「スマートEX」は、東海道・山陽・九州新幹線のネット予約＆チケットレス乗車サービスです。新幹線をスムーズに乗りたいなら、必ず知っておきたいサービスですが、「名前は知っているけれど、使ったことがない」という方もいるでしょう。そこで、この記事ではスマートEXについて解説します。
特に、次のような方に参考になる情報をご紹介します。

さらに、スマートEXよりお得に新幹線に乗る方法も紹介します。ぜひ最後まで読んでみてください。

スマートEXは新幹線を簡単予約＆チケットレス乗車できるサービス

スマートEXは、個人向けの東海道・山陽・九州新幹線のネット予約＆チケットレス乗車サービスです。会員登録時に手持ちのクレジットカードと交通系ICカードを登録すれば、ネットで予約した新幹線にチケットレス乗車することもできます。会員登録・年会費ともに無料で、繁忙期などに関係なくいつでも利用可能です。さらに、一度に最大6名までの予約ができます。
予約は1年前の5時30分から発車4分前まで可能で、無料で予約の変更が何度でも行えます。また、手数料はかかりますが、改札入場前かつ列車発車時刻前であれば、ネットで予約の払い戻しも可能です。その他、領収書の発行などもネット上で簡単にできます。
予約対象の列車・座席は、終日の「ひかり」「こだま」「みずほ」「さくら」「つばめ」の普通車指定席・自由席、グリーン車です。さらに、普通車指定席とグリーン車は一律200円引きの料金で利用できます。

簡単！スマートEXの利用方法について

スマートEXは簡単な会員登録をするだけで利用できます。
会員登録方法を紹介します。

1．サイト・アプリにアクセス

会員登録は、ウェブサイト（ブラウザ）もしくは「EXアプリ」から行います。どちらからでも新規会員登録と予約が可能ですが、スマホ端末の種類によってはアプリがうまく起動しないことがあります。起動しない場合は、ブラウザを利用しましょう。

2．個人情報の登録

氏名、生年月日、電話番号、最寄りの新幹線駅、メールアドレスなどの情報を入力します。また、会員登録には手持ちのクレジットカード情報の登録も必要です。登録可能なカードは、VISA、MASTER、JCB、American Express、Diners Club、J-WESTカード（ベーシックのみ）、Discoverです。「本人認証サービス（3Dセキュア）」を導入しているため、対応している（利用設定されている）カードを利用しましょう。また、エクスプレス予約に登録しているクレジットカードは利用できません。

3．交通系ICカード情報の登録

チケットレスサービスを利用する場合には、交通系ICカード情報の入力も必要です。

以上で登録は完了です。これで、すぐに新幹線の予約ができます。

会員登録後にログインできなくなってしまった場合、基本的にはパスワードの再発行などを行うことで再び利用できます。ただし、複数回、誤ったパスワードを入力してしまうと、ロックがかかってしまい、利用できなくなることがあります。公式サイトの「『パスワードロック解除』専用フォーム」から申請することで、再び利用できる場合があるため、確認してみてください。

なお、複数人で乗車する場合、代表者一人が会員登録をしていれば、他の同行者は登録しなくても乗車することができます。ただし、会員が予約できるのは、最大で6名分（子どもを含む）までと決まっています。7名以上の大人数で旅行をする場合は、他の同行者も会員登録が必要になるため、気を付けましょう。

スマートEXで予約したチケットで乗車する方法

乗車方法は、チケットレスか紙の切符かを選ぶことができます。それぞれの乗車方法をご紹介します。

【チケットレスで乗車する方法】

チケットレス乗車する方法は、以下の2つです。

・交通系ICカード

乗車前に、交通系ICカードを登録しておきます。乗車時は、そのICカードで新幹線改札機を通過します。入場の際に「EXご利用票」が自動で発券されるため、忘れずに受取りましょう。
下車の際も、同じICカードをタッチして改札を通過します。

・QRコード

EX旅パックを予約している場合は、QRコードが発行されます。このQRコードを新幹線改札機にかざすと、通過できます。

チケットレス乗車では、予約人数分の交通系ICカードを用意し、あらかじめ紐づけておく必要があります。全員分の乗車用ICカードが用意できない場合は、紙の切符の受取りが必要になるため、注意しましょう。

【切符を発券して乗車する方法】
新幹線各駅の指定席券売機や受取専用機、みどりの窓口などで発券し、改札を通過します。切符を受け取る際には次のものが必要です。

• 受取コード（QRコード・16桁の英数字）
• スマートEXログイン時のパスワード（4～8桁英数記号）

駅の窓口では、決済用のクレジットカードの提示を求められる場合があります。クレジットカードも持参しましょう。なお、切符を受け取らずに乗車してしまうと、車内で新たに切符を購入することになります。チケットレスサービスを利用しない場合は忘れずに発券しましょう。

どのくらい安くなる？スマートEXの料金や割引について

スマートEXには、「スマートEXサービス」「スマートEXサービス（往復割引）」、「スマートEX S Work シート」「スマートEX S Work Pシート」というサービスがあります。また、会員登録をすると、早めに予約することでお得になる早特商品も予約できます。
ここでは、それぞれのサービスの特徴や割引額について、説明します。

【スマートEXサービス】

スマートEXサービスは、普通車指定席とグリーン車が一律200円引きで利用できるサービスです。たとえば、東京駅－新大阪駅の場合、「のぞみ」の大人料金は以下です。

新幹線の料金を調べたい方はこちら＞＞

【スマートEXサービス（往復割引）】

片道の営業キロが600kmを超える区間では「スマートEX（往復割引サービス）」も利用できます。
たとえば、東京駅－岡山駅の場合、「のぞみ」の大人料金（往復）は以下です。

新幹線の料金を調べたい方はこちら＞＞

注意点として、2026年3月31日にJRの往復割引制度が廃止されるのに伴い、同日の乗車分をもってスマートEXサービス（往復割引）の発売も終了することが発表されています。利用の際は注意しましょう。

【「スマートEX S Work シート」「スマートEX S Work Pシート」】

16両編成の東海道・山陽新幹線の7号車に設けられたビジネスパーソン向けの「S Work 車両」も、スマートEXから予約できます。予約できるのは東海道・山陽新幹線（16両編成）の「のぞみ」、「ひかり」、「こだま」の7号車で、普通車指定席のみです。
料金は、スマートEXで普通車指定席を予約する際の金額と同じです。

このように、スマートEXは基本のサービスだけでなくお得な商品がたくさんあります。会員登録は必要ですが、スマホやパソコン、アプリで簡単に予約でき、チケットレス乗車も可能です。手軽さを重視している方は、スマートEXを活用してみてはいかがでしょうか？

【EX早特商品】

早特商品とは、早めに予約することで、通常料金やEX予約よりもお得になる商品です。EX予約もしくはスマートEXの会員になると、予約できます。
早特商品は、「EX早特1」「EX早特3」など、複数の種類があります。商品によって、予約時期や、割引になる新幹線や座席の種別が異なるため、確認しておきましょう。また、商品によって販売されているチケットの乗車区間が異なる、繁忙期など利用できない期間がある、販売数に限りがあるなど、制約はありますが、割引額がとても大きく魅力的です。

※早特商品は2025年4月に料金および商品内容の改定が行われます。
上記は改定後の内容で、2025年4月7日に販売が開始されます（2025年5月7日乗車分より予約可能）。
詳細は公式サイトをご確認ください。

公式サイトはこちら

スマートEXだけじゃない！宿泊もする人には日本旅行のセットプランもお得でおすすめ

スマートEXでも、通常料金よりは安くなりますが、セットプランのほうが断然お得です。
セットプランを利用できるのは2名以上の場合ですが、ホテルが選べたり、新幹線チケットの受取り先を指定できたりと、メリットがたくさんあります。日本旅行の公式予約サイトから、ホテルや新幹線を選ぶだけで予約が完了するため、便利でお得なサービスをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。

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スマートEXやセットプランを上手に利用してお得な新幹線旅を！
本記事ではスマートEXの利用方法について紹介しました。スマートEXは会員登録が簡単で手軽に新幹線を予約できますが、宿泊をする場合はセットプランを利用するともっとお得です。旅行プランに合わせて、便利なお得なサービスを使い分けてみてください。