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60坪の土地にどのくらいの家が建てられる?間取りや値段を徹底解説

60坪の土地にどのくらいの家が建てられる?間取りや値段を徹底解説

家を建てるための土地を購入する機会は一生のなかでもそう多くはありません。そのため、不動産会社に「この土地は60坪あります」と説明されても、「60坪って広いの?狭いの?」「どのような間取りの家が建てられるの?」などと、広さの感覚がつかめずに困ってしまう人もいるでしょう。

本記事では、60坪を所有した際に建てられる家の広さ、家の間取り、メリット・デメリットなどを解説します。また、60坪の土地の値段や平屋のイメージなども取り上げます。

本記事を読むことによって、60坪がどのくらいの広さなのか、60坪の土地を敷地にした場合にどのような家造りができるかがわかるようになるでしょう。

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60坪の土地の広さはどのくらい?

結論ですが、60坪は198.35平方メートル。畳で換算するなら約122畳で、およそ学校の教室3つ分の広さです。60坪の広さが建売の平均的な広さよりも広いのか、それとも狭いのかを見てみましょう。

住宅金融支援機構の「2021年度フラット35利用者調査」によると、土地付注文住宅の平均が111.4平方メートル、建売住宅の平均が101.8平方メートルとなっています。60坪の土地は198.35平方メートルなので、土地付注文住宅や建売住宅の2軒分に近い広さだと考えられます。

駐車場やちょとした庭の分を差し引いても、2世帯住宅なら建てやすく、1世帯なら通常より余裕のある広さや間取りで家を建てられるでしょう。

60坪の土地に建てられる家の広さ

60坪は平均的な建売住宅よりも広く、1世帯なら余裕を持った間取りで家をたてられます。国土交通省の「住生活基本計画における「水準」について」によると世帯人数3人に必要な広さは居住面積で75~100平方メートル(約30坪)、世帯人数4人なら95~125平方メートル(約38坪)です。

60坪は195.35平方メートルなので、4人家族が住む広めの家を建てられるだけではなく、庭や駐車場にも十分余裕がある広さだとわかります。2世帯住宅を考えるのなら、7人ほどが住める家も建てられるでしょう。

しかし、土地には建ぺい率(土地に家を建てるために使用可能な延べ床面積をパーセンテージで示したもの)が定められています。よくみられる建ぺい率は60%前後、少ないものだと建ぺい率40%の土地もあります。大人数で住める広い家を建てるならば、建ぺい率にも注意をはらいましょう。

“参考:国土交通省住生活基本計画(全国計画)(平成28年3月18日)」”

60坪の土地に建てられる家づくりとは

60坪を購入する前に、どのような家が建てられるのかイメージするのは重要です。ここでは60坪をどう活用するのか部分的にみていきます。

広いリビング

広いリビングやキッチンは、魅力的です。「吹き抜けのあるリビングにあこがれる」「アイランドキッチンや、ペニンシュラキッチンで料理してみたい」と思う人も多いでしょう。

しかし、60坪を購入しても建ぺい率が土地それぞれに定められているため、60坪すべてを建物のために使うことはほぼありません。例えば、建ぺい率が50%なら建物の延べ床面積は30坪です。

30坪を使って1階60畳、2回60畳の合わせて120畳の家を建てた場合、LDKに25~30畳の広さを確保できます。広さに余裕があるので、吹き抜けのあるリビングも作れます。吹き抜けにすると自然光が入り圧迫感もないので、よりオシャレで明るい印象のLDKになるでしょう。

たくさんの収納スペース

実際に戸建てに住んでみると、収納スペースの重要さに気付きます。収納スペースが少ない家の場合なかなか物が片付かず、モデルルームのような整った家をキープするのは難しいでしょう。あと付けで部屋に棚や収納スペースを設置すれば、部屋が狭くなり圧迫感もでます。

広い敷地に家を建てる場合、余裕のある収納スペースの確保が可能です。設計の段階で初めからパントリーやシューズクローゼット、ウォークインクローゼットなどのスペースを盛り込めます。

家族が増え、子どもの成長によって物が増えるのをイメージできるなら、収納スペースは広く取ると後々便利です。

いろいろなことができる庭

60坪で建ぺい率が50%だった場合、建物以外に30坪を使えます。30坪の場合建物の配置にもよりますが、広い庭や家庭菜園などを作ってもよいでしょう。庭の手入れは大変ですが、子どもたちが走り回れるし夏に家庭用プールを出して遊べます。

また友人とわいわい親睦を図るのが好きならば、広い庭を活用してBBQも楽しむのもよいです。他にドッグランとして活用したり、収納小屋を建てたりと、活用方法はアイデアしだい。庭のスペースが広ければ、どのように活用するかの自由度もアップします。

しかし「あこがれの広い庭をつくったけれど、春夏は雑草と虫の対策が大変」とは、よく聞く話。広い庭をつくる場合には、庭をつくったあとのメンテナンスも考慮しておきましょう。

複数台停められる駐車場

一般的な家庭の駐車スペースは、2台分くらいです。しかし夫婦で車を2台所有した場合、子どもの車や来客用の車を置くスペースはありません。しかし、60坪の土地があれば、駐車場スペースを広く取ることもできます車4台分の駐車スペースを確保したり、ガレージを作ったりすることも可能です。

「駐車場のスペースって、なんだかムダに感じる」という人は、普段使用しない空いている駐車スペースを別の用途で使いましょう。子どもがまだ小さくて車の必要がない時期には、駐車場の空きスペースに庭用のブランコや滑り台などの遊具を設置するのもよいでしょう。

また、建物の延べ床面積を広く使えるため、車好きなら建物の一部をガレージハウスにできます。愛車を整備したり、秘密基地のように趣味のスペースを楽しめたりするガレージハウスは、車好きの人にはたまりません。

2世帯住宅も可能

両親も一緒に暮らせる大家族のための家はとても魅力的です。しかし、敷地に余裕がないとお互いのプライベートスペースが取れず、家族内といえどもトラブルが起こることもあるでしょう。玄関やお風呂は共同でも、寝室や個人の部屋はそれぞれの世帯で分けたいと考える人は多くいます。

60坪の広さがあれば、2世帯住宅の建築が可能です。例えば、子どもを持つ世帯の間取りをリビング10畳、寝室6畳、キッチン8畳、子ども部屋5畳で仮定すると約23坪。親世帯の間取りをリビング8畳、キッチン6畳、寝室6畳で仮定すると約16坪です。

60坪あれば別棟で2世帯住宅を建てられますが、もう少し余裕を持った居住スペースを確保したいならば、上下で階を分けるタイプの2世帯住宅にするとよいでしょう。玄関やお風呂などを一部共有にすれば、さらに余裕のある間取りが可能です。

近年人気の平家住宅も可能

60坪の土地があれば、平屋も建てられます。平屋は、天井を高くして広々とした空間にできるほか、階段がなくバリアフリーに対応しやすいので、近年人気を集めています。

間取りは、20畳を超えるLDKや5~7畳の3部屋、広々としたお風呂に2台分の駐車場などが考えられます。平屋には、家族とコミュニケーションを取りやすいメリットもあるので、家族で和気あいあいと暮らしたい人にもおすすめです。

60坪の土地の値段【地域別坪単価相場】

土地の値段は、地域ごとに大きく異なります。以下の表は、地域別の坪単価と60坪の値段です。

地域坪単価60坪の値段
関東153万9,283円9,235万6,980円
関西68万2,694円4,096万1,640円
中部43万66円2,580万3,960円
九州40万4,274円2,425万6,440円
中国30万4,912円1,829万4,720円
東北24万1,275円1,447万6,500円
四国21万1,066円1,266万3,960円
北陸17万9,601円1,077万6,060円

※出典元:土地価格相場が分かる土地代データ

関東が圧倒的に高く、60坪で9,000万円を超えています。関西も4,000万円以上になっており、土地の値段は高いといえます。中国地方や東北、四国、北陸は1,000万円台なので、比較的安く購入することが可能です。

60坪の土地に家を建てるメリット

平均よりも広い60坪の土地に家を建てるメリットはたくさんあります。ここではどのようなメリットがあるのかみていきます。

平均的な広さよりも広い家ができる

土地自体の広さが平均よりも広いので、建ぺい率にもよりますが、おおむね平均的な広さよりも広い家を建てられます。一般的な住宅の広さは100~120平方メートルくらいですが、60坪の土地は198.35平方メートル。建ぺい率60%なら住宅の延べ床面積に119平方メートル、建ぺい率70%なら約139平方メートルを家のスペースとして使用できます。

「広い家にすみたい」「余裕のある間取りにしたい」などの希望は多くの人がもつもの。余裕のある間取りは、人が憧れるようなオシャレで魅力ある家となるでしょう。60坪の土地があれば、理想の家に近づけます。

多くの人数で住める

親世帯2人、子世帯4人の6人家族で住む場合、国土交通省の推奨する豊かで多様なライフスタイルに合わせた住環境は175平方メートル。2階建てにした場合の1階の延べ床面積は、175平方メートルを単純に半分にすると約87平方メートル(約26坪)です。

もしも土地が60坪あれば、家を建てられるスペースは建ぺい率50%でも30坪もあるため、国が推奨する広さを満たした、6人家族に十分な家を建てられるでしょう

また親世帯の同居ではなく、子どもが多い場合も同様です。広い家ならばたとえ子どもが4人いても、全員に個室を与えてあげられます。60坪の土地があれば、5~7人が余裕で暮らせる家を建てられるでしょう

“参考:国土交通省住生活基本計画(全国計画)(平成28年3月18日)」”

希望を盛り込んだ家造りがしやすい

特に注文住宅の場合、家づくりを検討するなかで家族からさまざまな希望が出ます。「収納スペースが多い方がいい」「アイランドキッチンに憧れている」「12畳の和室」などの家に関する希望だけではありません。

「ガレージハウスにしたい」「家庭菜園がしたい」「子どもたちが走り回れる広い庭ががほしい」など、家の外に関しても多くの要望が出るかもしれません。

敷地が広ければできるだけ多くの要望を取り込み、希望の家を作れます

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60坪の土地に家を建てるデメリット

平均よりも広い土地の購入は、良いことばかりではありません。ここでは60坪の土地を購入するデメリットを解説します。

手入れが大変

広い土地に家を建てた場合の苦労話で多いのが、家や庭などの掃除やメンテナンスです。賃貸住まいのあいだは、建物のオーナーが雨漏りや壁のひび割れなどの修繕をしてくれます。しかし自分の家を持ったら、修繕もメンテナンスも掃除もすべて自分でやらなければなりません。

家が広いほど手入れをしなければならない場所も多く、手間も時間も費用もかかります。メンテナンス費用の目安は、10年ごとに50万~150万円程度。土地を購入する前に、メンテナンス費用も頭に入れながらローンを組むとよいでしょう。

また広い庭にあこがれる人も多いですが、実際に庭を持ってみると雑草や害虫対策は想像以上に大変です。「雑草処理がめんどうくさくて、結局庭をコンクリートで埋めた」とならないよう、生活するイメージを具体的にしておきましょう。

固定資産税が高くなる

固定資産税が高くなる原因には、地価が高い、土地が広い、建物の延べ床面積が広い、建物の資材や設備が高価などがあげられます。土地が広いほど、固定資産税が高くなる傾向があるので、注意しましょう

土地の広さに関していうと、固定資産税の軽減措置も土地の広さによって異なります。軽減税率が変わる境目が小規模住宅用地として認められる200平方メートルで、60坪の土地は198.35平方メートルです。

200平方メートルを超えると一般住宅用地とみなされて、さらに固定資産税が高くなるので気をつけてください。

固定資産税とは

固定資産税とは、家や土地などの不動産にかかる地方税です。税率は東京都や各市町村が定め、一般的には所有する不動産の課税評価額に標準税率をかけて算出します。

標準税率はたいてい1.4%ですが、市区町村によって1.5%や1.6%のところもあるので、購入予定の土地が所在する市区町村の標準税率を確認しておきましょう。

固定資産税 = 評価額(課税標準額)× 標準税率

また評価額は、土地や建物の購入代金ではありません。東京都や各市町村が、土地の公的価格や建物の時価をもとに算定します。

立地がよくない可能性がある

60坪の広さの住宅地は、都心や人気のある土地では見つけにくく、見つかっても価格が高くて予算オーバーになりがちです。もしも広い土地の購入を考えているのなら、郊外を探すとよいでしょう。同じ広さの土地でも、都心より郊外のほうが安く購入できる可能性が高いです。

しかし郊外の土地を購入する注意点も把握しておかなければなりません。土地の価格が安いのには、それなりの理由があります。郊外の土地はおおむね利便性が悪く、通勤・通学に時間がかかったり、買い物に自家用車が必要だったりします

利便性のよい都心で生活するか、多少不便だけれど郊外に広いマイホームを持つか、どちらがよいかは一概にいえず、個人の判断になるでしょう。

外構部分の費用がかさむ

土地を購入する際にもうひとつ考えておきたいのが外構です。家本体の設計や費用に目を向けてばかりでついあと回しにしやすいですが、外部から視線にさらされる部分なので作りこみたい人も多いでしょう。

外構工事には以下のものなどがあります。また費用の目安も記載していますが、資材や業者によって価格が異なるため、あくまで参考程度に考えてください。

外構工事箇所費用の目安
門扉約10万~40万円
フェンス飾りフェンス:約5,000~7万円/1メートル
目隠しフェンス:約8万~40万円/1メートル
ブロック塀約1万〜1万5,000円/1平方メートル
玄関アプローチ約10万~30万円
植栽約10万~100万円
駐車場約10万~20万円
ウッドデッキ約1万〜5万円/1平方メートル

例えば、60坪の敷地を囲うようにフェンスを設置しようとすれば、30坪の敷地を囲うよりもフェンスの量が必要なのは当然です。工事をする範囲が広ければ広いほど、外構工事にかかる費用は高くなるでしょう。

まとめ

60坪の土地は建売の平均的な広さよりも広く、建ぺい率にもよりますが余裕を持った広い家を建てられるので、広い家に住みたい人や、2世帯住宅を考えている人に向いています

しかし広い土地には「平均的な家よりも広めの家ができる」「多くの人数で住める」「希望を盛り込める」などのメリットがある一方、デメリットもあります。土地が広い分固定資産税がかかったり、手入れが大変になったりする可能性は考慮しておきましょう。

新型コロナウイルスによる影響が大きい近年、家での過ごし方や働き方も変わってきました。おうち時間を充実させるため、広い土地を購入して家づくりを進めてみるのも素敵です。

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この記事の著者
駅探PICKS編集部
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