間島秀徳「Kinesis No.705(jackknife)2017年」(部分図)
そこに新たな風景が
間島秀徳は、かすみがうら市を拠点として、水をテーマに制作する現代作家。2000年代以降は、ギリシア語で「運動」「変化」を意味する「Kinesis(キネシス)」を作品のタイトルとしている。墨や絵の具を水の動きによって画面に定着させた作品はすぐれた抽象性を示しながら、私たちの前にひとつの「風景」となって立ち現れる。今展は、間島の初期作品から最新作に至るまで、約40年にわたる画業を振り返る。