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5000万平方mという広大な牧之原大茶園の一角にある公園からは、眼下に大井川、遠くには富士山や南アルプスから駿河湾まで、大パノラマが展開する絶好の展望地となっている。平成27年(2015)に「日本夜景遺産」に認定された。大井川を挟んで東西に広がる市街地夜景は直下の茶畑と大井川の暗闇と明暗のコントラストを描き、富士山や駿河湾のシルエットも含め、絵画のような風景が広がると評されている。
駅前にあるプラザロコ内には、お弁当(駅弁)、おみやげ販売のほか、「ロコミュージアム」ではドイツ製のSLいずもや井川線の客車、HOゲージの汽車が走るジオラマなどが展示されている。飲食可の休憩広場もあるので発車時刻までくつろげる。
SLを走らせながら保存する動態保存を日本で初めて行った大井川鐵道。国内唯一のC10形の現存機などのSLが現役で活躍、大井川本線では週末を中心にSLが走る。列車は大井川の流れに添うように走り、何度も鉄橋を渡る。国鉄時代のままというレトロな客車で、窓の外に広がる茶畑の風景を眺めながらタイムトラベル気分を満喫しよう。千頭駅からは、日本唯一のアプト式鉄道に接続。
約5000万平方mという広大な大茶園が広がる牧之原台地。明治2年(1869)、旧徳川幕臣が開墾に着手したのが始まり。その2年後からは、大井川の川越制度廃止に伴い職を失った川越人足も入植、近在の農家も参加し、現在では東洋一といわれる大茶園に発展した。はるかに富士山を仰ぐ広大な茶畑は静岡を象徴する景色の一つとなっている。大茶園の一角には、お茶の歴史や文化について学べ、抹茶挽きや茶道、茶摘みなどの体験ができる「ふじのくに茶の都ミュージアム」があり、カフェレストランやミュージアムショップが併設されている。
日本一の大茶園である牧之原台地に位置し、お茶の産業・歴史・文化・機能性を紹介する展示のほか、小堀遠州ゆかりの日本庭園や茶室、綺麗さびを意識したレストラン・ミュージアムショップもみどころ。茶道や抹茶挽き、お茶の手揉みなどの体験ができ、子どもから大人までお茶について楽しく学べる。
JR東海道線金谷駅より大井川鐵道に乗り換えて一駅、大正15年(1926)~昭和2年(1927)にかけて建てられた大井川鐵道のSLの始発駅。大正時代の洋風建築の面影を残し、平成30年(2018)に国の登録有形文化財に登録された。駐車場もあるので、車でアプローチする人にもおすすめだ。
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