道後温泉本館と並び愛媛県を代表する木造建築。正面に太鼓櫓[たいこやぐら]を据えた入母屋造の木造瓦葺2階建てで、大正5年(1916)に建てられた。老朽化のため取壊しの声もあったが、昭和60年(1985)に建築当時の芝居小屋の姿に戻った。
製蝋業で内子随一の豪商となった、本芳我家の分家の屋敷。鬼瓦やなまこ壁の主屋は明治中期の建造で重要文化財。隣接する収蔵庫には、内子および周辺地域の製蝋用具(重要有形民俗文化財)も収蔵(非公開)。展示棟では、木蝋の製造工程をビデオや用具類の模型を使って紹介している。庭側土蔵には、町並の情報展示や喫茶コーナーも併設。
嘉吉元年(1441)に創建された曹洞宗の古刹。文政7年(1824)に建てられた本堂に楠材を多く使っていることから伊予の楠寺とも呼ばれる。また、曹洞宗の本山永平寺を模していることから「伊予のミニ永平寺」とも呼ばれている。広い境内には本堂・禅堂・開山堂・霊集堂などが回廊で結ばれ、御開山一代記などの寺宝も多い。毎年3月15日に行われる涅槃会[ねはんえ]では稚児行列などがあり、内子の春の名物行事として知られている。平成10年(1998)建立の長さ10m、重さ200トンの巨大な石造涅槃仏もみどころ。