応神天皇陵古墳(誉田御廟山古墳)
古市古墳群中央部に位置する日本第2位の大きさを誇る前方後円墳。墳丘長は425mで、3段に築かれた墳丘の高さは36m、墳丘に盛られた土の量は143万立法mと推測され、体積では日本最大の古墳だ。築造時期は古墳時代中期(5世紀前半)と考えられ、築造時には2重の濠と堤がめぐり、周囲に陪塚が築かれた。墳丘や濠からは円筒埴輪や家、馬などの形象埴輪が出土。埋葬施設などは不明だが、宮内庁に第15代応神天皇の「恵我藻伏崗陵」として治定されている。世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産の一つで、秋にコスモス畑が広がる西側の外濠・外堤の跡地は国指定史跡。
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