
津堂城山古墳(城山古墳)
古市古墳群の北端に位置する前方後円墳。築造は4世紀後半。墳丘長は210mで、築造時には二重の濠と堤があり、現在宅地となっている外側の周濠を含めると全長は約400mに。「城山」の名は戦国時代に古墳上に城が築かれたことから。明治末期に後円部から竪穴式石槨と長持形石棺が発見され、銅鏡や勾玉、刀剣などが多数出土。内濠から出土した水鳥形埴輪は国指定重要文化財だ。被葬者は不明で、後円部頂のみ宮内庁が「藤井寺陵墓参考地」として治定。国指定史跡で、世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産の一つ。墳丘内に津堂八幡神社、内濠跡に花しょうぶ園、菜の花やコスモスが咲く津堂草花園もある。
- 「藤井寺駅」から徒歩20分/「高鷲駅」から徒歩25分