立山ケーブルカー
運行開始は昭和29年(1954)という歴史あるケーブルカーで、立山駅~美女平間約1.3km、標高差502m、最大斜度29度の急こう配を、所要7分で繋いでいる。2つの車両をつないでいるケーブルを巻きあげることで登り降りするツルベ方式という仕組みで、約20分毎に運行。車窓からはうっそうとしたブナ林や、立山火山の溶岩が六角形状の石柱のように割れてできた柱状節理[ちゅうじょうせつり]の材木石を見ることができる。
- 「立山駅」から徒歩2分/「美女平駅」から徒歩20分
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運行開始は昭和29年(1954)という歴史あるケーブルカーで、立山駅~美女平間約1.3km、標高差502m、最大斜度29度の急こう配を、所要7分で繋いでいる。2つの車両をつないでいるケーブルを巻きあげることで登り降りするツルベ方式という仕組みで、約20分毎に運行。車窓からはうっそうとしたブナ林や、立山火山の溶岩が六角形状の石柱のように割れてできた柱状節理[ちゅうじょうせつり]の材木石を見ることができる。
美女平駅の駅舎の前に立つタテヤマスギの大木で、根元には石仏が安置されている。この木に伝わる伝説は立山の女人禁制にまつわるもので、掟を破って立山に向かったお姫様がここで動けなくなり、杉の木に変わってしまったとも、若狭の止宇呂[とうろ]という尼の侍女が変身してしまったとも伝えられている。立山開山で知られる佐伯有頼の許嫁がこの杉に祈願した折の「美しき御山の杉よ 心あらば わがひそかなる祈り ききしや」を、木に向かって3回唱えると恋が成就するという言い伝えも。
標高977mにある立山ケーブルカーの美女平駅は、駅前から立山高原バスが発着するターミナルであり、原生林を散策する遊歩道コースの起点でもある。2階に展示無料休憩所、屋上には展望台がある。展望台のフェンス越しに下をのぞけば、美女平を形成する溶岩台地の急斜面を上下するケーブルカーを見ることができる。遠方を眺めれば、あわすのスキー場から富山平野にかけての大展望が広がる。
アルペンルートの最高所で、標高2450m。古くから山岳信仰の霊場として多くの修験者や信者が登拝してきた立山登山の基地で、眼前に標高3003mの主峰雄山[おやま]がそびえ、剱岳や大日連山など3000m級の山々を望むことができる。室堂ターミナルを中心に散策道が整備されており、立山信仰の遺跡やミクリガ池などの湖沼をトレッキングシューズで気軽に巡ることができる。湖畔に花畑の広がる周囲630mの火山湖ミクリガ池を周回するコースは約1時間。運が良ければ、散策中に雷鳥と出会えるかも。
ミクリガ池からリンドウ池に行く途中の右手に見えるいくつもの小さな池。立山地獄の1つで血の池地獄ともいわれる。伝説では、ここは女性が落ちる地獄で、池にたまった血を飲み干すよう、地獄の鬼に責められると恐れられていた。池とはいっても、湿地帯の水たまりのようなもので、水深は浅く、水の色は酸化鉄によって赤味がかっている。池のそばまで近付くことはできないが、遊歩道から眼下に一望できる。
室堂ターミナル1階にシーズン中に開設されている郵便局。窓口では、アルペンルートにちなんだ切手や絵葉書などを販売。ポストに絵葉書などを投函すると立山の風景印が押印されるのでいい記念に。アルペンルート通行証明書500円も発行している。
立山三山の1つ浄土山に寄り添うようにそびえるのが室堂山だ。標高2668mの山頂付近まで、石畳の遊歩道が続き、登るにつれて背後に室堂平と立山の眺めが広がる。展望台に立てば、南側の立山カルデラや薬師岳に続く北アルプスの山並みを見渡せる。
室堂平と弥陀ケ原の間に広がる標高約2300mの高原。室堂~天狗平はチングルマロードとも呼ばれる石畳の天狗平水平道[すいへいどう]コース約1.6km、約1時間30分、弥陀ケ原~天狗平は鎖場のある一の谷・獅子ガ鼻岩コースで約4.9km、上り3時間、下り2時間30分。遊歩道沿いには、シナノキンバイやアオノツガザクラなど咲き、途中、剣岳の望めるポイントも。弥陀ケ原へは美松坂コース約2.4km、上り2時間、下り1時間20分も。春スキーや秋の紅葉も人気。天狗平バス停付近には宿泊施設が2軒ある。天狗平ではバス降車時に次に乗るバスの乗車便の予約を必ずすること。
弥陀ヶ原にある立山高原バスの弥陀ヶ原バス停と山小屋風の待合室のある駅。標高1930mにあり、ここを基点に弥陀ヶ原の湿原散策、松尾峠や立山カルデラ展望台へのハイキングを楽しめる。弥陀ヶ原バス停周辺には宿泊施設があり、食事やラウンジを利用できる。弥陀ヶ原に到着したらすぐに帰りのバスの予約を。弥陀ヶ原バス停からの乗車は、美女平行きは30分前、室堂行きは40分前までにバス停係員に予約が必要だ。
天狗平と弥陀ケ原を結ぶトレッキングコース。立山信仰が盛んだった江戸時代には修験者が歩いた道で、鎖り禅定路とも呼ばれた。吠える獅子の姿に見える獅子ケ鼻岩には、修験道の祖である役行者[えんのぎょうじゃ]の像が祭られている。設置された鎖を使って岩場を越え、急坂を下って一ノ谷を渡るので、登山経験者向きで、軽登山靴が必要。天狗平バス停~弥陀ケ原バス停は約4.9km、上り3時間、下り2時間30分。
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