2021年首都圏不動産流通市場の動向

売り手市場が継続している状態で、売り出しから3ヵ月を過ぎても売却できない場合は、売り出し価格が高すぎる、または売れにくい時期の可能性があります。

売り出し価格が周辺相場とあっていないことや、同じエリアで似た条件のマンションが安く売られていることなどが原因の可能性もあるため、不動産会社の担当者と相談して最適な対策を講じましょう。

まとめ

東京のマンション売却の現況は、成約件数も平米単価も上昇し、売り手市場を継続しています。エリア別にみると港区が一番高値で売却され、二番目に千代田区、三番目に渋谷区です。

東京のマンションの売却相場は、不動産一括査定サイトやレインズマーケットインフォメーションなどを活用して調べましょう。相場が高くなるのは人気エリアにあり、ブランド力のあるマンションです。さらに眺望や管理状況も価格に影響します。

東京のマンション売却で損を出さずに成功させるためには、マンション売却の得意な不動産会社を選んで契約しましょう。また売却を開始して最初の3ヵ月で売れなかった場合は、不動産会社と相談して戦略を立て直すのも重要なポイントです。

この記事の著者
駅探PICKS編集部
駅探PICKS編集部
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