唐津市西ノ門館
唐津城三ノ丸の西側出入口にあたるこの場所が西ノ門小路とよばれていたことから名が付いた。館内では唐津市内から出土された江戸時代の唐津焼などの出土文化財の展示や、若手作家中心の唐津焼の展示販売を行い、また佐賀県重要有形民俗文化財でもある曳山の保存修理の状況を見学することができる。
- 「唐津駅」から徒歩14分/「西唐津駅」から徒歩25分
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唐津城三ノ丸の西側出入口にあたるこの場所が西ノ門小路とよばれていたことから名が付いた。館内では唐津市内から出土された江戸時代の唐津焼などの出土文化財の展示や、若手作家中心の唐津焼の展示販売を行い、また佐賀県重要有形民俗文化財でもある曳山の保存修理の状況を見学することができる。
東京駅を生んだ唐津出身の建築家「辰野金吾」が、愛弟子の田中実に設計を委ねた、「辰野式」赤レンガのモダン建築。
唐津神社の秋季例大祭「唐津くんち」の主役である、曳山14台が収められている展示場。古いものでは文政2年(1819)に作られた赤獅子がある。数百枚もの和紙を重ねて漆を塗り、金銀を施した曳山は芸術品のよう。祭りを記録したビデオコーナーもある。所要30分。「唐津くんちの曳山行事」は国指定重要無形民俗文化財。唐津くんちの曳山行事を含む「山・鉾・屋台行事」はユネスコ無形文化遺産。
唐津藩の初代藩主、寺沢志摩守広高[てらざわしまのかみひろたか]が7年の年月を費やして慶長13年(1608)に完成させた。現在の天守閣は昭和41年(1966)に完成したもの。内部は郷土博物館で、唐津焼や刀剣類などを展示。所要30分。
防風と防潮のため、初代唐津藩主の寺沢志摩守広高が植林した松林。静岡・三保の松原、福井・気比の松原と並び日本三大松原のひとつに数えられ、国の特別名勝に指定されている。約4.5kmにわたって100万本のクロマツが群生し、夏場は海水浴に訪れる人で賑わう。
はるか大和時代、朝鮮へ出兵する大伴狭手彦[おおとものさてひこ]との別れを嘆き悲しんで石になってしまったという佐用姫[さよひめ]の悲恋伝説ゆかりの寺。本尊の観音像は大伴狭手彦が朝鮮から持ち帰り、佐用姫の供養のために安置したものといわれる。本堂にある寺の銅鐘(重要文化財)は口径47.5cmの朝鮮鐘。
旧藩主・小笠原家の菩提寺で、正面の山門は名護屋城中の門を移築したもの。江戸時代の浄瑠璃作家・近松門左衛門が幼少の頃にここで学んだといわれ、その分骨の墓石がある。境内には、小笠原家に関する資料を展示した小笠原記念館(時間:9~17時、休み:月曜、祝日の場合は開館、所要20分)も立つ。
石炭の積出港として栄えた明治以降の隆盛が偲ばれる近代建築物などが点在する唐津の街。なかでも旧高取邸は、杵島炭鉱(佐賀県)などの炭鉱主として知られる高取伊好[たかとりこれよし]の旧宅で、約2300坪の広大な敷地に、居住スペースとしての居室棟と迎賓館的な役割を果たした大広間棟が立っている。明治38年(1905)に建設された大広間棟には、能舞台を設けるなど独特の造りとなっていて、邸内の各所には中国の故事や花鳥風月に題材をとった杉戸絵や、動植物を型抜きした欄間、七宝焼の引手金具など、意匠(デザイン)にも見どころが満載。
奈良時代からさまざまな歌人が訪れ、万葉の歌を残したと伝えられる標高284mの山。山頂は虹の松原や唐津市街を見渡せるビュースポットとなっており、青い海と空、緑の松との美しいコントラストを望める。駐車場脇にみやげ物店が並び、その奥が展望台になっている。
国の特別名勝に指定されている、虹の松原沿いにある海水浴場。全長2kmのビーチは遠浅で波が穏やかなので、子供連れで行くのにちょうどいい。7月中旬~8月中旬遊泳解禁。散策スポットとしても人気が高い。
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