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内輪山である丸山の北斜面では、高温の地熱蒸気があちこちから噴き出している様子が見られる。蒸気が噴出する穴を島言葉で「ひんぎゃ」という。電気がない時代、島民はひんぎゃを暖房や調理などに利用していた。現在でも、池之沢噴気孔群近くにコンクリート製の蒸し器のような地熱釜(無料)があり、温泉玉子や蒸かしイモなどを作ることができる。散策やサウナ入浴の前にセットして、戻ってきたら蒸したてのアツアツを食べるといい。ただし蒸気はかなり高温なので、やけどに注意。
天明5年(1785)に起きた天明の大噴火で、生き残った島民全員が八丈での避難生活を余儀なくされた時に、困難な生活を強いられた人々をまとめあげ、50年後に旧島民の帰島を果たした佐々木次郎太夫の屋敷跡。数年前まで建物が残っていたが、台風で崩壊してしまい、現在は玉石垣が残るだけだが、うっそうとしたソテツの大木や整然と積まれた石垣に往時を偲ばれる。
集落の背後にそびえる外輪山の北西部の尾根上にある公園。標高約400mの展望台からは、北の方角に八丈島の島影、南側には、まるでゼリーのような形の内輪山とカルデラが一望でき、類い稀な二重式火山からなる島の全容を観察できる。公園一帯の道は、歩きやすく整備された遊歩道となっていて、ハイキングコースを歩く時間も体力もない人にもおすすめ。
青ケ島と八丈島を結ぶ「あおがしま丸」が入港する島唯一の港。港を作る適当な入り江がないため、根を利用して作られたという岸壁は、コンクリートで覆われた高さ200mほどの断崖絶壁の下にあり、1年を通して太平洋の荒波が押し寄せる。船が何日も欠航になることも珍しくない。久しぶりに船が着いた日には、港は島の人や山ほどの貨物で大賑わいとなる。国内で最後まではしけ作業が行われていた港としても知られている。青ケ島の地形と自然の厳しさを物語る荒々しい景観の港だ。
観光案内所がない青ケ島では、集落の中心部に位置する村役場が観光情報を収集する際の拠点となる。効率よく島を巡るためにも、ここで島の地図やパンフレットをもらっておくと何かと便利。災害などで危険な場所や迷いやすい道などの情報もあらかじめ聞いておけば安心だ。また、役場では、島の絵ハガキや、青ケ島を知っている人も知らない人も青ケ島を知ることができる「青ケ島かるた」などの販売も行っている。
外輪山の頂上にある大里神社が島の鎮守であるのに対して、ここは、宝暦7年(1757)に、恋に破れた腹いせに島民7人を殺傷して入水自殺した浅之助の霊を鎮めるためのいわば祟り神を祀る神社。今では縁結びの神様として島民の信仰を集めているが、苔むした急な玉石の階段を登る参道は、両脇から木々が生い茂り、どこか神秘的な雰囲気が漂う。玉石の階段は急で滑りやすいため、東台所神社に足を運ぶには、尾山展望公園からのルートがおすすめ。
池之沢噴気孔群の豊富な地熱蒸気を利用したサウナ。自然の地熱蒸気を利用しているため、温泉法第2条による温泉に認定される。霧状になって全身の皮ふに染み込み、リラクゼーション効果に加えて美肌効果も抜群と一石二鳥。もともと島の人たちが噴気孔の周りに小屋がけをして地サウナを楽しんでいたが、現在の建物を設置して誰でも気軽に楽しめる施設にした。男女別のサウナ、上がり湯用の浴槽、シャワーなどの設備があり、休憩コーナー完備。ゆったりとくつろげる。
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