ミクリガ池(みくりが池)
立山の火山活動で生まれた火口跡に水がたまった湖。標高2405m、周囲630m、深さ16mと室堂平では最大。一年の半分は氷結しており、初夏でも残雪を浮かべている。かつてはこの池の水を使って立山権現に捧げる料理が作られたといい、名前は「神様の台所」という意味の「御厨」[みくり]から。池が小さいと嘲笑った越前の法師が池を泳ぎ、3周したところで水底に引き込まれてしまったという伝説もある。池の縁に整備された遊歩道は、約1時間で一周できる。池の周囲に生えたハイマツの間に、クロユリ、コバイケイソウなどの高山植物が見られ、5、6月にはライチョウが姿を現すこともある。
- 「室堂駅」から徒歩7分