伝国の杜は、米沢市立「米沢市上杉博物館」と山形県立「置賜文化ホール」からなる合築施設。米沢市上杉博物館では、上杉家関連の資料を中心に米沢や置賜の歴史と文化を紹介。織田信長が上杉謙信に贈ったと伝わる国宝「上杉本洛中洛外屏風」は必見。他にも国宝「上杉家文書」、重要文化財「太刀銘一(号姫鶴一文字)」がある。
上杉謙信を祭神する上杉神社は、松が岬公園となっている米沢城本丸跡に立つ神社。「毘」と「龍」の軍旗が翻る、国登録有形文化財のアーチ式石橋・舞鶴橋を渡って本殿に向かうと、参道から少し奥に入ったところに上杉謙信公之像がある。上杉謙信は米沢藩上杉家の家祖で、等身大の像は昭和49年(1974)の建立。越後の春日山城の方向を向いて座る信玄は、右手に采配、左手に刀を持ち、像威風堂々として力強い姿だ。近くには名君として知られる米沢藩9代藩主・上杉鷹山(治憲)の像や、“独眼竜”として有名な伊達政宗の生誕の地碑もある。
米沢織の手織体験1100円~と、紅花染体験1100円~が気軽にできる染織工房。ショップ、カフェを併設。きものギャラリーでは、米沢織の展示・販売を行っており、見学もできる。