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石川門
天正11年(1583)、前田利家が金沢城に入城した直後から本格的な築城を開始。約30万平方mの敷地に20もの櫓がある城だったが、度重なる火災から現在国指定重要文化財となっている石川門、三十間長屋、鶴丸倉庫の3棟のみが残った。一時は金沢大学のキャンパスとして使用されていたが、現在は金沢城公園として、二の丸広場を中心に本丸園地や三の丸広場などが整備され、橋爪門、河北門、鼠多門・鼠多門橋、玉泉院丸庭園などが復元されている。なかでも二の丸広場に伝統的な木造軸組工法で復元された長大な菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓の見学は、コンピューターグラフィックス映像での解説や模型・発掘調査出土品の展示などもあって楽しめる。