黒部平高山植物観察園
黒部平庭園から階段を降りた一角にある。遊歩道沿いにはクルマユリ、ミヤマキンポウゲ、ハクサンフウロ、ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)など約100種の高山植物が植えられている。花は6~9月にかけて咲き、一番の見ごろは7月。名札が付いているので、花の名前を覚えることもできる。次の乗り物までの待ち時間に見学するのがよい。
- 「黒部平駅」から徒歩1分/「黒部湖駅」から徒歩13分
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黒部平庭園から階段を降りた一角にある。遊歩道沿いにはクルマユリ、ミヤマキンポウゲ、ハクサンフウロ、ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)など約100種の高山植物が植えられている。花は6~9月にかけて咲き、一番の見ごろは7月。名札が付いているので、花の名前を覚えることもできる。次の乗り物までの待ち時間に見学するのがよい。
黒部平駅の前に広がるテラスのような小平地が黒部平庭園。東側には黒部湖を見下ろし、赤沢岳、スバリ岳、針ノ木岳といった後立山連峰が堂々とした姿で控える。西側には立山連峰が屏風のように迫り、大観峰に向かって吸い込まれるように上るロープウェイが眺められる。広場にはベンチや湧き水があり、記念撮影や休憩によい。
新展望広場特設会場内では、黒部ダム建設の歴史をパネルや映像で楽しめるほか、石原裕次郎記念館から移設された映画「黒部の太陽」のトンネルセットレプリカを展示している。
黒部湖の西岸に整備された遊歩道。ブナやダケカンバなどの天然林の中にあり、高低差も少なく歩きやすい。遊覧船乗船場の先に架かる長さ60mほどのカンパ谷の吊橋から御山谷[おやまだに]半島の展望休憩所まで約1km、約20分。途中ではネズコ(クロベ)やツガの巨木が見られ、展望休憩所からは湖の向こうに赤沢岳やスバリ岳を仰ぐ。黒部湖駅から御山谷展望休憩所まで往復するなら約1時間はみておきたい。
黒部ダム駅と黒部ダムを結ぶダム連絡通路の出入口脇にある。昭和31年(1956)から昭和38年(1963)の黒部ダム建設中、大町トンネル(現・関電トンネル)の大破砕帯などの困難を極めた工事で犠牲になった171名の霊を弔う慰霊碑。「六体の人物像」は彫槊家の松田尚之氏が手がけたもので、殉職者の名前が刻まれたプレートが掲げられている。
大観峰と黒部湖の中継地点で、立山ロープウェイと黒部ケーブルカーの乗り換え駅。標高1828mの平地に立つ白い駅舎は、1階にケーブルカーとロープウェイのきっぷ売り場とホームがあるほか売店もある。屋外には黒部平庭園があり、雄大な景色を満喫できる。
3000m級の山々が連なる北アルプスの雪解け水を集める黒部湖は黒部ダムによってできたダム湖。ブナなどの原生林に囲まれ、エメラルドグリーンの湖水が印象的だ。西岸からは湖を30分で一周する黒部湖遊覧船ガルベが運航している。湖面標高は最高で1448mとなり、湖を渡る風は夏でも冷たい。9月末~10月上旬は湖畔のブナ林が黄色となり、神秘さに鮮やかさを加える。西岸の湖畔に整備された遊歩道を歩けば森林浴も楽しめる。
立山連峰東面のなだらかな大斜面がタンボ平とよばれる。黒部平から全景が見渡せるが、より印象的なのはロープウェイからの眺めだ。ダケカンバ、ナナカマド、ミネカエデなどの落葉樹林が季節ごとに彩りをみせる。特に6月のみずみずしい新緑、10月上旬の鮮やかな紅葉は見逃せない。また、その年の気候によって冠雪と紅葉、緑の三段染めが見られることもある。
標高1455mにある黒部ケーブルカーの発着駅。駅舎もホームも黒部ケーブルカー同様、地下トンネル内にある。出入口は黒部ダム方面と遊覧船乗り場方面の2カ所。待合室ときっぷ売り場、自動販売機もある。エメラルドグリーンに輝く黒部ダムまでは徒歩5分。
黒部ダム駅からトンネル内の220段の階段を上ると、標高1508mの展望台に出る。展望台からは黒部ダムが、眼下に広がり、正面には立山の雄姿が迫る。展望台の真下は壁一面ガラス張りの休憩所。展望台から野外階段を下りて行くと、放水をより間近に見られる黒部ダム新展望広場があり、黒部ダムレストハウスを経てダムえん堤に出られる。
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