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エアコンは夏場や冬場の厳しい時期を支えてくれる、大切な生活の一部です。そんなエアコンから急に水が垂れてきたら「これは故障なのだろうか?」「このまま使い続けるのは大丈夫なのだろうか?」と困惑してしまってもおかしくありません。

この記事では、エアコンが急に水漏れしだして困っている人向けに、水漏れの原因別に自分でできる修理方法や修理を依頼した場合の費用などを紹介していきます。問題への対処の完了後、どうすれば水漏れを防げるのかについてもあわせて解説していきます。
目次
エアコンの水漏れ原因|自分で修理できるケース
まずは、エアコンの水漏れの原因を探りましょう。水漏れの原因となっている部位ごとに対応すべき箇所は異なるため、落ち着いて様子を見ることが大切です。
ドレンホースがつまっている場合
ドレンホースという部品につまりが発生していると、水漏れが発生します。ドレンホースはエアコンの内部と外気の温度差で発生する結露水を屋外に排出するためのホース管です。室外機近くにあるジャバラ状のホースがそれにあたります。
経年劣化でドレンホースとテープがボロボロだったので補修。エアコン&室外機は今年も頑張って欲しい!#室外機 #室外機補修 #ドレンホース pic.twitter.com/21MIjWXt4p
— tneo2013 (@tneo2013) July 1, 2018

エアコンの水漏れの原因はほとんどの場合ドレンホースのつまりにあります。エアコン内部の結露水が満足に排出されず、行き場を失って室内機からあふれ出てしまうことが、ドレンホースつまりによる水漏れの正体です。
ドレンホースのつまりの解消法
ドレンホースのつまりが原因で水漏れが起きている場合には、以下の手順で対処をおこないましょう。
- エアコンの電源を切る
- ドレンホースの先端部分を上向きして、タオルと輪ゴムで隙間がないように塞ぐ
- タオルで塞いだ先端に掃除機を密着させて数秒間吸引する

このやり方でもつまりが取れない場合には、ドレンホースのつまり解消用のドレン用サクションポンプを使用することも検討しましょう。原理的には掃除機での吸い取りと同じく空気圧でゴミを排出する道具ですが、こちらのほうがより強力で、つまりを取りやすくなっています。
ドレンホースの向きに問題がある場合
ドレンホースの先端部が地面を向いていないため水が排出できず、つまりが発生している可能性も考えられます。先端部は下を向いているのに水が出てこないという場合には、エアコンから伸びている長いホースのどこかが水流を妨げるような曲がり方をしているかもしれません。
水は上から下へ、重力にしたがって流れ落ちるものです。ホースの水がしっかりと流れるような角度をつけて、ドレンホースの口は下向きにするようにしましょう。
しかし、部屋と外を隔てる壁のなかでドレンホースが曲がっている場合には自力での対応が難しくなってしまいます。

エアコン内部で結露が発生している場合
ドレンホースではカバーしていない部分に結露が発生していても、水はそのまま垂れてきてしまいます。正常なエアコンでそのような想定外の結露が発生している場合には、エアコンの使い方が原因である可能性が高いです。

エアコンが正常な場合はエアコンの設定温度を上げ、温度差を抑えることで対処が可能です。夏場に19度以下の設定でエアコンを稼働させているようなケースは結露が発生しやすいため注意しましょう。
エアコンの水漏れ原因|業者に修理の依頼が必要なケース
前項では自力での解決方法について説明しましたが、エアコンも複雑な内部構造を持つ電化製品のひとつです。
故障などが発生している場合には、一般的な家庭では対処が厳しいといわざるを得ない状態になっていることもありえます。この項目では、業者に修理依頼を出したほうがよい状態の水漏れについて解説していきます。
経年劣化によるエアコンの故障
エアコン内部のパーツが故障・破損していることによる水漏れは業者に依頼しましょう。エアコンにはドレンパンという結露水を一時的に受け止めるためのパーツがありますが、ここが汚れていたり破損していることによって水漏れが発生しているのならば、自力での掃除は極めて難しくなってしまいます。
ドレンパンの取り外しや交換はエアコンの分解が必要だからです。知識や技術、適切な道具のない状態でエアコンを分解すると、エアコンを壊してしまう恐れがあるだけではなく、感電などの事故を起こして怪我を負う可能性まで生まれてしまいます。

エアコンの冷媒ガス不足
冷媒ガスが不足することによっても水漏れが発生します。冷媒ガスとは、エアコンが取り込んだ空気を冷却するためのガスで、エアコン内の配管(冷媒配管)を通過し、室外機と室内機をまたいで存在しています。このガスの循環が空気の熱を取り、室内に冷たい空気を送り込んでいるのです。
冷媒ガスが不足しているかどうかは自力で確認することができます。まずはエアコンを少しの間だけ運転させ、停止させたらフィルターを外します。フィルターを外して見える部分に霜が付いていたら、冷媒ガス不足の可能性が高いです。この霜が溶けだし、水漏れの原因となります。

エアコンの水漏れ修理の費用相場【メーカー・業者別】
自分では直せそうにない故障への対処は業者に頼むしかありません。専門的な作業になるため、修理費用も気になります。この項目では、エアコンの水漏れの修理費について解説していきます。
エアコンの保証期間内なら基本無料
まずは故障したエアコンに保証期間が適用されているかどうかを確認しましょう。保証期間内なら無料での修理ができるため、費用に関する心配は減ります。
多くの場合、メーカー保証は購入から1年以内となっていますが、販売店側の独自保証は5年、10年といった長期に渡るものであることもあります。

また、こうした独自保証の場合には保証の限度額が決まっているケースがあります。上限額を越えて修理費がかかる場合にはその分を負担する必要があります。
メーカーに依頼した場合の費用相場
エアコンの水漏れ修理は、メーカーによって異なります。メーカーごと費用相場の目安は、以下のとおりです。
- SHARP:10,000~26,000円
- ダイキン:27,800~37,000円
- 三菱:7,000~67,000円

業者に依頼した場合の費用相場
エアコンの修理費用は1万円から2万円が相場となっています。深刻な問題がある場合には6万円ほどかかる場合もあります。

また、ドレンホースの詰まりを解消するような簡単な作業の場合にはより安い価格で修理ができ、相場は5,000円ほどです。
エアコンの水漏れ修理の業者を選ぶポイント
修理が必要になったら、できるだけよい業者を選ぶことが大切です。相場から高過ぎず安過ぎない価格設定、素早い対応の有無、評判や口コミなどから業者の質を調べることができます。この項目では、エアコンの修理業者を選ぶ際の判断項目にしたい3つの基準を紹介していきます。
相場にあった価格設定
修理業者を選ぶ際には、どこか1社だけの情報を見るのではなく、相場全体をチェックするようにしましょう。ここで気をつけたいのは「安ければ安いほどよい」「高ければ高いほどよい」というわけではないことです。
相場より過剰に高いものはいわゆるぼったくりでサービスの質にも期待できませんし、過度に安いものも値段相応とはとても言えないずさんな仕事をされてしまう可能性があります。
悪徳業者を避けるためには相場を知り、平均価格から離れすぎない業者を選ぶことが大切です。値段の安さだけに注目したり、急いで直したいという焦りから不適切な業者を選んでも問題解決にはほど遠いため注意しましょう。

他の基準に関しても同じことですが、複数の業者を比較して、もっともフェアで信頼のできる業者を選ぶことが、優良業者を見つけることに適した方法です。
対応の早さ
夏場や冬場といった環境の厳しい自機にエアコンが使えなければ生活の質は落ち、健康にも影響が出かねません。

全国的な修理業者よりも、地域密着型の中小業者のほうがフットワークが軽く対応が早い傾向にあります。
業者の評判のよさ
結局のところ、あらゆるサービスは利用してみないと、サービス実態まではわからないものです。だからこそ自分の体験以外で実態を知るためには、評判を確かめる必要があります。
公式サイトに自社の評判を掲載している業者も多くみられますが、より本音に近いものが観察できるSNSや口コミサイトなどを活用し、リアルな口コミ・評判で判断することも選択肢のひとつです。
修理後のエアコンの水漏れ予防法
当面の問題に対処できたら、今後は水漏れの発生しにくいような使い方をしていくことが大切です。定期的な掃除や状態のチェック、使い方で破損を防ぎ寿命を延ばすことは可能なため、これまで以上にエアコンに注意を配りましょう。
この項目では、修理後におこないたいエアコンの水漏れ予防策について解説していきます。
エアコンを定期的に掃除
月に1~2回はフィルターの掃除をおこない、エアコンの内部に汚れがたまらないようにしましょう。フィルター掃除をすることで、ドレンパンの汚損や破損による水漏れの防止につながるだけでなく、通気性が増してエアコンの効果や通気性、節電効果まで改善が期待できます。
また、エアコンのフィルター掃除は、カバーを外してフィルターを取り出し、掃除機などを用いてホコリ取ることが有効です。汚れがひどい場合には水と中性洗剤で作った洗浄液につけ置きし、汚れを浮かし取りましょう。

おすすめのエアコンクリーニング業者「おそうじ本舗」
会社名 | おそうじ本舗 |
運営会社 | HITOWAライフパートナー株式会社 |
設立年月 | 1997年2月 |
対象エリア | 全国 |
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保険の有無 | 有 |
決済方法 | ・現金 ・クレジットカード ・電子決済 |
公式サイト | https://www.osoujihonpo.com/ |
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ドレンホースの状態のチェック
つまりや曲がりで水漏れが起きないように、ドレンホースの状態を定期的にチェックしておきましょう。この記事の前半部分で紹介したドレンホースの向きに注意して、水やゴミが溜まらないような状態を維持しておけば、水漏れは未然に防ぐことができます。

こうしたつまりの原因の予防には、先端部にネットやキャップを置くなどの手段が有効です。ドレンホース専用の逆流防止キャップや防虫キャップも市販されているため、万全の状態で予防をしたい方はこういった商品の利用も考えてみましょう。
エアコンの温度や風量を調整
ここまでで紹介した故障の原因を見てみると、結露による水分が水漏れの大きな原因となりがちであることがわかります。

また、夏場はエアコンの風量を増やしたり扇風機を当てたりすることで周囲の空気とエアコンの送風を攪拌し、吹き出し口が長時間冷やされないようにすることでも結露を防げます。結露防止だけでなく、冷気を部屋全体へ広げることもできるため、おすすめの予防策です。
【Q&A】エアコンの水漏れ修理
エアコンが水漏れを起こしたとき、エアコンの修理をおこなう前、さまざまなタイミングで疑問が頭のなかに浮かび上がります。「備え付けのエアコンはどうすればいいのだろうか」「水漏れしてても問題ないのか」「買い替えを考えるべきなのか」こうした疑問が晴れないまま次のステップに進んでも、判断に迷ってしまいます。
そこでエアコンの水漏れ時によく見られる疑問について、Q&A方式で紹介していきます。
賃貸物件の備え付けエアコンは誰が修理する?
普段の管理に問題がなければ基本的に貸主が修理費用を負担します。水漏れが発生したら速やかに大家や管理会社に連絡しましょう。

賃貸物件の入居者には善管注意義務という、賃貸物を適切に管理する義務が課されているため、これに違反していると判断された場合には自費での修理が要求される場合があります。こうしたトラブルを招かないためにも、エアコンは丁寧に使いましょう。
水漏れしてもエアコンは使い続けられるか?
内部機械の故障以外が原因の水漏れであれば、稼働させることはできます。

バケツなどで水漏れを受け止めることはできますが、不安定な状態には変わりないため、なるべく早く水漏れに対処しましょう。内部が故障してしまえば、この段階よりも多くの修理費を支払うことにもなりかねません。
エアコンの買い替えタイミングはいつか?
10年程度が買い替えの目安 です。エアコン本体には製造寿命や標準使用期間が貼られているため参考にしましょう。エアコンも機械であるため、いつかは壊れてしまいます。異常が続くようなら早期に買い替えたほうがよいでしょう。
修理と買い替えのどちらが得か
修理業者に費用の見積りを出してもらってから判断しましょう。上の項目で紹介したように、10年以上経っているエアコンであれば、買い替えをしたほうがコストパフォーマンスに優れた選択肢となるかもしれません。

先日修理をした箇所とは別の部品が壊れた、となってしまえば修理のキリもないため、「買い替えたほうが安くついた!」と後悔する前の買い替えをおすすめします。
まとめ
エアコンの水漏れは自分で対処できるものと業者に任せるべきものの2つに大別されます。自力での解決が難しい場合には適切な業者を選び、問題を解決しましょう。
もしエアコンが保証期間内であれば修理費用の負担を減らすことも可能です。水漏れは適切な使用や予防をおこなうことで防ぐことができますが、経年劣化で問題が発生してしまうこともあるため、寿命の近い製品は買い替えも想定しておきましょう。
無謀な修理はエアコンの状態を悪化させてしまう恐れがあります。エアコンの故障の原因を特定したら無理はせず、状況に応じて業者への修理依頼をおこないましょう。