エアコンクリーニングは時期によって予約の取りやすさや料金に違いがあり、繁忙期以外だとキャンペーンを実施している業者もあります。
本記事では、エアコンクリーニングを業者へ依頼するおすすめの時期や頻度を紹介します。
また、エアコンクリーニングをしないことで発生するリスクや自分でエアコン掃除する方法を部品ごとに詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
エアコンクリーニングは依頼する時期で料金は変わる?
エアコンクリーニングは、依頼する時期によって料金が変わるのでしょうか。ここでは、キャンペーンが実施されている時期やエアコンクリーニングを依頼するおすすめの時期を紹介します。
時期による料金の違い
梅雨から夏(6〜8月)にかけては、エアコンを使う人が増えるため施工の依頼が多く、エアコンクリーニング業者は繁忙期になります。そのためキャンペーンや割引はなく、通常価格の場合がほとんどです。
また、年末の大掃除や3月頃の引越しが増える時期もエアコンクリーニングを依頼する人が多くなる傾向があるため、繁忙期となります。
一方、春(4〜5月)と秋(9〜10月)、年末を除く冬(11〜2月)は、繁忙期ではないため、キャンペーンなどの割引サービスを実施していたり、サービス価格が設定されていたりします。
エアコンクリーニング業者ごとの料金とキャンペーンについては次の通りです。(紹介のキャンペーンは今までに実施された一部の例です。)
| 壁掛けタイプ | 壁掛けタイプ掃除機能付き | 天井埋め込みタイプ | 繁忙期外キャンペーン |
おそうじ本舗 | 12,100円(税込) | 20,900円(税込) | 27,500円(税込) | クリーニング料金1,100円(税込)オフ(5〜6月) |
ダスキン | 14,300円(税込) | 25,300円(税込) | 38,500円(税込) | 2台以上実施でクリーニング料金割引(壁掛けタイプの場合1台あたり税込2,750円割引) 抗菌コート割引(4〜5月) |
ヤマダデンキ | 12,100円(税込) | 16,720円(税込) | 見積もり対応 | ウェブ申込限定5%割引 防カビ・抗菌コート無料キャンペーン(通常税込2,200円の施工が無料)(11〜12月) |
おそうじ革命 | 11,000円(税込) | 18,700円(税込) | 20,900円(税込) | エアコンクリーニング早得・遅得キャンペーン(通常税込2,750円の防カビ抗菌コートが無料)(2〜4月) |
カジタク | 13,200円(税込) | 21,780円(税込) | 30,800円(税込) | Twitter限定10%オフクーポン(月代わり) |
エアコンクリーニング業者によってそれぞれ異なりますが、繁忙期外のキャンペーン料金では通常よりも約1,000〜2,800円お得になります。
なお、現在のキャンペーンとは異なる可能性があるので、詳しくはそれぞれのホームページで確認してみてください。
依頼するなら春(4〜5月)と秋(9〜10月)がおすすめ
エアコンクリーニングを依頼するのは、春(4〜5月)と秋(9〜10月)がおすすめです。
この時期は、エアコンクリーニング業者が繁忙期ではないため、施工を希望する日にちで予約が取りやすいためです。
また、先ほど紹介したようにキャンペーンなどの割引が実施されていることが多く、お得に利用できるでしょう。
春(4〜5月)または、秋(9〜10月)にエアコンクリーニングを済ませておくことで、エアコンを稼働させる夏と冬のシーズン前にキレイになるため、快適に過ごすことができます。
エアコンクリーニングの頻度はどれくらい?
エアコンクリーニングの頻度の目安は次の通りです。
頻度の目安 | エアコンの使用状況 |
1年に1回 | 1日の稼働時間が長い キッチンの近くに設置している 赤ちゃんやペットがいる |
2年に1回 | リビングに設置している 普段の掃除をこまめにしている |
エアコンクリーニングの頻度の目安は1〜2年に1回です。
キッチンの近くにエアコンを設置している場合は、料理で発生する煙などを吸い込んでしまうため汚れやすくなります。
また、赤ちゃんやペットがいる場合は、身体が小さく大人よりもカビやハウスダストによる影響を受けやすいため、エアコンクリーニングの目安は1年に1回です。
冷房運転後は、エアコン内部の湿度が上がりカビの発生原因になりやすいです。冷房運転後は送風運転をおこない、エアコン内部を乾燥させることで予防ができます。
ハウスダストは掃除機の排気や人が動くだけで舞い上がるため、ハウスダストが床に落ちている状態の朝一番に床クリーナーなどで拭き掃除をおこなうのが効果的です。
一方、リビングに設置している場合や、普段の掃除をこまめにしている場合は、ホコリや汚れが溜まりにくいため2年に1回でも問題ないでしょう。
自分でエアコン掃除をする場合は、フィルターにホコリや汚れが溜まってくる2週間〜1ヶ月に1回程度が目安です。ほぼ1日中つけっぱなしのエアコンの場合は、週1回掃除するとキレイな状態を保つことができます。
なお、自分で掃除する頻度はエアコンによって異なるため、必ず説明書などを確認して正しい頻度でおこなってください。
エアコンクリーニングをしないことで発生するリスク
エアコンクリーニングをしない場合、どのようなリスクが発生するのか解説します。
故障の原因になる
フィルターやエアコン内部にホコリや汚れが溜まると故障の原因になります。
蓄積されたホコリや汚れがエアコンの動作の妨げとなり、必要以上に発熱するため故障に繋がることがあるからです。
また、エアコン内部にホコリが溜まると結露が発生しやすくなり、排水が追いつかず水漏れが起こる可能性があります。
病気の原因となる恐れがある
エアコンの内部にホコリが溜まっている状態は、ホコリと湿度を栄養源としてカビが繁殖しやすい環境です。
カビが繁殖した状態でエアコンを使い続けると咳や肺炎の原因や、肌に悪影響を与える可能性があります。
電気代が高くなる
ホコリが溜まったフィルターなどは、風の力が弱くなりエアコンの効きが悪くなる原因です。
効きが悪いと室内を設定温度に保つことが難しくなるため、モーターが多く回転して電気代が高くなる可能性があります。
エアコンを自分で掃除する方法
自分でできるエアコンの掃除方法を部品ごとに解説します。なお、掃除するときは事前に説明書を確認して、記載された指示に従い安全におこなってください。
また、ケガや漏電を防ぐため必ずコンセントを抜いてから掃除を始めましょう。
フィルター
エアコン本体からフィルターをはずす前に、フィルターと周辺を掃除機でホコリを吸い取ります。その後、フィルターをはずして表面から掃除機でホコリを吸い取りましょう。
掃除機で取りきれなかった細かいホコリは、シャワーをかけて水洗いします。フィルターの裏側から流しましょう。
フィルターの水気はタオルなどで拭き取り、日陰で完全に乾燥させてから取り付けます。濡れたままにしてしまうとカビの発生原因となるため、必ず乾燥させて取り付けましょう。
フィルターの掃除頻度は2週間に1回程度がおすすめです。
吹き出し口とルーバー
吹き出し口とルーバーは、濡らして固く絞ったキッチンペーパーやウェットティッシュを巻き付けた割り箸などで拭き取ると簡単に掃除できます。
ルーバーとは吹き出し口にある羽の部品のことです。手動では動かない機種もあるので、無理に動かさないように注意しましょう。
吹き出し口とルーバーの掃除頻度は3ヶ月に1回程度がおすすめです。
本体
エアコン本体の上部や側面、前面のパネルを固く絞った雑巾などで拭き掃除します。洗剤を使用すると故障の原因になる可能性があるため、必ず水のみでおこないましょう。
吹き出し口とルーバーと同じように3ヶ月に1回程度の掃除がおすすめです。
手の届かない場所やエアコン内部の掃除は自分では難しいため、エアコンクリーニング業者に依頼するとよいでしょう。
まとめ
エアコンクリーニングを業者へ依頼する目安は、1〜2年に1回程度です。春(4〜5月)と秋(9〜10月)はエアコンクリーニング業者が繁忙期ではないため、希望の日にちで予約が取りやすかったり、キャンペーンを実施していたりします。
エアコン掃除は自分でできる部分もあるので、普段から頻繁にエアコンを使用する人は定期的に掃除をしてみてください。
なお、賃貸物件でエアコンクリーニングを依頼する場合は、後々のトラブルを避けるために大家さんや管理会社に必ず確認してから依頼しましょう。