
Monday Concert~家族で楽しめるクラシック~
家族で楽しめるクラシックコンサート
期間2025年8月25日(月)
会場スペースU古河
- 茨城県 古河市
- 古河駅
古河歴史博物館にほど近い長谷観音は、正式名は明観山観音院長谷寺という。本堂には明応2年(1493)に初代・古河公方足利成氏が鎌倉の長谷寺から勧請した高さ2mあまりある木造の十一面観世音菩薩立像を安置する。鎌倉、大和の長谷寺とともに日本三大長谷のひとつに数えられる。古河城の鬼門除けとして、かつては歴代の古河城主の祈願所でもあった。現在も初詣や厄払いに多くの人が訪れる。祈願(11時・14時)の際には本堂内の菩薩像を拝観できる。
江戸時代初期、家康、秀忠、家光の三代に仕えた古河城主・土井利勝が開山した寺。現在の本堂は天保3年(1832)に11代城主・土井利位[どいとしつら]が再建したもの。境内には四代将軍家綱の母、お楽の方の供養塔があり、お楽の方が安産を祈願した岩舟地蔵が残る。中庭にある芭蕉塚には「春もやや景色調う月と梅」(非公開)と詠んだ文字が刻まれる。また梵鐘には林羅山の刻文があるなど、歴史的な見所も多い。土井家歴代の墓所でもある。
永井路子、小林久三、佐江衆一、和田芳恵、粒来[つぶらい]哲蔵、粕谷栄市、山本十四尾、沖ななも、一色悦子、金田卓也など、古河ゆかりの小説家・詩人・歌人・児童文学者の関係資料を展示。別室では、幼児雑誌の金字塔ともいえる『コドモノクニ』の原画を含む資料を見ることができる。所要30分。