国内最大規模のユーザーを有する乗換案内サービス「駅探」。その提供を行うとともに、月間1,000万人以上が利用する「駅探ドットコム」の運営を行なっている、株式会社駅探（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：金田直之）は、乗換案内機能及び蓄積されたユーザーデータを用いて、神奈川県の主要ターミナル駅である「横浜駅」について、以下の調査を行いました。

鉄道を深く愛する人々を「鉄道オタク」と言いますが、一口に「鉄道オタク」と言っても、撮影を行う「撮り鉄」、録音や音響にフォーカスする「音鉄」「録り鉄」、乗ることに興味のある「乗り鉄」、車両にこだわる「車両鉄」、時刻表マニアの「時刻表鉄」などに分類されます。東芝社内ベンチャー時代から25年以上乗換案内にこだわってきた、駅探は、いうなれば「駅オタク」。そのアルゴリズムと蓄積データを用いて、横浜駅を読み解きます。

横浜駅の活用状況に興味のある方はもちろん、通勤帰りや週末に出かけられる横浜駅周辺の美術館を知りたい方も、ぜひご覧ください。

横浜駅における調査結果

調査の背景

利用者の多くは横浜駅を「乗換」のために利用している

はじめに、駅探データをもとに横浜駅の利用方法について調査しました。
2023年2月1日～2月28日乗換案内データによると、横浜駅利用者のうち、出発駅として利用している人は15％、到着駅として利用している人は19％、乗換に利用している人は66％でした。この結果から、多くの近郊住宅地からの通勤ターミナル駅として利用されていることがわかります。

調査日：2023年2月1日～2月28日　駅探ドットコム乗換案内検索利用ユーザーデータ

また、時刻別の割合は以下となります。

2月1日～2月28日の乗換検索利用ユーザーデータから

横浜駅が乗換に多く利用される理由として考えられるのが、乗り入れ路線の多さです。横浜駅に乗り入れ可能な路線は合計で10路線もあります。

横浜駅は短時間でさまざまな場所に移動するのに便利

このように、横浜駅は乗り入れ路線が多いため、短時間でもさまざまな駅にアクセスすることができます。駅探乗換案内を用いて調べると、横浜駅から10分で行ける駅は52駅もあります。次表は、その駅名と横浜からの所要時間です。

この52駅への路線分布は以下のグラフに示す通りで、多い順に京浜急行本線（13駅）、横浜市市営地下鉄ブルーライン（8駅）、JR京浜東北・根岸線、相鉄本線、京急東横線（各7駅）となっています。（乗り換え路線含む　最短路線のみ記載）

乗換案内アルゴリズムを用いて算出

横浜駅は「ちょっとした寄り道」をしたい時にも便利

横浜駅から10分以内に行ける駅がこれだけ多いということは、ついでのお出かけや寄り道がしやすい、ということです。たとえば、横浜駅周辺で用事を済ませた後に電車で数駅離れたイベントに出かけてみたり、仕事帰りに隣駅の美術館などに足を運んでみたり、といったこともしやすいでしょう。
因みに、横浜駅に来た時の路線、横浜駅から乗る路線を時系列で示したのが、以下のグラフになります。

2月1日～2月28日の乗換検索利用ユーザーデータから

最後に、横浜駅から徒歩も含めて10分程度で行けるお出かけスポットとして、今回は主要な美術館を以下のとおりピックアップしました（最寄り駅からの所要時間は、平均的なスピードでの徒歩による所要時間となります）。通勤帰りや、週末にお出かけしてみてはいかがでしょうか。

調査の結果、横浜駅は、月間で約50,000回も検索で利用されており、横浜駅からの発着での利用のみならず、利用者の65%が横浜駅をからの乗り換え情報を検索していることが分かりました。近隣への移動にも遠方への移動にも利用しやすい横浜駅は、人々の生活に欠かせない駅であると言えるでしょう。

調査概要

調査概要：
駅探乗換案内機能及び、その検索利用ユーザーデータを用いて分析
調査日：
各調査結果に記載
調査方法：
駅探ドットコムユーザー情報ログ解析
弊社各種データアルゴリズム解析
調査対象：
駅・路線・時刻表データ
駅探社保有の駅探ドットコム上で、駅探乗換案内利用ユーザーデータ
調査内容詳細：
https://ekitan.com/odekake/lab/station/sta-3260_230310/
※本アンケート情報を引用する場合、駅探PICKS https://ekitan.com/odekake/lab/station/sta-3260_230310/
を引用元としてください。