石造多宝塔
常楽寺本堂の裏山の杉木立の中に立つ高さ3m近い石造りの塔。その昔、大きな火柱とともに本尊の観音様が現れたという言い伝えがある。軸石四面に刻まれた銘文には弘長2年(1262)に塔を建立し一切経を納めたとある。700年の風雪に耐えてきた苔むす塔は、歴史的にも貴重な存在。周辺には数多くの石塔がまるでこの塔を守るかのように立っている。国の重要文化財に指定されている。
- 「別所温泉駅」から徒歩12分
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常楽寺本堂の裏山の杉木立の中に立つ高さ3m近い石造りの塔。その昔、大きな火柱とともに本尊の観音様が現れたという言い伝えがある。軸石四面に刻まれた銘文には弘長2年(1262)に塔を建立し一切経を納めたとある。700年の風雪に耐えてきた苔むす塔は、歴史的にも貴重な存在。周辺には数多くの石塔がまるでこの塔を守るかのように立っている。国の重要文化財に指定されている。
北向観音堂近くにある宝形造の屋根を持つ、別所温泉共同浴場のひとつ。比叡山延暦寺の座主であった円仁慈覚[えんにんじかく]大師が天長2年(825)、北向観音堂建立のためにこの地を訪れた際に、好んで入浴したのでこの名が付いた。過去には雉子[きじ]が傷をいやしたために「雉子湯」とも、北向観音に参籠した人々が入浴したところから「籠[かご]の湯」とも呼ばれていた。タイル張りの深めの浴槽には単純硫黄泉の温泉が溢れ、ひと昔前のレトロな雰囲気が楽しめる。
別所温泉で人気の上田市営の日帰り入浴施設。平成20年(2008)に移築し、内風呂、露天風呂のほかに、岩盤浴も登場。大広間でゆったり休憩もできる。食事処「比蘭樹[びらんじゅ]」もある。
常楽寺、長楽寺(現存しない)と共に、別所三楽寺と称されていた古刹。天長年間(824~834)に開かれ、鎌倉時代に再興されたという歴史ある禅寺。鎌倉時代には鎌倉の建長寺と並ぶ格式が与えられ、北条氏の保護もあって、信州の仏教の中心地となっているという意味の記事が書物に残っている。本堂近くの伝芳堂(開山堂)に安置されている開山・樵谷惟仙[しょうこくいせん]和尚坐像(重要文化財)と、二世・幼牛恵仁[ようぎゅうえにん]和尚坐像(重要文化財)は、玉眼でまるで生きているかのように威厳がある。ともに嘉暦4年(1329)造。
北向観音の本坊となっている天台宗の古刹。別所三楽寺の一つで、天長年間(824~834)円仁慈覚大師によって開かれた。本堂裏には石造多宝塔(重要文化財)がある。葺吹きの屋根の本堂、樹齢350年の「御舟の松」に心打たれる。併設の美術館に展示されている徳川家康の日課念仏や聖観音像、古瓦のコレクションなども必見。
吉川英治の『新平家物語』にも登場する大湯は、別所温泉共同浴場(外湯)のひとつ。建物は温泉街の一角に立つ3層の瓦屋根の趣があるもの。かつては木曽義仲が愛妾・葵の前と療養に来たことから「葵の湯」、後に北条義政が浴室を建てたことから「北条湯」とも呼ばれた。現在は湯量の多さから「大湯」と改められている。浴場に引かれている単純硫黄泉の温泉は自然湧出する大湯源泉。神経痛や関節痛によく、肌も滑らかに。露天風呂もあり、玄関前に立つ「葵の湯」の石碑は飲泉場となっており、飲泉ができる。
信州の鎌倉・別所温泉にある足湯。安楽寺にある八角三重塔をイメージして造られている。浴槽も座席も八角形になっていて、8人が一緒に足湯を楽しめる。湯は、近くの源泉から引かれている。
町並みがどこか長い歴史を感じさせる温泉地、別所温泉。その共同浴場(外湯)のひとつが石湯。立派な瓦屋根を持つ和風建築の共同浴場で、階段を下った半地下の浴室に天然の岩をそのまま使った湯船がある。名前の通り、岩の裂け目から豊富な湯が掛け流され、心地よさは格別。真田幸村の隠し湯ともいわれ、真田一族が英気を養い、傷を癒すのに利用した湯として知られる。池波正太郎作の『真田太平記』では、幸村が女忍者のお江[ごう]と結ばれた場所として描かれており、玄関そばの「真田幸村公隠しの湯」の票石は池波正太郎氏の筆だ。
常楽寺境内にあるこの美術館は、先代の住職、半田孝海師が集めた全国有名寺院の古瓦のコレクションで有名だ。飛鳥時代のものをはじめ平安時代から明治まで500点余りを収蔵し、主なものを展示している。また、国指定の文化財や美術品が多く、徳川家康が71歳の時に日課として書いたという「日課念仏」(重要美術品)、葛飾北斎の絵馬「劉備檀渓渡河図[りゅうびだんけいとかず]」、国の重要美術品「三浦屋店頭図」、乙女観音ともよばれる「聖観音立像」など、貴重な品々が並んでいる。所要15分。
本尊は千手観音菩薩。本坊は常楽寺。厄除観音として広く信者を集めている。一般に寺社は東か南(極楽浄土の方向)に向かって立つものだが、ここは観音堂も観音像も、文字通り北の方角を向いている。北斗七星が人々の依りどころになるように北向きに建っているのだ。来世の利益を願う善光寺と現世利益を求める北向観音の両方に参ることで、現世と来世の幸福が約束されるという信仰があり、片方だけにお参りすることを「片参り」という。多くの著名人が訪れ、北原白秋の歌碑、新派の俳優花柳章太郎の供養碑などが残る。
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