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田んぼに映る逆さ鳥海山とおばこ号
由利高原鉄道は、羽後本荘駅から矢島駅まで全長23kmのローカル線で昭和60年(1985)までは国鉄矢島線だった。清流子吉川に沿って愛称「おばこ号」が走り、車窓からは鳥海山や美しい田園風景が続く。今では、珍しくなったタブレット交換や乗車券の硬券は健在。これを目当てに訪れる鉄道ファンも少なくない。秋田おばこ姿の列車アテンダントが1日1往復列車(水・木曜を除く)に乗務し、沿線の案内やグッズの販売を行っている。季節ごとのイベント列車や貸切宴会列車も好評。令和5年(2023)3月に車両をリニューアル改装した「おもちゃ列車なかよしこよし号」では、5月から車内でイタリアン料理を愉しめるレストラン列車を定期運行。