移築復元した町内の文化財建造物「三百田氏住宅」「若桜町歴史民俗資料館」「永福寺山門」や「山村文化伝習施設たくみの館」「若桜森林公園」を併設する。森林公園の遊歩道を登ると、四阿[あずまや]からは国指定史跡若桜鬼ケ城跡[わかさおにがじょうあと]のある鶴尾山[つるのおやま]や若桜宿の街並みが一望できる。
若桜郷土文化の里内にある、元禄7年(1694)に建てられた茅葺屋根の建物。元は町内の吉川集落にあった庄屋の家で、古文書には819人の強力[ごうりき]が1年以上かけて完成させたと記録されている。内部は広間型三間取りで、囲炉裏が切ってある。鳥取県指定保護文化財で、「県民の建物100選」にも選ばれている。
若桜郷土文化の里内にある山村文化伝習施設。建物は蔵通りの蔵と若桜宿の仮屋(家から道路につきだしたひさしのこと)をイメージしている。館内には美術展示室や研修室などを完備している。若桜地域は古くから木工芸が発達したことから、電動ろくろによる木工体験(材料費込で1時間450円、要予約)もできる。