七尾湾岸につくられた湯っ足りパーク内にある妻恋舟の湯は、屋形船を模した足湯で、万葉時代、能登の国司だった大伴家持の和歌に由来する。一度に30人ほどが座れる浴槽に足を浸けながら、七尾湾や能登島の景色を眺めることができる。
能登唯一の演劇専用ホール。無名塾を率いる俳優・仲代達矢氏と七尾市中島町との交流から誕生。舞台後部のホリゾントを開くと外の景色と舞台が一体となる仕掛けが大きな特徴。能登の自然風景を活かした臨場感あふれる演出によって、より深い感動を味わうことができる。無名塾をはじめ名だたる俳優陣や地元演劇科の高校生、市民劇団による多彩な公演が年間を通して行われている。舞台を使用していないときは、見学も可能(有料、要事前確認)。
海上に4本の丸太を四角錐に組み、その上に人が座る漁業用のやぐら。海中に仕掛けた網にボラの群れが入るのを待つ漁法から、ボラ待ちやぐらと呼ばれている。最盛期には、町内に40基を超えるやぐらが立てられていた。平成8年(1996)秋を最後に、この漁法を行う漁師はいなくなったが、平成24年(2012)の秋に漁が再開された。現在は、根木と中居のポケットパーク、潮騒の道の3カ所で、ボラ待ちやぐらを見ることができる。