国指定重要文化財 田中家住宅
江戸時代から続く藍商の屋敷で、昭和51年(1976)に、主屋を中心に藍納屋、藍蔵等11棟全てが国指定重要文化財となった。全解体工事を経て当時の姿が復元されている。昔は、吉野川が毎年台風によって氾濫を繰返し、現在の屋敷は三度目に建てられたもので、江戸時代末期から約30年間の建築様式が見られる。主屋の葦葺の屋根は、洪水時には救命ボートに早変わりするという設計がなされている。また、洪水対策用としての石垣は20年の歳月をかけて隙間無く築かれており、屋敷全体の構成美が見所となっている。
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