由利高原鉄道は、羽後本荘駅から矢島駅まで全長23kmのローカル線で昭和60年(1985)までは国鉄矢島線だった。清流子吉川に沿って愛称「おばこ号」が走り、車窓からは鳥海山や美しい田園風景が続く。今では、珍しくなったタブレット交換や乗車券の硬券は健在。これを目当てに訪れる鉄道ファンも少なくない。秋田おばこ姿の列車アテンダントが1日1往復列車に乗務し、沿線の案内やグッズの販売を行っている。季節ごとのイベントや貸切宴会列車も好評。
本荘城(鶴舞城)[つるまいじょう]の史跡公園。約1000本のソメイヨシノが咲き誇る桜の名所で4月上旬~中旬には桜まつりが行われる。4月下旬から約1万株のつつじも楽しめる。
文政13年(1830)創業。蔵人を中心とした地元農家から成る契約栽培グループ『天寿酒米研究会』が酒造りは米作りからと三十余年に渡り研究を重ね、より良質の酒米を作り続けている。また撫子の花酵母で醸しあげた純米大吟醸鳥海山は、華やかな香りとジューシーな酸味が特徴で、55ケ国の日本国政府の在外公館で外国の賓客に供されており、IWCやワイングラスでおいしい日本酒アワードの金賞受賞等、国内外のコンテスト受賞歴も多数。見学は無料だが一週間前迄に予約が必要。『雪室開封』等のイベント企画も要チェックだ。