引っ越しには料金が高くなる繁忙期と、それ以外の通常期があることをご存じですか?
繁忙期は料金が高くなるのでこの時期以外に引っ越したいところですが、どうしても繁忙期に引っ越しが必要な人はできるだけ料金を安く抑える方法をしりたいでしょう。
この記事では繁忙期と通常期の料金相場を解説し、繁忙期の引っ越しでも料金を安く抑えるコツを紹介します。
また、複数業者の見積もりを比較できる一括見積り比較サイトおすすめ3選についても見ていくので、ぜひ参考にしてみましょう。
安さを重視する方は、安い引っ越し業者おすすめ5選!単身・家族それぞれのケースについて解説!をご覧ください
<記事作成に協力いただいた方 : 藤岡 聖子様>![]() 整理収納アカデミーマスターの資格をお持ちである藤岡さんの深いご知見とこれまでのご経験を踏まえた有益なコメントを頂戴しました。 ■HP:https://seirist.jp/ ■ブログ:https://ameblo.jp/seiko-fujioka/ |
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【肩書・資格】 整理収納アドバイザー1級&1級認定講師 整理収納アカデミアマスター、ファイリングデザイナー2級他20資格 【ご略歴】 【取材協力いただいた藤岡様からのコメント】 |
引越し業者の繁忙期はいつ?
通常期 | 繁忙期 | |
---|---|---|
時期 | 5月〜翌2月 ※6・11・1月は閑散期の可能性も | 3月・4月・9月 |
引っ越し業者には、件数が多く稼働が慌ただしい繁忙期と、それ以外の通常期があります。
具体的には就職や転勤、進学が重なる3~4月にかけてと、人事異動で転勤が多い9月が繁忙期です。
通常期はこれ以外の期間になりますが、大型連休明けや天候に左右されやすい6・11・1月は閑散期と言われています。
通常期であっても、土日祝日や大安、月末は料金が相場よりやや高いこともあるので要注意です。
安く引っ越しを済ませたい人は、閑散期や通常期の平日、月末以外に引っ越し業者に依頼することをおすすめします。
繁忙期の引越し相場
荷物量と移動距離で基本料金が決まります。
繁忙期の場合は基本料金よりも高く、相場よりも1~5万円高くなる場合がほとんどです。
荷物の量や移動距離によっては通常期の2倍ほど料金が高い場合もあります。
では、世帯の人数ごとに通常期と繁忙期を比較しながら相場を見ていきましょう。
![]() ■単身:本や洋服の見直し、使っていないキッチン用品の処分。コンパクトな収納家具を選ぶ。 ■二人家族:重複するモノの整理。共有アイテムの選定。衣類や雑貨などは二人のライフスタイルに合ったもののみにする。 ■三人家族:子供の成長に合わせてオモチャや衣類を整理をする。サイズアウトした衣類等は自宅バザーでお友達にお分けする。ベビーカーやベビーベッドは使わなくなったら処分かリサイクルに出し新たなスペースの確保を。 ■四人家族:家族で不要なモノは何かを話し合う。誰が何を要らないと思っていたか共有することでモノを減らす効果があります。 季節物の整理。引越し先の収納スペースを考え、今後増えていくモノのリストを作成。どのくらいのスペースを確保する必要があるのかを全員が認識し、今あるものが本当に必要なのかを話し合いましょう。 |
単身世帯の相場
荷物少 通常期 | 荷物多 通常期 | 荷物少 繁忙期 | 荷物多 繁忙期 | |
---|---|---|---|---|
平均 | 45,358円 | 59,121円 | 54,808円 | 78,483円 |
〜15km未満 | 37,444円 | 50,044円 | 43,642円 | 60,521円 |
〜50km未満 | 39,866円 | 51,507円 | 48,243円 | 65,043円 |
〜200km未満 | 48,465円 | 66,298円 | 55,054円 | 85,663円 |
〜500km以上 | 69,057円 | 102,109円 | 76,757円 | 125,725円 |
参考:SUUMO引越し見積もり
平均でみると通常期と繁忙期で1~2万円前後料金に差があることがわかります。
また、荷物の量や距離によって料金が大きく異なり、単身でも10万円以上引っ越し代がかかる場合もあります。
二人家族の相場
通常期 | 繁忙期 | |
---|---|---|
平均 | 77,178円 | 102,533円 |
〜15km未満 | 67,179円 | 81,022円 |
〜50km未満 | 72,921円 | 91,409円 |
〜200km未満 | 88,919円 | 123,578円 |
〜500km以上 | 160,165円 | 221,295円 |
参考:SUUMO引越し見積もり
平均だけ見ても通常期と繁忙期で約3万円料金に差があります。
距離が遠くなるほど料金が高くなり、500㎞以上遠方への引っ越しの場合20万円以上料金がかかってしまいます。
三人家族の相場
通常期 | 繁忙期 | |
---|---|---|
平均 | 95,448円 | 127,529円 |
〜15km未満 | 83,002円 | 102,692円 |
〜50km未満 | 92,996円 | 116,900円 |
〜200km未満 | 106,945円 | 148,077円 |
〜500km以上 | 200,058円 | 272,781円 |
参考:SUUMO引越し見積もり
繁忙期の平均は通常期の平均より3万円以上高くなります。
50㎞未満の距離でも10万円前後、500㎞以上の長距離を移動する場合30万円ほど料金がかかります。
適したプランやサービスを利用して、できるだけ安く引っ越しを済ませる方法を考えましょう。
四人家族の相場
通常期 | 繁忙期 | |
---|---|---|
平均 | 118,451円 | 162,069円 |
〜15km未満 | 101,880円 | 126,032円 |
〜50km未満 | 121,713円 | 148,113円 |
〜200km未満 | 137,267円 | 184,195円 |
〜500km以上 | 240,838円 | 315,651円 |
参考:SUUMO引越し見積もり
4人家族の場合荷物量がかなり多くなってしまうので、通常期の平均で10万円以上、繁忙期だとさらに5万円前後の高額な引っ越し代がかかります。
世帯の人数が多くても料金を安く済ませたい場合は、繁忙期を避けた通常期の引っ越しがおすすめです。
繁忙期に引っ越す場合は、積切契約でトラックの台数を減らす、割引やキャンペーンの利用など工夫して引っ越しましょう。
繁忙期でも安く引っ越すための5つのコツ
- 一括比較サイトで相見積もりをする
- 平日や連休明けなど利用者が少ない日取りを選ぶ
- 大安や天赦日など吉日を避ける
- 荷物の量を極力減らしておく
- 作業時間を指定しないフリープランで契約する
繁忙期でも安く引っ越しを済ませたい場合は、一括比較サイトで相見積もりを依頼すると最安値の業者を見つけやすいです。
また、吉日や利用者が多い人を避けて引っ越す、作業時間を指定しないフリープランを契約するといった方法で料金を安くすることも可能です。
では、繁忙期に安く引っ越す5つのコツを詳しく見ていきましょう。
一括比較サイトで相見積もりをする
簡単な情報を入力するだけで複数業者の見積もりを比較できる一括比較サイトを利用すると、最安値の引っ越し業者を見つけやすいです。
また、サイト経由の契約で料金が安くなる場合や、キャンペーンの適用があるので、繁忙期でも安く引っ越しを済ませることができます。
平日や連休明けなど利用者が少ない日取りを選ぶ
引っ越し業者の利用が比較的少ない平日は、繁忙期でも料金が安いです。
できるだけ平日や連休明けを選んで引っ越し業者に依頼しましょう。
大安や天赦日など吉日を避ける
大安や天赦日は縁起がいいので引っ越しに最適であり、これらの日取りを選んで業者を依頼する人が多いので、料金が高くなりがちです。
逆に、仏滅や赤口は縁起が悪く業者によっては料金を安く設定している場合があります。
縁起のよし悪しを特に気にせず、とにかく安く引っ越しを済ませたい人はあえてこういった日取りを選んでもOKです。
荷物の量を極力減らしておく
引っ越しの基本料金は、荷物量が少ないと安くなります。
また、大型家具や家電などの自分で運ぶことが難しい荷物のみトラックに積み込む積切契約であれば、料金が安くなる可能性があります。
引っ越しが決まったら不用品を整理して極力少ない荷物で引っ越す準備をしましょう。
![]() ① 引越し先の暮らしをイメージします。どんなお部屋が理想ですか? ② 引越し先の図面と持っているモノを比べ、どこに配置するのか決めます。引越し先を決める際に大きな家具を原寸大の床面積に新聞紙などを切り貼りして置いてみると具体的にイメージできます。 ③ ①のイメージに合わないものは処分していきます。整理の基準は今使っているかどうかです。使っていないモノは思い切って手放しましょう。あなたを幸せな気持ちにするモノだけに厳選すると運気もアップします。 ④ もったいないと思うものは、ジモティーやメルカリなどで使っていただける方に回しましょう。荷物が減るほど引越し費用は抑えられ、新居の空間は広くなり暮らしやすくなります。 ⑤ なるべく早い時期から準備をしましょう。手放すのが苦手な方は当日になって慌てます。業者は限られた時間で動くので、部屋にあるものは手当たり次第段ボールに詰め込んでしまいます。ゴミまで入れられたと怒る方がいますが、引越し当日に要不要を決める時間はありません。全てどこに配置するのか段ボールの側面と上面に書きます。中に入っているモノが何なのかも記載しましょう。 まとめ |
作業時間を指定しないフリープランで契約する
具体的な作業時間を指定しないフリープランの契約は料金が安くなります。
業者によってフリープランがない場合や、時間を指定しないのは困るという場合は、午後の時間帯を指定すると料金が安くなる可能性があります。
引越し業者一括見積もり比較サイトおすすめ3選!
引っ越し業者比較サイトは、簡単な情報の入力で複数の引っ越し業者の見積もり料金を比較できるサービスです。
ここでは、おすすめの引っ越し業者一括比較サイトを3つご紹介します。
提携している引っ越し会社数、見積もりまでの最短時間を表にまとめ、特徴を解説していきます。
引っ越し侍
引用元:引越し侍
項目 | 内容 |
---|---|
提携引越し会社数 | 339件 |
電話番号入力 | 一括見積もり:必須 料金比較:なし |
運営会社 | 株式会社エイチームライフデザイン |
移動距離や運ぶ荷物などの簡単な引っ越し情報を入力するだけで、対応できる業者が金額やサービス内容を提示し簡単に複数業者を比較することができます。
比較サービスは最大22社まで、一括見積もりサービスは最大10社に依頼し比較可能で、最安値の業者や好みの業者だけを選べるメリットがあります。
見積もり依頼件数5000万件以上の実績で安心して利用できる比較サイトです。
業者選びに迷った時に参考にできるランキングの掲載や口コミ評判が記載されているので、特に初めて引っ越しする人におすすめです。
LIFULL引越し
引用元:LIFULL引越し
項目 | 内容 |
---|---|
提携引越し会社数 | 130件以上 |
電話番号入力 | 必須 |
運営会社 | 株式会社LIFULL |
全国130件以上の提携業者の中から自由に選択して見積もり比較が可能です。
簡単な情報の入力のみ、最短45秒で複数業者の見積もりが出るので手間がかからず隙間時間で最安値の引っ越し業者を探すことができます。
また、サイトの見積もりからの契約で最大60%引っ越し料金が安くなることに加え、時期によってはキャッシュバックなどのキャンペーンを行っている場合もあります。
割引とキャンペーンで繁忙期でも最安値の引っ越しを実現します。
SUUMO
引用元:Suumo引越し見積もり
項目 | 内容 |
---|---|
提携引越し会社数 | 100件以上 |
電話番号入力 | 任意 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
見積もりを依頼する業者は、全国対応の大手から地域密着型の中小企業まで選択可能です。
一括依頼できるので、1社1社に連絡する手間が省けます。
また、電話入力は任意でOK!業者とのやり取りはオンライン上ですべて完結し、一斉に電話がかかってきて困ることがないので安心です。
引っ越し業者ランキングでどの業者の評価が高いか、業者探しの参考にできるのも使いやすいサイトだと言えます。
その他、料金の相場や安く引っ越しを済ませる方法も紹介しています。
まとめ
ここまで引っ越し業者の繁忙期の相場・安く引っ越しを済ませるコツを解説し、おすすめの一括見積り比較サイト3選を紹介してきました。
引っ越しを安く済ませるためには繁忙期を避けた引っ越しがベストですが、どうしても難しい場合は紹介したコツをうまく活用してできるだけ料金を抑えましょう。
一括見積り比較サイトを利用すれば、1度の入力で複数業者の見積もりを比較できるため手間がかかりません。
サイト経由の業者との契約であれば料金が割引になる、キャンペーンが適用される可能性もあるので利用をおすすめします。