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達磨堂では達磨大師坐像を中心に古今東西の数々のだるまを展示
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霊符堂(本堂)では毎日方位除などの祈祷法要が行われる
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約320年前の頃から建つ茅葺の観音堂は、厄除け・子育て・子授けの観音様として信仰される
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建築家ブルーノ・タウトが昭和の初めに2年3カ月居住した洗心亭
高崎市の鼻高丘陵にある黄檗宗の寺院。室町時代末期から厄除けや縁結びにご利益のある観音菩薩像を祀った観音堂があり、そこに延宝8年(1680)、行者・一了居士が霊木で彫った達磨大師座禅像を安置したことから、達磨大師の霊地・少林山として知られるようになった。元禄10年(1697)、前橋城の裏鬼門を護るため、方位の災いを除くという北辰鎮宅霊符尊を本尊として開創。1月6・7日の「少林山七草大祭だるま市」は、江戸時代中期に第九代東獄和尚が木型を彫り、張子のだるまの作り方を村人に伝授、縁起物として売り出したことから始まる。星祭り御祈祷の関東随一の霊場で、境内には建築家ブルーノ・タウトが暮らした洗心亭もある。