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国祖社・額殿外観
榛名山南中腹に位置する、用明天皇(585~87)時代に創建されたといわれる古社。古くから山岳仏教・修験道の霊場として、五穀豊穣・雨乞いの神社として、榛名山信仰の参拝者を集めてきた。荘厳な雰囲気の漂う境内には、戦国時代、武田信玄が箕輪城攻略の際、矢を立て戦勝を祈願したと伝わる国指定天然記念物の矢立杉のほか巨木が林立。点在する社殿は、文化3年(1806)再建の本社・幣殿・拝殿をはじめ、国祖社、神楽殿、双龍門など6棟が国指定重要文化財だ。本社背後にそそり立ち、岩奥にご神体を祭る御姿岩は圧巻。