婚活をしていると、何度となく異性からの好意をお断りしなくてはいけない状況になることがあります。
そんな時相手を傷つけるのではないか、トラブルにならないかなど不安になることも。
今回は婚活で上手にお断りする方法やポイントを例文とともに紹介します。ぜひ今後の婚活の参考にしてくださいね。
この記事でわかること
- 婚活における異性からの好意の上手な断り方がわかる
- 相手を傷つけない上手な断り方を知れる
- シチュエーション別の断り方の例文が見られる
婚活では断り方も重要!丁寧な対応でトラブルを避けよう

婚活で断る場合は断り方も重要です。相手を傷つけたり、相手に伝わりにくい断り方をするとストーカーや誹謗中傷などの被害に遭うことも。
断る場合はトラブルにならないよう、理由や伝え方などに注意が必要です。
会った回数で断る方法を選ぶ
会った回数で相手との関係性も異なるので、断る方法も変わってきます。
まだ直接会っていない相手なら、あまり深い仲にはなっていないので、メールやLINEで断ってもOKです。
1回デートしたくらいであれば同じようにメールやLINEで断っても問題ありません。または電話でもいいでしょう。
2回以上デートしている相手の場合は、電話か直接会って断りましょう。
デートに時間を使っているため、メールなど文面だけで済ませようとすると、相手に失礼だととられてしまいます。
メールやLINEで断るときは絵文字の多用は避ける
あくまでお断りすることが目的なので、メールやLINEで断るときは絵文字の多用は避けましょう。
絵文字の多用は真剣味に欠け、不誠実な印象を与えてしまう可能性があります。
相手の気持ちを考え、誠実に対応することが大切です。
無言のフェードアウトはNG
どんな相手だとしても、無言のフェードアウトはストーカーや誹謗中傷など、トラブルになるリスクが高まります。絶対に避けるようにしてください。
気まずい雰囲気が嫌だとしても、やり取りやデートのために時間を使ってくれた相手に対して誠実に対応するのは人としてのマナーです。
婚活でお断りするときのポイント

婚活で断るときは、相手に失礼にならないように断る必要があります。
実際にお断りするときに、以下の5つのポイントを押さえておくと役立ちます。
相手に感謝や幸せになってほしい気持ちを伝える

まずは相手に感謝の気持ちを伝えることが大切です。感謝を伝えることで誠実さや丁寧さを表せます。
「お忙しいところ、やり取りをしてくれてありがとうございました」「デートでは楽しく過ごせました。感謝しております」などの一文を加えるだけで、相手への感謝の気持ちが伝わるでしょう。
また、最後に相手の幸せを祈っていることを付け加えれば、より丁寧な印象になります。
お断りすると決めたらなるべく早く伝える
お断りすると決めたら、なるべく早く相手に伝えることが大切です。
伝えるのが気まずいからとダラダラ連絡を取り続けては、相手の時間も無駄にしてしまいます。
やり取りが長くなるほど断りづらくなるので、決めたらなるべく早く伝えましょう。
相手のマイナスポイントを伝えない

「〇〇さんは神経質で私には合わないと思いました」などのように、お断りする際に相手のマイナスポイントを伝えるのはNGです。
相手に非があるために断るという伝え方は、相手を傷つけたり怒らせたりする可能性があります。
相手のマイナスポイントを伝えるのではなく、あくまで「自分には合わなかった」「こちらが原因で断っている」という姿勢を貫きましょう。
曖昧な表現は避けて率直に伝える
お断りするときは、曖昧な表現は避けて率直に伝えることも大事です。相手に断っていることが伝わらないと、再度メッセージが来ることも。
「ちょっと今は忙しくて連絡を取るのが難しい」というようなはっきりしない断り方は、「忙しくなくなったら連絡取れるのかな?」などと期待させてしまいます。
丁寧に対応しながらも、わかるように断ることが大切です。
相手に嘘だとわかる理由を使わない
相手に嘘だとわかる理由を使うのはNGです。もし相手が嘘だと気づいたときに不快に思ったり、傷ついたりします。
例えば「親が病気で実家に帰る」などの理由は、あとで嘘だと気づかれやすいのでやめましょう。
婚活で鉄板の断る理由・断り方フレーズ例

断る理由としては、主に以下の6つが考えられます。
後述のお断り文テンプレの「断る理由」に入れられる「お断りフレーズ」の例文も紹介しますので、参考にしてください。
自分にはレベルが高い
自分にとってレベルが高い相手であると伝えると、相手は断られても受け入れやすくなります。
【例文】
「〇〇さんは、仕事や私生活が充実していてとても素敵な方だなと思います。
しかし、私は仕事にも自信がなく、特に趣味もないため〇〇さんを支えられそうにありません。」
「〇〇さんには、私よりももっと良い相手がいると思います。」
将来に対する価値観が合わない
「結婚後は女性には家にいて欲しい」「家事はしたくない」など、結婚観や将来に対する価値観が合わないこともよくあります。
あくまで婚活を目的として出会っているので、そのような場合は素直に理由を伝えて問題ありません。
【例文】
「先日、結婚についての話をしたとき、〇〇さんは「仕事が忙しいため、家事はしたくない」と言っていたことが気になっていました。」
「私は、共働きなら家事も平等に分担したいと考えています。結婚に対する価値観の違いを埋めるのは難しいと感じました。」
仕事が忙しくなってしまった

仕事が忙しくなってしまい、思うように時間が取れず、婚活どころではなくなってしまうケースもあります。
その場合、仕事を理由に断ると「本当かな?」と疑われる可能性もあるので、具体的に記載するのがおすすめです。
【例文】
「実は、業務量の多い部署に異動となり、これからしばらく残業が多く仕事が忙しくなりそうです。」
「私自身メッセージでのやり取りが楽しかったのですが、これまでと同じようには時間が割けなくなってしまうため、残念ですが今回で連絡を終了させてください。」
別に良い人ができた場合
結婚相談所では複数人と同時に仮交際ができ、婚活アプリでも人数制限はないため同時進行している場合もあるため、他に良い人ができてしまうことも十分考えられます。
その場合は、時間を無駄にしたと思われないように、相手の良いポイントを忘れずに伝えましょう。
【例文】
「実は、別の方とお付き合いすることになりました。〇〇さんとの会話はとても楽しく、感謝しています。でもこれ以上連絡を取ることができなくなりました。」
休日が合わずデートができない
お互いの休日が合わず、デートができないと感じた場合も、お断りの理由になります。
休みが合わなければ、お互いをじっくり知る時間も作れないため、関係を進めるのも難しくなります。
将来のことを考えても休日が合わないと厳しいことを素直に伝えましょう。
【例文】
「〇〇さんとは共通の趣味もあり、やり取りしていても楽しいのですが、思った以上に2人の休日が合わずデートの日程を組めないことがつらいです。」
「今の仕事が好きなので辞めることを考えていないため、仮に結婚したとしても生活がすれ違ってしまうと思います。お互いに生活リズムが合う人を見つけた方が良いと感じました。」
結婚に対する熱量が異なる

結婚に対する熱量は人それぞれ違います。
すぐに結婚したいという人もいれば、恋愛関係を続けてから結婚したいという人も。その違いからお断りするケースもあります。
その場合は、自分はどのような婚活がしたいのかを示してお断りするといいでしょう。
【例文】
「〇〇さんはすぐ結婚したいと言っておりましたが、私はまずお互いのことをじっくり知り合ってから結婚をしたいと思っています。」
「一緒に過ごす時間は楽しかったのですが、私だと〇〇さんの希望には沿えません。」
紹介してくれた人や仲人への断り方
紹介してくれた人や仲人さんへ感謝することも忘れてはいけません。
また相手の良かった点と断る理由を明確にして、しっかり考えた結果であることを伝えましょう。
【例文】
「△△さん、今回は◯◯さんを紹介してくださり、ありがとうございました。◯◯さんはお人柄も良く、私とは好きなことが似ていて、話をしていても楽しく過ごせました。
しかし、生活に対する価値観や結婚後の仕事についてなどの考えが大きく異なり、よく考えた結果、交際はできないと思いました。」
「紹介をしてくださった△△さんには大変申し訳ありませんが、お断りしていただきたいです。
今回は〇〇さんを紹介してくださり、本当にありがとうございました。」
婚活のタイミング別おすすめの断り方テンプレ

婚活での断り方はタイミングや理由によって異なります。
タイミングは「直接会う前にメッセージのみのやり取りで断る場合」「1回のデート後に断る場合」「複数回会った後に断る場合」に分かれます。
ここでは断りを入れるタイミング別に文章の流れをテンプレ化した例文を紹介します。
「—–断る理由—–」のところにはここまで紹介してきたお断りフレーズを入れてみてくださいね。
直接会う前に断る場合の例文
メッセージのやり取りをしている中で、結婚観や価値観が合わないと感じて断ろうと決める場合があります。
その段階ではまだ会ったことがない状態なので、お断りしてもそれほどダメージはありません。
メッセージ上でも、断る際の謝辞と「やり取り自体は、楽しかった」旨を入れると、申し訳なさは伝わると思います。
【例文】
〇〇さんとのやり取りは、いつも楽しく感じていました。
—–断る理由—–
ただ、メッセージを続けさせていただいて、生活スタイルや価値観が自分とは少し合わないのかなぁと思っています。
——————-
お忙しい中、時間を作ってメールのやり取りをしてくださりありがとうございました。素敵な出会いがありますよう、祈っております。
1回目のデート後に断る場合の例文
1回デートしてみて、「やっぱり雰囲気や性格がちょっと違うかも……」と感じてお断りすることもあります。
実際に会って、何か違うと感じたら早めに断りましょう。長引かせるのはお互い時間の無駄になってしまいます。
その場合、「お会いできて嬉しかったです」のように、会ったことに対する感謝や嬉しかった気持ちが伝わるフレーズを入れるといいでしょう。
【例文】
先日はありがとうございました。直接お会いできて嬉しかったです。
最初は緊張していましたが、〇〇さんがリードしてくださったおかげで、楽しい時間を過ごすことができました。
—–断る理由—–
実は最近他に気になる方ができてしまい……大変申し訳ありませんがお断りさせていただきます。
——————-
〇〇さんの真面目で頼り甲斐のあるところは私にも伝わってきました。すぐにステキな女性を見つけられると思います。
お忙しいのに、お時間を作っていただき本当にありがとうございました。〇〇さんの幸せを心より願っております。
複数回会った後に断る場合の例文
複数回会ってみて「結婚できない」と気づくこともあります。
その段階になると、お断りするのは心が痛むかもしれませんが、真面目に考えた結果なのでしっかり伝える必要があります。
断るときには時間を割いてもらったことや楽しい時間を過ごせたことへの感謝を伝えるようにしましょう。
もし直接会って伝えられない場合は、電話やメールになってしまったことのお詫びも忘れずに。
【例文】
お忙しい中、お時間を作っていただいたこと、感謝しております。
〇〇さんはとても優しく、会うときはいつも私のことを気遣ってくださって、楽しい時間を過ごせました。
—–断る理由—–
お会いしてから今後のことを考えてみたのですが、結婚後のビジョンに違いを感じる部分が多く、お互いに他の人の方が幸せになれるのではないかと思っています。
——————-
直接会ってお伝えすべきところ、これ以上お時間を割いていただくのが心苦しく、このような形になってしまい申し訳ございません。
最後になりますが、〇〇さんに素敵な出会いがあることを心から祈っています。
婚活をするなら断る基準を設けておこう

婚活をするときは、断る基準を設けておくのがおすすめです。
基準がないと「もしかしたら良い点もあるかも!」と優柔不断になったり、「ちょっと嫌なところがあるから断る」など、よい出会いを逃してしまったりする可能性があります。
自分でなかなか決めきれない人も、基準を設けておけばクリアしなければ断ると決められます。
・デートで時間が経つのが早い
・話題に困らない
・他の相手と結婚したことを考えると悲しい
・結婚や将来に対する価値観が合う
断ると決めたら勇気を出して早めに伝えよう
婚活でお断りするときには、お相手を傷つけないよう、誠意をもって伝えることが大切です。
タイミングに合わせ、理由とともに感謝を盛り込んだ言葉で上手にお断りすればトラブルに発展することもありません。
お断りするのは、思いのほかエネルギーを使います。しかし、気まずい思いをするのが嫌でずるずると続けていては、お互いの大切な時間を無駄にしてしまいます。
断ると決めたら勇気を出して早めに伝え、新しい出会いに進みましょう!