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豊川閣妙厳寺日本三大稲荷のひとつといわれており、商売繁盛・福徳開運の御利益があるとされる鎮守豊川ダ枳尼真天[だきにしんてん]を祀る。織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑や大岡越前も信仰した。曹洞宗の寺院で本尊は千手観世音菩薩。狐像がおよそ一千体立ち並ぶ霊狐塚はみどころのひとつ。書院西には妙厳寺庭園がある。御祈祷受付は8時から14時30分まで(無休、1月1~3日は要確認)。
長篠城跡に隣接した歴史博物館。常設展では天正3年(1575)に武田勝頼と織田信長・徳川家康の連合軍が激突した長篠・設楽原の戦いの概要を、鉄砲の弾丸など長篠城跡から実際に出土した遺物や、参戦将士が使用した遺品を用いて時系列に沿って解説するほか、甲冑や槍などを展示する。また、定期的に郷土史料を用いた特色ある特別展を実施している。長篠城跡や周辺の史跡、また決戦場跡に建つ設楽原歴史資料館とともに見学することで、長篠・設楽原の戦いについて深く学び、当時に思いを馳せることができる。
長篠城は永正5年(1508)の築城と伝えられ、今川氏、武田氏、徳川氏による争奪戦が展開された。天正3年(1575)には長篠・設楽原の戦いの発端となり、甲斐の武田勝頼は長篠城を1万数千の兵で攻撃したが、奥平信昌率いる約500の城兵は激しく抵抗、また鳥居強右衛門[すねえもん]の活躍もあり、城はついに落城せず、織田・徳川連合軍を大勝に導いた。現在は国の史跡に指定され、土塁・内堀の跡が往時を物語る。また、周辺には医王寺(武田勝頼本陣地)や馬場美濃守墓、鳥居強右衛門の墓などの関係史跡が点在する。
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