明月院
アジサイ寺として有名な寺。境内には約2500株ものアジサイが植えられ、6月中旬のシーズンには青、紫、白などの花で埋まる。ことに小雨の日には花の色が一段と増して美しい。創建は永暦元年(1160)に建てられた明月庵が始まり。建長8年(1256)に5代執権北条時頼が敷地内に最明寺という隠居所を建造。その後、嫡男の時宗が禅興寺として再興した。禅興寺は明治になって廃絶したが、塔頭の明月院だけが残った。境内には『方丈』の額がかかる昭和48年(1973)に再建された本堂や北条時頼の墓、鎌倉十井の一つの瓶ノ井、明月院やぐらなどがある。時頼の墓は高さ約1mの苔むした宝篋印塔で、秋は紅葉に彩られる。
- 「北鎌倉駅」から徒歩13分