エアコン掃除のスプレーは使用時に注意が必要！選び方と使い方も解説

※本ページはアフィリエイト広告プログラムによる収益が発生しています

エアコン掃除スプレーは業者に頼まずともエアコン内部の汚れをきれいにできる優れものです。

最近では掃除したい箇所に合わせて、数種類のスプレーが販売されています。本記事ではまずエアコン掃除スプレーの選び方を解説してから、具体的なおすすめの製品を紹介します。

後半ではスプレーのタイプ別の使い方や、安全な使用方法、エアコンクリーニングと比較してどちらが得かについても解説していきます。ぜひ参考にしてください。

ベアーズの公式サイトを見る

エアコン掃除スプレーの選び方

6月になるとホームセンターなどでよく目にするようになるのがエアコン掃除スプレーです。一口に「エアコン掃除スプレー」といってもさまざまなメーカーからいろいろな種類が発売されているので迷ってしまいがちです。

ここでは以下の3つの視点からエアコン掃除スプレーの選び方を紹介していきます。

• パーツに合わせた選び方
• 成分からみる選び方
• 掃除するジキニ合わせた選び方

パーツに合った専用スプレーを選ぶ

まずは掃除したいパーツに合わせてスプレーを選びましょう。

エアコンのパーツは大きく、カバー、フィルター、冷却フィン、送風ファン、ドレンパン、ドレンホースに分けられます。うち、以下の4つのパーツには専用のスプレーがあります。特徴を表にまとめました。

※ドレンパンは取り外しが難しく、容易に掃除はできません。

別のパーツ用のスプレーを使っても、汚れが十分に取れないことがあるので、専用のタイプを購入しましょう。

スプレーの成分で選ぶ

スプレーの成分もチェックしましょう。スプレーは、酸性のタイプとアルカリ性のタイプの2つに分かれます。

大切なのがエアコンの部品に使われるアルミニウムは酸やアルカリに弱いという点です。

エアコンの一番大切な冷却フィンはアルミニウムでできています。アルカリ性のものは洗浄力が高いものの、クエン酸などのリンス剤でよく中和しておかないと部品が腐食して故障の原因になります。

中性のタイプは腐食の心配がないため心配な人はこちらを選びましょう。中性のスプレーは身体にも優しく、最近は消臭成分だけでなく、抗菌・除菌・防カビ成分を配合しているスプレーもあります。

スプレーの成分についてもう少し詳しく見ていきましょう。

消臭成分配合

エアコンの使用時に気になりやすいのがカビ臭さです。また、タバコやペットのにおいがエアコン内部につき、運転すると部屋中に臭いが広がることもあります。リビングでホットプレートを使用して調理すると、エアコンのフィルターや内部に油汚れが付着して臭う場合もあります。

このようなエアコンの臭いが気になる場合には、銀イオンなどで消臭成分が配合されているエアコン掃除スプレーがおすすめです。

除菌・防カビ成分配合

銀イオンなどを洗剤に配合することで、エアコン内のカビや細菌を退治し、繁殖しにくくする商品も発売されています。掃除の頻度を少なくしたい人は選んでみるとよいでしょう。

ただし除菌・防カビ成分が配合されているスプレーを使用したからといって、効果がずっと続くわけではありません。効果が期待できる期間をよく確認して、日々の手入れは欠かさないようにしましょう。

掃除するタイミングで選ぶ

エアコン掃除をすると作業している1時間から2時間程度、室内の冷房は使えません。できれば暑い日にエアコン掃除をするのは避けたほうがよいでしょう。

エアコンをつけたい夏や冬に掃除をしなければならない場合は、洗浄時間が短く、速乾性に優れた掃除スプレーを選ぶとよいでしょう。

清掃作業後は本体内を十分に乾かすために送風運転をしばらくするのが望ましいです。汚れの溜まり具合や掃除の頻度、季節なども考えながら最適なエアコン掃除スプレーを選びましょう。

おすすめのエアコン掃除スプレー5選

ここではエアコン掃除スプレーでよく取り上げられるおすすめの商品を5つ紹介していきます。冷却フィン、送風ファン、ドレンホースとそれぞれに対応した商品を紹介しているので、商品選びの参考にしてみてください。

エアコンクリーナーAg消臭プラス

出典元：https://www.copa.co.jp/product/airconditionercleanerag/

冷却フィンを掃除する高圧スプレー式のエアコンクリーナー。電解アルカリ水で汚れを洗い流します。銀コロイドを配合したエアコン専用洗浄剤です。界面活性剤、酸、リン、香料を使用していないため、幅広く使えます。

くうきれいエアコン送風ファン洗浄剤 AFC-503

出典元：http://www.showa-ind.co.jp/others/fan.html

業務用洗浄剤メーカーが、家庭用エアコン掃除の為に開発した洗浄剤です。ムースのもこもことした泡が送風ファンに密着して、こびりついたカビや油汚れを強力に除去してくれます。リンスでよく洗い流して使用してください。

らくハピアースエアコン洗浄スプレーNexplus

出典元：https://www.earth.jp/products/rakuhapi-air-c-spray-cleaning-420-ff/

緑茶ポリフェノールと除菌剤を配合した中性の冷却フィンクリーナーです。しっかり消臭しながら、ウイルス・菌もしっかり除去します。手が疲れにくいウイングヘッドも特徴。よく振ってから使用してください。

水から生まれたエアコン内部クリーナッシュ！シュ！

出典元：https://www.denkai.com/shopdetail/003000000001/

成分は超電水とアルミを保護するケイ酸塩のみ。超電水の除菌洗浄力とジェットノズルでアルミフィンの細部や奥まで汚れを落とし、洗浄・除菌・消臭が一度にできます。

エアコンドレンホース用クリーナー　GA-KK001

出典元：http://gaona.jp/product/2803/

ドレンホースの詰まりを除去するポンプです。ドレンホースに差し込みハンドルを引くことで強力に吸引します。

エアコン掃除スプレーの使い方

エアコン掃除スプレーを使ってエアコン掃除をしていく方法を解説していきます。パーツごとに掃除の仕方が異なるので、それぞれの使い方を紹介していきます。フィルター掃除から先は本体の劣化や故障に繋がりやすいので十分注意して行いましょう。

エアコン掃除スプレーを使う準備をする

エアコン掃除スプレーを購入してきたらまずは掃除をする環境を整えましょう。エアコン掃除スプレーを使う準備としては、以下があります。

1. 窓を開けて換気する
2. エアコンの周辺を片付ける
3. 道具を揃える
4. エアコンのコンセントを抜く
5. 養生をする

洗剤を使用する際には万が一ガスが発生しても大丈夫なように十分に換気をしましょう。作業時はできれば保護メガネをかけて作業をすると安全です。準備では養生が一番大切です。エアコンまわりの水がかかってはいけない部分にビニール袋等をかぶせ、水の侵入を防ぎましょう。

フィルターの掃除方法

掃除の準備ができたら、外側から掃除を進めていきます。フィルターの掃除手順は以下の通りです。

1. 前面カバーを開ける
2. 自動掃除機機能があるなら外す
3. フィルターを外す
4. 自動掃除機のダストボックスを空にする
5. フィルターのホコリを吸い取る
6. 必要なら水洗いをする
7. フィルタークリーナーで汚れを浮かせる
8. 洗剤を洗い流す
9. 日陰で乾かす

フィルターの素材によっては薬剤に弱かったり、ブラシでこするとキズが付くものもあるので、網目を破かないように気をつけながら作業を進めましょう。自動掃除機を外す際には無理に引き抜くと部品の破損につながります。説明書をよくみて、ダストボックスを外しましょう。

フィルターやダストボックスは熱いお湯で変形する場合があります。水か、ぬるま湯を使用しましょう。

冷却フィンの掃除方法

冷却フィンは弱い力でも曲がってしまうので、細心の注意を払って以下の手順でやさしく掃除を進めます。

1. ブラシをつけた掃除機で表面のホコリを縦に動かしながら吸い取っていく。
2. やわらかい歯ブラシなどでかき出せる汚れを取り除く
3. 冷却フィン用クリーナーを約5cmの位置から縦に動かしながら全体に吹き付ける
4. 必要ならリンスをして十分すすぐ
5. ここで終わりなら送風運転で内部を乾かす

掃除はフィンに沿って縦に動かします。横に動かすとフィンがすぐ曲がります。フィンが曲がると冷却効果が落ちるだけでなく、故障の原因にもなるので十分注意しましょう。ムースタイプの場合にはドレンパンに汚れが流れ落ちた後に、リンス剤で十分にすすぎます。

送風ファンの掃除方法

送風ファンは取り外すと組み立てられない可能性が高いので、エアコン本体に取付けたまま以下の手順で洗浄をしていきます。

1. 送風ファン用スプレーを用意する
2. 吹き出し口からファンに向かってスプレーを噴霧する
3. 内部に泡が充満したら時々ファンを指で回転させる
4. ファン全体になじませながら30分ほど待つ
5. すすぎ用のスプレーで洗剤を洗い流す
6. パーツを組み直して送風運転で1時間以上内部を乾かす

洗剤を使った後はリンスでよくすすぎましょう。リンス剤が途中で切れてしまった場合には、浄水器などを通して塩素を抜いた水道水をスプレーボトルに入れて十分に洗い流します。掃除後に冷房運転をすると再び結露が溜まるので、送風か、秋から冬なら暖房運転で内部を乾燥させます。

ドレンホースの掃除方法

ドレンパンから水が漏れるとエアコンから水漏れします。ドレンホースが途中で詰まると排水ができず、ドレンパンから溢れるためです。ドレンホースの掃除は、以下の手順で進めます。

1. 外に出て室外機の近くに壁から伝わるドレンホースを見つけます
2. ドレンホースの先端にドレンホースクリーナーを差し込みます
3. 内部の空気を抜くようにクリーナーのレバーを引っ張ります。
4. 詰まりが取れない場合には、クリーナーを外してレバーを元の位置に戻し、再び繰り返します。
5. 詰まりが取れて水が流れてきたら片付けます。

ドレンホースはホコリのかたまりや細菌がスライム状に固まって詰まりを起こします。ドレンホースクリーナーは引っ張るのみにしましょう。引っ張った後に、押し込むとせっかく吸引している汚れをエアコン内部に押し出す可能性があります。

エアコン掃除スプレーを使用する際の注意点

エアコン掃除スプレーを正しく使わないと、思わぬ事故につながる可能性があります。

国民生活センターをはじめエアコンクリーニング業者もエアコン掃除スプレーの使用には注意喚起をしています。これはエアコン掃除スプレーを使用したことで火災事故が発生しているためです。

ここではエアコン掃除スプレーを使用する際の注意点として以下の3つを紹介していきます。

• 洗浄液はよく洗い流す
• 部品の破損や故障のリスクがある
• 火災のリスクがある

自分で作業をする場合にはこれらの点には十分注意して作業をしましょう。

内部に洗浄液が残るとカビやサビの原因になる

エアコン内部は常に湿度の高い状態になりやすい構造です。十分に洗浄液を洗い流さないと内部に付着したまま、乾いてくれません。放置すると、冷却フィンの腐食や部品のサビなどに繋がります。また成分によってはカビの原因にもなるので、しっかり落としましょう。

カビが発生するとエアコンから出る風が臭います。臭いがなくても、エアコンを運転するとくしゃみや目のかゆみ、咳が出る場合には、カビによる健康被害が疑われるので、エアコン内部をチェックしましょう。

腐食やサビが出ると故障や火災の原因にもなります。焦げ臭さや異臭がする場合には、運転を取りやめてメーカーに問い合わせましょう。

部品が破損・故障する可能性がある

取り扱い説明書に書いてあるお手入れ方法はフィルターの掃除までが一般的です。前面カバーの取り外しかたまで書いてあったとしても、本体の分解方法は記載されていません。分解や組立て時に部品を曲げたり、破損したりする可能性は十分にあります。

特に冷却フィンはやわらかいアルミでできています。ブラシの柄が当たるだけでも曲がってしまいます。冷却フィンが曲がると風の流れが変わるだけでなく、冷却効果が落ちたり欠けたりと故障の原因になります。

また、養生が不十分な場合に電気が流れている部分に洗浄液などが流れ込むとショートして本体が動かなくなるので入念に準備する必要があります。

誤った使い方は火災につながる可能性がある

国民生活センターをはじめ、メーカーサイトや掃除業者も、エアコン掃除スプレーを使用した際の火災について注意喚起しています。

エアコンは電気の通る場所がさまざまな場所にあり、誤った掃除方法をすると電飾部分に洗浄液などがかかりショートや発火する可能性があります。

特に内部はよく見えなかったり、表の養生貼りが間違っていたりすると、その場で壊れたり、電源を入れてしばらくして発火するなどの事件が報告されています。機種によって保護する場所は変わるので、注意して作業が必要です。少しでも異音や異臭がしたらすぐに運転を停止して、メーカーに問い合わせましょう。

エアコン掃除はプロに頼んだほうが良い？

ここまで自分でエアコンをクリーニングする方法について見てきましたが、決して簡単な作業ではありません。準備、分解、清掃、洗浄、組立て、片付けと考えるとかなりの負担になります。何より故障などのリスクが高いのがセルフクリーニングのデメリットです。

本章では、セルフクリーニングと、エアコン掃除のプロへの依頼はどちらがよいのか比較していきます。

費用を比較

エアコン掃除費用は最初に道具なども揃えると1万円近くかかることもあります。道具が揃っても、フィルターから冷却フィン、送風ファンまでスプレーを揃えると6,000円程度の出費になります。

一方プロのエアコンクリーニングなら安いところで8,000円程度から受付けています。自分でやる労力とスプレー代を考えるとプロに任せた方が安上がりな場合もあります。

所要時間を比較

家庭でのセルフクリーニングは、道具が業務用ではないこともあり、どうしても時間がかかります。高いところで長時間の作業になるので、肩こりや筋肉痛に注意が必要です。

プロの場合にはエアコン洗浄専用に調整された高圧洗浄機や高圧スチームなどを使用して効率的に掃除を進めます。

洗浄力を比較

エアコンを分解する技術や掃除できる範囲が全く違うので、徹底的にエアコンをきれいにしたい場合はエアコンクリーニング業者に依頼するほうがおすすめです。1年おきに業者とセルフを使い分けることも方法のひとつです。

エアコンクリーニング業者を選ぶポイント

エアコンクリーニング業者を選ぶポイントとしては以下の4点が挙げられます。

• 対応エリア内である
• 対応が丁寧である
• 料金体系が明確である
• 機種が対応している

ホームページの実積や口コミサイトなども参考にしながら、依頼するエアコンクリーニング業者を選びましょう。

大手の場合はほとんどの機種に対応していますが、中小の業者になると最新のエアコンやお掃除機能付きエアコンは対応できない場合があるので型番など機種がわかる情報を正確に伝えましょう。

エアコンクリーニングでは特に料金に関するトラブルが多く報告されています。トラブルを防ぐため、必ず事前に見積もりを確認しましょう。また、賠償責任保険に加入しているのかも確認することをおすすめします。保険によっては古い機種は適応外の場合もあるので、保険対象になるかもチェックが必要です。

エアコンクリーニングを依頼するなら「ベアーズ」

＼厳選した会社にエアコンクリーニングを依頼／

ベアーズの公式サイトを見る

ベアーズの口コミ・評判を解説した記事はこちら

エアコン掃除スプレーは使用方法をよく読もう

エアコン掃除スプレーはホームセンターでも手軽に購入でき、家庭で簡単にエアコンの掃除ができるのが強みです。

エアコン掃除スプレーは掃除する部品ごとに種類が異なるので間違えないように選択しましょう。

スプレーは1回の作業で1本使いきるのが原則です。養生は面倒くさがらずに正しくセットしましょう。特に電飾部分は水濡れで故障や火災につながるリスクがあるので注意が必要です。

安全面が気になる人や、自分で掃除しきれるか不安な人は、ハウスクリーニング業者への依頼を検討したほうがよいでしょう。プロの手で、隅々まで着実に作業してくれます。エアコンクリーニング業者を選ぶときには対応エリア内か確認しましょう。

ベアーズの公式サイトを見る