更新日:2023年6月27日
婚活では、結婚相手候補の方との年齢差が気になる場面があります。
特に、相手と自分の年齢に開きがある時、「この年齢差の相手と結婚してもいいのか?」と悩んでしまうこともあるかと思います。
この記事では、一般的に望まれる結婚相手との年齢差や、年齢差の大小に応じたメリット、デメリットなどを解説していきます。
忙しい人のための「結婚相手との年齢差」
- 結婚相手との年齢差は5歳差以内を理想とする人が多い
- 結婚相手との年齢差が小さい場合のメリット:価値観や考え方が合いやすい
- 結婚相手との年齢差が大きい場合のメリット:経済面、精神面が安定しやすい
結婚相手との年齢差は「小さい方が良い」と考える人の方が多い
前提として、結婚は年齢差よりも、お互いの内面的な相性の良さの方が大切です。ベストと考える年齢差の相手じゃないと幸せになれない、ということは絶対にありません。
しかし、婚活においては、結婚相手との年齢差を気にされる方は多いです。話題や価値観、お子さんを含めたライフスタイルにも関わるためです。

株式会社パートナーエージェントの調査では「結婚する場合の相手との年の差はいくつまで?」という質問に対して、男性は5歳年下まで、女性は5歳年上までを理想とする割合が多いという結果が出ています。
また、行政機関の調査によると、2019年に結婚した夫婦のうち、6歳以上年齢差がある相手と結婚した割合は、妻が4歳以上年上のケースが6.4%、夫が6歳以上年上のケースが14.7%。
つまり、一般的に言えば年齢差の小さい人と結婚したい人が多く、年齢差の大きい人との結婚を望む人は少数派と言えます。
【5歳差以内】結婚相手との年齢差が小さい場合のメリット・デメリット

結婚相手との年齢差によって、結婚生活はどのように変化するのでしょうか?
ここからは、結婚相手との年齢差の大小によるメリット、デメリットを紹介していきます。年齢差が気になる方は、自分に当てはまる条件を確認してみましょう。
まずは、年齢差が近い場合のメリット・デメリットについて解説します。
結婚相手との年齢差が小さい場合のメリット
同年代の相手と結婚することで、根本的な価値観や考え方が合いやすいといったメリットがあります。
例えば、今でこそSNSで自分の顔写真をアップすることは普通になっていますが、10年以上前ではあまり考えられなかったこと。
年の差があると根本的な考え方の違いでトラブルが生じることもあるでしょう。そういった意味で価値観のズレが少なくなりやすいのは、夫婦生活を進める上で大きなメリットです。
また年齢的にも対等な立場なので、家事育児の協力がしやすい、同じタイミングで人生を歩めるなどのメリットが挙げられます。
結婚相手との年齢差が小さい場合のデメリット
特に20代だと、同年代の相手と結婚をすることで十分な家計に満たないというデメリットがあります。
日本は未だ年功序列で給料が高くなっていく会社が多いため、お互い若いと家計が苦しい時期が続きやすいかもしれません。
他には、両親の介護の時期が重なるといったデメリットも考えられます。
お互いの両親も同年代であれば、将来的に両家の両親で同時期に介護をしなければならず、身体的・金銭的な負担が増えるリスクもあるでしょう。
【6歳差以上】結婚相手との年齢差が大きい場合のメリット・デメリット

続いて、年齢差6歳以上の「年の差婚」をする場合のメリット・デメリットについて解説します。
結婚相手との年齢差が大きい場合のメリット
結婚相手の年齢が自分よりも高ければ、相手のほうが人生経験が豊富なので知識や教養も高く、経済面でも頼れるというメリットがあります。
逆に自分の年齢の方が高ければ、相手の若い新鮮な感覚を毎日味わえるため、世代の違いを楽しめる点がメリットとして挙げられるでしょう。
また、お互い年齢というギャップがある前提での結婚なので、相手の価値観が違うことによる喧嘩が生じにくいことも考えられます。
結婚相手との年齢差が大きい場合のデメリット
結婚相手の性格にもよりますが、年齢が離れていることにより、根本的な価値観や考え方が合わないというリスクがあります。
また、子供を作る場合、子供が成人する頃には夫婦のどちらかの年齢が非常に高くなっている場合があり、学費を賄えるか不安になることも。
他にも、夫婦で歩いている時に周りの目が気になる、人生の総時間で考えると一緒にいられる時間が短いというデメリットもあります。
年齢が近い場合にはないデメリットもありますがその分メリットも多いので、年の差婚は決して良くないことではありません。
年齢差のある相手との結婚に向いているのはどんな人?

年齢差のある相手との結婚には、人によって向き不向きが分かれます。年の差婚に向いていない人が年齢の離れた相手と結婚してしまうと、思わぬトラブルが生じるかもしれません。
ここでは、年齢差6歳以上を「年の差婚」と定義して、向いている人の特徴を、年上と年下に分けてご紹介します。
それぞれしっかりと認識し、後悔のない婚活をしてください。
「年上」との年の差婚に向いている人の特徴

年上の人との年の差婚に向いている人の特徴には、以下の4点が挙げられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
相手に遠慮しすぎない
相手が年上であったとしても、交際・結婚をするのならいつかは対等に接し合わなければなりません。
年上相手にも自分の意見をしっかり言える人であれば、結婚を見据えた関係性の発展が早まります。
遠慮せずに甘えることで年の差がプラスに作用し、相手も自分に対して好印象を抱くはずです。
常識やマナーがある
結婚相手と年の差がある場合、相手の友人や職場の人とも同じくらい年齢が離れている可能性があります。
結婚すると将来的に友人や職場の人に結婚相手を紹介する場合があるので、常識やマナーが強く求められるでしょう。
年代が上の人ほどマナーを重視する傾向にあります。年下で常識やマナーがないと、「抜けている」「おバカ」といったイメージを与えてしまうかもしれません。
相手に合わせられる
相手の対応や発言に柔軟に合わせられると、年齢による価値観の違いを受け入れやすいです。これによって年の差を感じさせない対等な関係性に発展し、結婚に至りやすくなります。
加えて、経験豊富な相手のリードに合わせたり、相手を立てられたりと、年の差をメリットとして相手に感じさせられるはずです。
一般的なライフプランでなくても受け入れられる
年上の人との年の差婚は、一般的な同世代との結婚生活とは異なる人生になるケースが多いです。
子供の有無や介護の問題、定年退職などを含め、相手との結婚生活の全てを受け入れられる人には、相手が年上の年の差婚が向いています。
「年下」との年の差婚に向いている人の特徴

年下との年の差婚に向いている人の特徴には、以下のようなものが挙げられます。
それぞれ詳しく解説します。
柔軟性があり考え方や感覚が若い
基本的に年齢が高くなるほど自分の考え方に固執しやすくなるため、柔軟性がなくなって感覚が凝り固まってしまいがち。
そういった人だと年下の人は魅力を感じにくくなりますし、「おじさん」「おばさん」だと思われて恋愛対象から外されてしまうでしょう。
柔軟性があって考え方や感覚が若い人なら、外見は老けていても若々しさを感じられるため、年下との交際や結婚生活が上手くいきやすいです。また、ジェネレーションギャップを楽しんで相手を受け入れることができるはずです。
精神的・経済的に自立している
年上の人の方が精神年齢も高いケースが多いです。精神的に自立していれば年下の相手に対する包容力を十分に発揮できるので、お互いにとってかけがえのない存在として助け合っていけるでしょう。
また、日本は依然として年功序列で給料が上がっていく会社が多くあります。職業にもよりますが、年上の方が経済力が高いケースが多いため、相手を養えるくらい経済的に自立できていれば年下の相手はより甘えやすくなります。
年齢差が気にならない
外面を必要以上に気にしておらず、自分と相手の年齢差が気にならないという人も、年下との年の差婚が向いています。
年齢の差は後からどうすることもできません。年齢差についてネガティブな感情を抱いていては、夫婦生活は上手くいかないでしょう。
自分の年齢や相手との年齢差をいい意味で無視できる人であれば、常にポジティブにコミュニケーションが取れますし、周囲の目を気にせず家族で幸せな時間を過ごしやすくなります。
年齢差のある結婚相手と幸せな結婚生活を送るためには

年齢差がある夫婦は、同年代で結婚した夫婦とは異なり意識的にコミュニケーションをとるべきポイントがあります。
これらのポイントを意識することで、年齢差があっても幸せな結婚生活が送れるはずです。逆に、上記のアクションを取れるイメージのない相手の場合は、結婚した後にトラブルや喧嘩を引き起こしやすいかもしれません。
子供や将来について前もって話し合う
子供の有無についてどう考えているかは、年の差婚でよくあるすれ違いの一つです。
年上なのが男性であれば、だんだんと生殖能力が弱まってしまいますし、女性であれば出産が母体の命に関わるリスクも増えていきます。
結婚しても子供についてなあなあで過ごし続けていると、手遅れになって夫婦で悲しい思いをすることになるかもしれません。子供のことはできるだけ早めに話し合っておきましょう。
また、将来設計についても会話しておきましょう。保険はどうするか、家は購入するのか、定年後の生活はどうしたいのかなど、あらかじめ会話しておくことで、思わぬ人生を歩まなくて済むようになります。
経済的な不安は早めに解消する
年の差婚は、中長期的な将来における経済の不安が大きいです。目先で言えば年上の人の収入が大きいかもしれませんが、定年退職が早めに来ます。子供の学費や生活費、介護費や病院代など、収入がない中で思わぬ出費が重なるかもしれません。
将来どれくらいの貯蓄があればいいのか夫婦でしっかりと話し合い、計画的に貯金しておくようにしましょう。また、保険や年金などの金銭的な備えについても夫婦でオープンに話し合うことが大切です。
「お金の話を相手とするのはちょっと……」と考えてしまうようでは、これからの夫婦生活を成功させることは難しいでしょう。
考えや意思をしっかり伝える
年の差婚の場合、相手との年齢差がある分年齢によるギャップが生じやすくなり、すれ違いが起きることが多くなると考えられます。
夫婦生活は些細なすれ違いから大きなトラブルに発展するもの。幸せな夫婦生活のためにも、自分の考えや意思を相手に伝えることが重要です。
自分の意見を押し付けるだけでなく相手の意見もしっかりと聞き、円滑な夫婦生活を送れるようにしてください。
【まとめ】結婚相手と年齢差があっても結婚は上手くいく!

そもそもベストな年齢差というものは存在しません。
結婚相手と年齢差が大きい「年の差婚」であったとしても、内面の相性がいいかどうかが最重要です。
この記事でご紹介したコツを意識しておけば、相手との年齢差が何歳でも幸せな結婚生活を送れるでしょう。