真田家発祥の地・上田市にあり、北国街道の宿場町として栄えたのが柳町。現在でも時代を感じさせる家屋が軒を連ね、古き良き街並みが残されているエリアとして人気を博している。江戸時代から続く造り酒屋をはじめ、天然酵母のベーカリーや信州そば、美味だれ焼き鳥など、信州上田の魅力的な名物・銘品を扱う店舗が並び、上田の名所としてリピーターも多く訪れる。石畳が敷かれた道路も歩きやすい。
北向観音の本坊となっている天台宗の古刹。別所三楽寺の一つで、天長年間(824~834)円仁慈覚大師によって開かれた。本堂裏には石造多宝塔(重要文化財)がある。葺吹きの屋根の本堂、樹齢350年の「御舟の松」に心打たれる。併設の美術館に展示されている徳川家康の日課念仏や聖観音像、古瓦のコレクションなども必見。
真田神社裏手にある大井戸。水が絶えたことがなく、上田市街地一番の深さを誇る。城の北方にある太郎山の麓まで抜け穴が通じているとの伝説がある。