弥陀ヶ原
弥陀ヶ原は、室堂の西に広がる標高約1600~2100m、東西9km、南北3kmの溶岩台地上に発達した高層湿原で、平成24年(2012)にラムサール条約湿地に登録されている。弥陀ヶ原バス停から始まる1周約2.1km、約1時間15分の木道の遊歩道沿いには、立山の餓鬼道地獄に堕ちた亡者が作った田んぼとされる餓鬼田[がきた]と呼ばれる大小3000もの池塘が点在。池塘にはミヤマホタルイが生え、周囲にはモウセンゴケなどの湿生植物、7~8月にはワタスゲやタテヤマリンドウなどが咲く。9月下旬~10月中旬の紅葉も見事。宿泊施設は弥陀ヶ原ホテルと国民宿舎天望「立山荘」の2軒があり、宿泊して気候条件が揃った時に現れる雲海を楽しむのもおすすめ。
- 「弥陀ケ原駅」から徒歩2分