FUNDROP(ファンドロップ)は、安定した収益が得られると人気の不動産クラウドファンディング事業者です。ローリスクで手軽に不動産投資を始めたいという人たちから、高い評価を得ています。しかし、実際に利用するとなると「ほんとうに安全な不動産投資事業者なのか?」「不便な点もあるのでは?」と不安に感じる人もいるのではないでしょうか。
本記事では、FUNDROPのリアルな口コミ・評判やサービスの特徴を解説し、メリット・デメリットや利用する流れなども紹介します。不動産クラウドファンディングを始めようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
FUNDROPのリアルな口コミ・評判
はじめに、実際にFUNDROPを利用した人たちによる、信憑性の高い口コミを厳選して紹介します。ぜひ参考にしてください。
良い口コミ





改善してほしい口コミ





口コミからわかった傾向
FUNDROPの良い口コミからは、「スマートフォンだけで最短5分で簡単に始められる」「1万円という少額から投資ができるのでリスクを抑えられる」のように、簡単に投資が始められる点や、ローリスクで投資ができる点を評価する声がみられました。
また、「地元の物件を扱っていた」「将来居住できそうなスペースがあった」のように、実際に目で見て魅力を確認できたり、将来の人生設計につながるファンドがあることを評価する口コミもあります。
一方、「先着順なので希望するファンドの購入ができない」「アフターフォローをして欲しい」「勧誘がしつこい」といった改善を要望する口コミもありました。
FUNDROPのメリット・デメリット
どのような不動産クラウドファンディング事業者にもメリットとともにデメリットがあります。ここでは、FUNDROPのメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
FUNDROPの3つのメリット
FUNDROPのメリットはつぎの3点です。
- 最低投資額は1万円からで挑戦しやすい
- 不動産投資に手間がかからない
- 安全に不動産投資ができる
一般的に不動産投資は数千万を超える資金が必要ですが、FUNDROPは不動産を小口化し、1万円からの不動産投資を実現したため、初心者でも始めやすく、低リスクで運用できます。
また、FUNDROPは大手金融機関でも採用しているオンライン本人認証(eKYC)を導入しているため、スマートフォンで最短5分で登録が可能です。
さらに、FUNDROPは配当・元本の安全性を高め、安定した収益の確保を図るため、居住用賃貸住宅の運用を中心とし、優先劣後構造を採用しています。そのため、安全かつ安定した不動産投資ができるでしょう。
FUNDROPの3つのデメリット
一方、FUNDROPにはつぎのようなデメリットもあります。
- 実績が少ない
- 運用期間中の途中解約ができない
- 元本は保証されない
不動産クラウドファンディングという投資方法自体が比較的新しいものであるため、2020年11月から運営を開始したFUNDROPも実績が未知数であり、実績を重視して事業者を選びたい人にとってはデメリットといえるでしょう。過去のファンド実績もで14件です(2023年3月時点)。
不動産クラウドファンディングは運用期間中の途中解約不可であることが一般的で、FUNDROPも途中解約ができません。「急にお金が必要になった」「他のファンドに投資したい」など、投資した資金を手元に戻したいと思っても、運用期間が終わるまでは現金化ができません。余裕のある資金で投資するとともに、どのくらいの運用期間であるかも必ずチェックしましょう。
また、不動産クラウドファンディングは、投資商品であるため預貯金のように元本保証はありません。FUNDROPは損失が発生した場合に事業者の出資金から損失が補填される優先劣後方式を採用しており、投資の安全性は高いといえます。しかし、元本割れの可能性がまったくないわけではないため、仕組みなどについてよく理解をしてから投資を始めましょう。
FUNDROPが選ばれる理由
※画像出典:FUNDROP公式サイト
たくさんある不動産クラウドファンディング事業者の中から、どのような視点で事業者を選べばよいのでしょうか。ここでは、FUNDROPが投資家に選ばれている理由を分析します。
FUNDROPの基本情報 | |
運営会社 | ONE DROP INVESTMENT 株式会社 |
設立 | 2013年1月4日 |
資本金 | 100,000,000円 |
予定分配率(年換算) | 5~12% |
募集方法 | 先着/抽選 |
出資形態 | 匿名組合契約 |
最低投資金額 | 1口10,000円 |
登録手数料 | 無料 |
運用期間 | 3~12ヵ月 |
取り扱いファンドの種類 | アパート・マンション |
安定性のある居住用賃貸住宅へ投資
FUNDROPは、投資対象を居住用賃貸住宅のファンドに特化しています。賃料収入を配当の原資とするインカム(配当利益)重視型の投資で、安定的に収益を確保しやすい点が特徴です。オフィス・商業施設のファンドよりも景気に左右されにくく、よりローリスクで安全性が高い投資対象といえます。
不動産クラウドファンディングは元本保証がないため、損失が発生するリスクが必ずあります。
その点、FUNDROPはリスクを抑えながら安定した収益を得たい投資家に向いている事業者であるといえるでしょう。
自己資金だけでの不動産投資が容易
一般的に不動産投資をする場合、少なくとも数千万円は必要といわれています。そのうち20%程度は自己資金で賄い、残りの80%程度は金融機関などから融資を受けるなどして、多額の資金を調達しなければなりません。
不動産投資にチェレンジしたい気持ちはあるけれど、「自己資金がない」「借入金の返済が不安」「大金を投資に使うのは怖い」などの理由で、躊躇している人も多いのではないでしょうか。
その点、FUNDROPは1口1万円から不動産投資を始められます。手元にある余裕資金からおこづかい程度の金額で投資ができ、融資も不要であるため、投資初心者や自己資金があまりない人でも気軽に投資が始められます。
ファンドの運用期間は短期
不動産クラウドファンディングは、運用期間を2〜3年で設定しているファンドも少なくありません。運用期間中の途中解約ができないことが多いため、いったん資金を投資に回してしまうと、手元に戻したいと思っても運用期間が終わるまで現金化ができず、いわば資産が拘束されてしまいます。
一方、FUNDROPは、これまでのファンド実績を見ると、運用期間は3〜12ヵ月で設定されています。1年未満という比較的短期間で利益が確定できるため、資金の流動性が高い点が特徴です。利益が出たら別のファンドにすぐに投資することもできるでしょう。
FUNDROPはこんな人におすすめ
不動産クラウドファンディング事業者はたくさんありますが、どのような理由でFUNDROPが選ばれているかを前章で分析しました。ここではそれをふまえて、どのような人がFUNDROPに向いているかを紹介します。
お試しで不動産投資をしたい人
FUNDROPは、不動産投資の初心者や、試しに不動産クラウドファンディングで投資をしたい人に向いています。
従来型のアパート・マンション投資は、少なくとも数千万円の資金を調達する必要があり、借入金の返済や、購入したアパート・マンションの賃貸管理や維持管理などに自ら関わらなければならないなど、オーナーとして重い責任を負うことになるので、負担感がぬぐえません。
その点FUNDROPは、1口1万円という少額から始められ、投資した不動産の運用はプロがしてくれます。お試しで投資しても自己資金内に収まるため、普段は本業に集中しながら、余裕があるときに他の投資の検討が可能です。
不動産投資のリスクを下げたい人
FUNDROPは、ローリスクで不動産投資をしたい人に向いています。
従来型のアパート・マンション投資は、収益が見込める物件であるかどうかを自分で見きわめなければならず、損失が出た場合でも補填されることは原則ありません。
その点FUNDROPは、プロが厳選した物件を投資対象としており、元本割れのリスクはあるものの、優先劣後方式が採用されているため、損失が出た場合でも運営会社が先に負担してくれます。
また、投資対象は居住用賃貸住宅であるため、商業ビルやオフィスビルよりも安定した収益が期待できる点も魅力的であるといえるでしょう。
短期間だけ不動産投資をしたい人
FUNDROPは、長くても1年程度の短期間だけ不動産投資をしたい人に向いています。
従来型のアパート・マンション投資は、約20~50年という非常に長い間運用をしなければなりません。不動産クラウドファンディングでも2〜3年間は運用しなければならないファンドもあり、その間は事実上資金が拘束されてしまいます。
その点FUNDROPは、運用期間を長くても12ヵ月で設定しており(2023年3月時点)、投資した資金が比較的短期間に手元に戻せます。短期の投資であれば、先の見通しも立つためチャレンジしやすいといえるでしょう。
FUNDROP申し込みの流れ
FUNDROPで不動産クラウドファンディングを始めるにはどのような流れで手続きをすればいいのでしょうか。ここでは、FUNDROPの会員登録から投資を開始するまでの流れを紹介します。
- FUNDROPで会員登録
- 投資家登録・本人確認
- 気になるファンドへ出資申込
- 入金をして運用を開始
1.FUNDROPで会員登録
FUNDROP公式サイトのトップページにある「今すぐ無料会員登録」ボタンを押します。
※画像出典:FUNDROP公式サイト
会員登録のページに遷移するので、必要事項を入力しましょう。
※画像出典:FUNDROP公式サイト
※画像出典:FUNDROP公式サイト
【入力する項目】
- 個人/法人
- メールアドレス
- パスワード
- 秘密の質問/その答え
- クーポンコード
- メールマガジン登録
- 確認および承諾事項
入力後「会員登録を完了する」ボタンを押すと、入力したメールアドレスに登録案内の自動配信メールが届きます。
2.投資家登録・本人確認
登録したメールアドレスに会員登録完了メールが届いたら、メールに記載されたURLをクリックし、つぎのいずれかの方法を選択してください。
- スマートフォンを利用したオンライン認証
- はがき郵送による本人確認
オンライン認証の方が、手続きが簡単で、本人確認書類の提出が1点で済むのでおすすめです。
スマートフォンを利用したオンライン認証 | はがき郵送による本人確認 |
1.Proostによる本人確認 入力した携帯電話番号あてに、認証コードが記載されたSMSが届きます。認証コードを画面に入力し、本人確認書類の画像データをアップロードします。 【本人確認書類画像(いずれか1点)】
2.その他必須事項の入力 Proostへの本人確認事項の登録完了後、画面が切り替わり、その他必須事項の入力、銀行口座確認書類の画像データをアップロードします。 【銀行口座確認書類画像(次のいずれか1点/画像)】
3.本人確認コードの入力 登録内容の審査後、登録したメールアドレスに会員登録完了のメールが送付されます。 | 1.お客様情報の入力 お客様情報を入力し、本人確認書類と銀行口座確認書類の画像データをアップロードします。 【本人確認書類画像(いずれか2点)】
【銀行口座確認書類(次のいずれか1点/画像)】
2.本人確認コードの入力 登録内容の審査後、登録した住所に本人確認ハガキが郵送されます。 ハガキの発送までに1週間程度かかる場合があります。 |
3.気になるファンドへ出資申込
FUNDROP公式サイトのファンド一覧のページで、出資したいファンドを選びます。
契約成立前書面と重要事項説明書の内容を確認し、申込口数と出資金額を入力して、投資するボタンを押してください。
ファンドの内容やリスクなどを理解したうえで申し込みましょう。
4.入金をして運用を開始
出資の申込手続きが済むと、契約成立時書面と取引専用口座情報がメールで届きます。契約成立時書面の内容を確認し、指定期日までに取引専用口座に出資金の振込みをしてください。
応募結果は、募集期間終了から一定期間経過後に、登録したメールアドレスに届きます。
運用期間中は、マイページでファンドの運用状況が確認できます。
運用期間が終了したら、運用状況に応じた配当金の分配額や出資金の払戻額が通知されるので、マイページの取引履歴で確認しましょう。
FUNDROPに登録できない人
つぎに該当する場合は、FUNDROPの登録はできません。
- マイナンバーを持っていない個人
- 非居住者の人
- 20歳未満の人
FUNDROPの利用でよくある質問
最後に、FUNDROPについてのよくある疑問にお答えします。
投資の上限はいくら?
2023年3月現在、募集予定のファンドでは、1口1万円、1人あたり投資可能上限口数は500口と設定されており、500万円が上限となる予定です。
ただし、投資可能上限口数はファンドによって異なることもあるため、FUNDROP公式サイトのファンド一覧から、各ファンドの詳細情報を確認してください。
利益に税金はかかる?
1~12月の雑所得の合計金額が20万円を超えた場合は、課税される可能性があるため、確定申告をする必要があります。
ただし、利益(分配金)が20万円以下の場合でも、確定申告をすることによって還付を受けられることもあります。
また、確定申告が不要であっても住民税の申告が必要なケースもあるので、税務署の税務相談または税理士に相談するのがおすすめです。
FUNDROPのお得な利用方法は?
FUNDROPは、楽天銀行と提携しているため、出金先口座を楽天銀行の口座で登録すると、出金手数料が安くなります。
【FUNDROPの出金手数料】
- 楽天銀行:52円
- 楽天銀行以外:3万円未満150円/3万円以上229円(いずれも税込)
FUNDROPに入金する際の銀行口座は、他行振込手数料が無料の銀行を選ぶとよいでしょう。
また、ポイントサイト経由でFUNDROPに会員登録をすると、ポイント還元がされます。
なお、FUNDROPではこれまでキャンペーンは実施されていませんが、公式サイトのお知らせのページなどでお得に利用できる方法が紹介される可能性もあります。
まとめ
FUNDROP(ファンドロップ)は、最低投資額は1万円からで挑戦しやすく、不動産投資に手間がかからず、比較的安全性が高い不動産クラウドファンディング事業者です。
居住用賃貸住宅を投資対象としているため安定した収益が見込め、従来型の不動産投資のように金融機関から多額の資金を借り入れる必要もなく、運用期間が短いため利益の確定も早い点が魅力的であるといえます。
ただし、運営を開始してからまだ2年余りであり実績が未知数であることや、預貯金のように元本保証がない点などに注意が必要です。実際に投資を始めるときは、ファンドの内容やリスクなどを理解して申し込んでください。
不動産クラウドファンディングを検討している人は、こちらの記事もおすすめです。