結婚が決まったら、次のステップとして新婚旅行があります。新婚旅行は夫婦にとって特別で最高の旅にしたいものですよね。
そのためにはあらかじめ2人で話し合い、しっかり計画を立てることが大切です。新婚旅行は行き先や日数によって費用も大きく変わるもの。あらかじめ予算を組んでおけば、やりくりもしやすくなるでしょう。
そこで、今回は新婚旅行の国内・海外の行き先別の相場、新婚旅行の平均相場や費用を抑えるコツを詳しく解説します。
この記事でわかること
- 新婚旅行の国内・海外の行き先別の相場がわかる
- 新婚旅行の予算に含めるべき項目・計画の立て方が把握できる
- 新婚旅行の費用を抑えるコツがわかる
※各情報は、公式情報や編集部独自の調査を元に抜粋しております。
新婚旅行の予算はピンキリ!どこまで許容するかを夫婦で相談しよう
新婚旅行の予算は、カップルによって大きな差があります。
費用は両親が援助してくれるケースもありますが、基本的には2人で負担するもの。そのため、2人の貯金で行ける範囲で旅行のプランを決めるのが一般的です。
予算には以下のようなものが含まれます。
新婚旅行の予算に含まれるもの
- 渡航費
- 交通費
- 滞在費
- 食費
- アクティビティ費用
行き先や時期、ツアー利用の有無で金額も変わるため、かかる費用はピンキリであると言えます。
よほどのお金持ちでないならば、どこを重視するか、どこは削っていいかを夫婦間で相談していきましょう。
新婚旅行の予算は国内・海外で異なる!
「ゼクシィ結婚トレンド調査2020」「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」のデータを比較すると、2020年以前は調査対象の約7割が新婚旅行しているのに対し、2021年以降はコロナ禍の影響により約3割と激減していることがわかります。
旅行先も2020年まではハワイやヨーロッパなどの海外が圧倒的に多かったものの、2021年以降は沖縄や北海道など、国内を行き先としたカップルがほとんどです。
国内旅行が増えたことに伴い、旅行日程も短くなり、旅費の平均予算も半分以下に。海外旅行が多かった2020年の65.1万円から2021年は29.6万円となっています。
このように国内旅行と海外旅行では予算が大きく変わることもわかります。ここからはそれぞれの代表的な場所ごとの予算目安を紹介します。
国内への新婚旅行の予算は6〜140万円の間
国内旅行先 | 最小予算 | 最大予算 |
---|---|---|
北海道 | 6万円ほど | 75万円ほど |
沖縄 | 7万円ほど | 140万円ほど |
東京 | 6万円ほど | 120万円ほど |
九州 | 6万円ほど | 65万円ほど |
国内旅行は、最低予算を見るとどの行き先であっても10万円以下に抑えることが可能です。
最高予算は行き先によって差が大きく、九州は60万円台、北海道は70万円台、東京・沖縄は100万円以上になることも。
宿泊するホテルによる違いが主ですが、沖縄の場合は沖縄本島か石垣島・宮古島などの離島かによっても変わります。
海外への新婚旅行の予算は35〜450万円の間
海外旅行先 | 最小予算 | 最大予算 |
---|---|---|
モルディブ | 60万円ほど | 340万円ほど |
ハワイ | 35万円ほど | 350万円ほど |
スイス | 80万円ほど | 200万円ほど |
フランス | 50万円ほど | 480万円ほど |
海外旅行の場合は、国内旅行よりも予算は高額になります。
こちらも行く時期やホテルのグレード、プラン内容によって大きく費用に差が出てきます。
お土産代も忘れずに予算に含めて考える!
新婚旅行の予算はお土産代も含めて考える必要があります。
同じく「ゼクシィ結婚トレンド調査」によると、お土産代の平均費用は、海外旅行が多かった2020年以前は10万円前後でしたが、国内旅行がほとんどだった2022年は4万円程度となっています。
お土産をどのくらい買うのかも検討し、忘れずに予算に含めましょう。
新婚旅行の予算は余裕をもって!計画を立てるポイント
新婚旅行の予算は余裕を持って計画することが大切です。ギリギリで計画をすると予期せぬ出費があったときに慌ててしまうことも。
ここでは新婚旅行の予算を立てる際に確認しておきたいポイントを紹介するので、参考にしてください。
席や宿泊先のアップグレード費用を調べておく
プランによっては、移動手段や宿泊先のアップグレードが可能な場合も。
ゆっくり過ごしたい・もっと良い部屋に泊まりたいと思ったときのために、席や宿泊先のアップグレード費用を事前に調べておくのがおすすめです。
ツアーなら何が含まれていて、何が含まれていないのかを把握する
旅行会社のツアーでプランを組む場合は、プランの中に含まれているものを把握しておくことが大切です。
交通費やアクティビティ・食事代などの料金がどこまで含まれているかなどを把握しておけば、思わぬ出費を防ぐこともできます。
うまく予算を立てられるか不安な人は、食事・飲み物・アクティビティなどすべてが旅行代金に含まれている、オールインクルーシブを利用するのも良いでしょう。
予算が限られているなら知っておきたい費用を抑えるコツ
新婚旅行の予算が限られている場合は次の方法で費用を抑えるのがおすすめです。
LCCを利用する
日本では2010年に登場したLCC(格安航空会社)も、今ではかなりメジャーになっています。
LCCを利用するメリットはなんといっても運賃の安さ。JALやANAなどのレガシーキャリア(大手航空会社)よりも低価格で利用できるのが魅力です。
ただしLCCはサービスや預け荷物が有料になるなどのデメリットもあります。また、座席が狭い場合も多いので、海外旅行など長時間フライトの場合は注意が必要です。
ハネムーンツアーに申し込む
旅行会社が提供するハネムーンツアーのプランを利用するのもコツのひとつです。
旅行会社によっては、パスポート更新料金やWi-Fiレンタル料金などのキャッシュバックといった特典を受け取れる場合もあります。
その他、不定期で開催される旅行会社のセールを狙うのもおすすめです。
オフシーズンに旅行へ行く
旅行は行く時期によっても予算が異なります。
予算を少しでも抑えたいなら、年末年始やGW、夏休みなどの長期休み以外の時期を狙うのがおすすめです。
行き先が同じでも、オンシーズンと比較して航空券や宿泊費などが抑えられるため安く旅行できます。
結婚式から貯金をしてから行くのもあり!
結婚式直後に新婚旅行へ行くのが一般的だと思われがちですが、必ずしもすぐに行かないといけないわけではありません。
予算に余裕がないのであれば、結婚後に2人でお金を貯めてから、本当に行きたい場所へ行くのもアリです。
この記事のまとめ
新婚旅行は行き先や泊まるホテルのグレードなどによって費用が変わります。
限られた予算の中で計画するか、希望の行き先やホテルに合わせて予算を組むか、それにより内容も変わってくるでしょう。
2人にとっての理想の旅行にするためには、事前にしっかりと計画することが大切です。
少ない予算の中でやりくりするのであれば、LCCを利用したり、時期をずらしたりするのがおすすめ。
まずは何にこだわりたいかを明確にして、素敵な新婚旅行になるよう、プランを立ててみてください!